台湾 玉山 3952m
- GPS
- 15:02
- 距離
- 21.4km
- 登り
- 2,182m
- 下り
- 2,166m
コースタイム
- 山行
- 4:53
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 4:56
天候 | とても良い天気。そして暑かったです、 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
台湾最高峰、そして東アジア最高峰の玉山に登ってきました。富士山よりも高く、日本統治下では日本最高峰の新高山として知られています。
1番高い主峰の周りに、北峰、東峰、南峰、西峰、前峰とあり、そのうち主峰と東峰に登頂しました。ちなみに台湾100座のうち2つに登ったことになります。
寒いだろうと覚悟して行きましたが、夜も含め、暑かったです。基本はTシャツ、上の方はシェルを着ていました。山頂で日の出を待つ場合は寒いのでダウンも必要でしよう。
駐車場は結構いっぱいでたまたま一台空いてたので助かりました。そこからビジターセンターまで徒歩で行き、手続きをします。必ず画面の写真を携帯で撮っておく事をお勧め、というか必ずしないと上で泊めてもらえないかもです。その後隣の警察署に行って手続きしたら完了です。
ビジターセンターの前からシャトルバスが出ますが、20分に一回、しかも7人しか乗れないので、複数人で来てる場合はトイレなどは交代で行き、まずは場所取りをお勧めします。100元でした。歩いて登山口まで行けますが、バスだとかなり楽できます。
登山口からはトラバース気味で緩やかに登っていく感じで、たまに葛折りでぐっと登る箇所もありますが、総じて登りやすい道です。右側から太陽が当たるので、そっち側が暑いです。道は整備されていて歩きやすいです。途中にあるトイレは緊急時のみの想定がよいです。なかなか臭いがきつかったです。
初日は山荘に泊まりました。寝袋を有料で貸してくれるのでそれを使うと荷物が減らせて良いです。ちなみに暑くて全く使いませんでしたが。ご飯はローカルフードですが、お腹いっぱいになります。お湯ももらえるのでそれを飲み物とします。
部屋は二段ベットですが何故かグループで場所が隣にならなかったりするので交渉して変えてもらうと良いでしょう。消灯は7時ですがその後も喋ってる人がいて、同行者が注意していました。朝食が1時から2時半なのでかなり早く起きることになります。みなさん日の出を山頂で見るために早起きなのかもしれませんが、3時に出ても山頂に5時前に着いて、そこから1時間以上待つ事になります。4時に出れば充分だとすると、朝食が早過ぎです。
山頂までは葛折りの急登です。酸素薄いのでかなり辛く、ゆっくりゆっくり登りました。
主峰から延びる東峰と北峰はどちらも往復で3時間かかるので行くとしてもどちらかひとつ。鎖場とかあってそこそこ難しいと言われている東峰に行く事にしました。最初はグングン下るのですが、最初の所でそっちじゃない、右側だよと他の登山者に言われ、そうか、そうかとそちらに行くと鎖場があり、なかなかの切れてるトラバースを進みました。しばらくすると先程教えてくれた人が、違う違う、そっちじゃなかったと叫んでおり、そうか、そうかと引き返しました。アドバイスはありがたいですが、100%信じず自分で確かめる事も大事だと思いました。あのまま進んでたら全く違うところに行ってました。
東峰は人が少なく、道も少しわかりにくいですが、踏み跡を辿って行けばなんとかなります。トラバースはざれているし、最後の登りはかなり急な鎖場です。槍ヶ岳と剱岳を足して2で割ったくらいの感じです。手足あるし、そこまで高度感もないので大丈夫ですが、普通の登山のつもりでくるとびっくりするかもです。ジャンダルムやダイキレットが大丈夫な人は少し物足りないくらいのレベルかと。
東峰から見る主峰は朝日に照らされてとても綺麗でした。帰りは主峰まで登り返しがあり、これがまたきつかったです。主峰からは長い下りで山荘での朝食のために急いでおりました。せっかく急いだのに朝食時間中なのに20分待てと言われて、仕方なく待つ事に。出てきたのは細い麺のスープ。意外と胃に優しく、食べやすかったです。
ここからの下山は距離にして8キロ。大した事ないはずなのに、すでに2つもピークに登ったせいか膝が笑っててとてもとても長く感じました。最後の2キロはもう辛かったです。(歳かな)
無事に100元のバスにも乗れ、駐車場まで戻ってきた時にはホッとしました。今回はどうしてこんなに疲れたのか。酸素不足もあるかもしれませんし、最近ハードな山登りしてなかったからかもしれません。
他に同じ日程で登った日本人グループは3名、2名、1名の3グループでした。前後日程でも何組かお見かけしました。
総括として、とてもいい経験になりました。海外登山の経験がないわけではないけど、こうしてわざわざ登りにいったのは初めてですし、やはり4000メートル近いと酸素薄いし、きつく感じたので、いつか行きたい6000メートル級にはしっかりと準備して臨まないとと改めて思った次第です。
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