【台湾】玉山主峰・前峰・西峰・東峰
- GPS
- 21:04
- 距離
- 36.8km
- 登り
- 4,616m
- 下り
- 4,534m
コースタイム
- 山行
- 8:41
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 9:58
天候 | [31日]晴れのち曇り&ガス [01日]曇り一時小雨(ほとんど降られず) |
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過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
バス 嘉義駅→阿里山転運站→上東浦(東浦山荘) ※嘉義駅→阿里山転運站は、観光客が多い時はすぐに乗れない場合あり(予約が無難かも) ※阿里山転運站→上東浦は3駅で予約出来ないが、利用者はそれほど多くない模様 ■送迎バス 東埔駐車場から塔塔加登山口の楠渓林道は管制道路で一般車両入場不可。徒歩または送迎バスにて登山口へ 送迎バス運行サービス時間は6時から18時、片道NT$100 https://www.ysnp.gov.tw/Jp/Trail/7fa5c242-df1a-4a8e-bcab-32dc55b1f7b6?Tab=5 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山申請 外国人枠があり、4ヶ月前から先行申込可(入山日に受付許可証交付、現地支払480TD) ※許可証は受付後に画面キャプチャを撮り、拝雲山荘で画面を見せる 下山後、メールが届き、下山通知を行う https://www.ysnp.gov.tw/Jp/Trail/7fa5c242-df1a-4a8e-bcab-32dc55b1f7b6 |
その他周辺情報 | ■宿泊 [山中]拝雲山荘 https://npm.cpami.gov.tw/en/index.aspx ※シュラフ、食事は別途申し込み [前泊・後泊]東埔山荘 https://dongpusky.tw/ 15:30Check-in 9:00Checkout ※食事提供なし、カップラーメンは販売している ※予約は1ヶ月前から可 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
マフラー
ネックウォーマー
毛帽子
着替え
靴
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
水筒(保温性)
食器
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
チェーンアイゼン
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感想
数年前から登ってみたいと思ってた玉山、事前申請が必要で入山人数が限られており、ガイドがいる?ツアーでないと行けない?とか情報も曖昧で1月からは閉山期とも…。ネットで行った人の情報や行ったことがある人に質問したりしてみたが、なかなか思うようなものではなかった。
台湾や中国語はもとより英語も単語程度しか分からないので、許可申請や山荘予約、食事やシュラフの申し込みなど翻訳アプリを活用(翻訳結果も怪しかったが…)して何とか乗り切る。
1番はアクセス問題で登山口までのバスが1便しかなく、希望の登山計画では入山、下山とも時刻が合わない。タクシーは高いし、レンタカーも考えたがタクシーと変わらない上、左ハンドルの右側走行だと事故りそう…って事で却下(JAFで現地有効の免許証の発行可)
調べると登山口近くに山荘がある。コチラも翻訳アプリで頑張って申し込み何とか思う登山計画で行けそう。
次に気になるのは山の状況。12〜1月の台湾の気候を調べたら丁度日本の秋くらいの気温だったが富士山よりも高い山だし気温は氷点下、雪も降るらしい。どの程度の装備をすればよいのか悩みに悩み、冬山の装いにスリーシーズン登山靴(ホントは荷物になるのでローカットで行きたかったが…)、チェーンアイゼン、テムレスを念の為準備した(結果としてテムレス必須だった!)
コースタイムも日本と同じ感覚なのか分からないし高山での影響もあるから読めないが、折角だからと欲張って、とりあえず初日に前峰、時間があれば西峰に行く計画にし、翌日は主峰と東峰、余裕があれば北峰も…とした。
初日予定通り、前峰、西峰と登ったが山荘を超えてから身体の疲労が強くなる…少し歩いては立ち止まり深呼吸を繰り返す、目も焦点が合いにくい。たぶん、空気が薄い影響だ。小屋に戻ってからも軽い高山病でムカムカして食事が食べれない。結局体調が悪いまま頭痛薬を飲んで早々にシュラフに潜り込む。
翌早朝、体調が持ち直せたのでスープとミルクティを飲む。小屋に不要な荷物をデポして高山の影響で行動が遅くなるのを考慮して予定より少し早めに出発した。
山頂直下は風も強く岩も鎖も凍結してた。山荘までの様子から山荘にチェーンアイゼンを置いたまま出発したので、鎖を掴んで滑らないように慎重に登った。
他の登山者達は主峰手前で夜明け待ちをしているようだったが、じっとしてても寒い(持ってったカイロ一つをポケットに小さいカイロを両手首に貼り付けた)ので私は予定通り東峰へ向かう。
東峰への道のりは高度3800mオーバーをアップダウンしながら長い鎖のある岩場を進む。ざれた箇所で少々迷いかけた箇所があったりした。折り返し途中、何度も苦しくなり立ち止まって呼吸を整える。
東峰往復では誰にも合わなかったので、この日東峰に行ったのは私だけかも知れない。
主峰への折り返し、長い鎖場のアップダウン、少し進んでは立ち止まるを繰り返し、通常の1.5倍以上かかった気がする。
もちろん、そんな状態なのでオプションの北峰は諦めた。
山荘に戻り、少し休んでデポした荷物をザックに詰め込んで下山開始。登山口まで6キロくらいだと思った道のりは8キロ…ずーっと3000mオーバーを進むので普段以上に疲労感があり、8キロがより長く感じた。
バスのピックアップに間に合わなかったら…と心配もしてたので登山口に余裕をもって到着出来た時、心底ホッとした!ホント疲れました〜
PS:
軽い高山病で休めば翌日は歩くには歩けるけど、今回と過去を思い返すと私のボーダーラインは恐らく3300m辺りだと思われる。
体調が悪い時、英語の流暢な台湾の女性が小屋の方に事情を説明してくれた。翌日、ピークハントの後小屋に戻ると小屋の方が前夜に食事が出来て無かったからとパイナップルケーキをくれた。人々の親切に感謝。
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