記録ID: 62376
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無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖
御殿山〜富士見山
2010年05月01日(土) [日帰り]
- GPS
- 09:10
- 距離
- 24.1km
- 登り
- 2,530m
- 下り
- 2,782m
コースタイム
07:30 新倉集落
08:30 茂倉集落登山口
09:55 十谷峠
10:35 御殿山山頂
12:00 富士見山山頂
15:15 矢細工登山口
16:40 早川橋バス停
08:30 茂倉集落登山口
09:55 十谷峠
10:35 御殿山山頂
12:00 富士見山山頂
15:15 矢細工登山口
16:40 早川橋バス停
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年05月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
早川町の新倉集落から茂倉集落までは舗装された林道を登っていきます。 茂倉集落のゲートを通過して暫くすると登山道を使って十谷峠に向かう 分岐があります。分岐から少し下ると河原に出ますので徒渉が必要です。 水量は多くありません。渡渉後の登山道取り付きも小さな看板があるだ けですので見落とさないように注意が必要です。 十谷峠への登山道はあまり歩かれていないようでかなり荒れており、崩 壊地のような所も何回か通過します。十谷峠までマーカーのようなものは ありませんので地形図を見ながらルートを失わないように注意が必要です。 1/25,000の地形図に記載された登山道と実際の登山道は少しずれている 所があります。 十谷峠から御殿山を経由して富士見山へ至る道はアップダウンを繰り返し ますが、稜線を辿る道ですので道を失う事はないと思います。御殿山の山頂 付近には南アルプス側を見渡せるベンチが設置されています。富士見山山頂 の手前にある展望台からは富士山や南アルプス南部から北部の眺望が見事で す。このルートで最も眺望の良いポイントです。富士見山山頂には眺望はあ りません。 富士見山山頂から南に向かうルートは殆ど歩かれておらず荒れています。 1/25,000地形図に記載されている矢細工集落方面に降りる登山道はほぼ廃道 同然で、稜線からの下降点に指導標もありません。ザレた急斜面の樹林帯を 下ったあとは何度も急斜面の沢筋をトラバースしなければならず、支点を確 保するのも困難な急斜面をトラバースしなければなりません。水量の多い沢 筋を下りたくなりますが、地形図から察するに沢筋を下るとやがて滝のよう な崖を通過する可能性が高く、そのまま下ってしまうと大変危険です。 急斜面をトラバースするとようやくマーカーを確認する事ができましたが、 およそ登山道とは思えないザレた急斜面を下っていく感じです。ロープが 渡された個所が2ヶ所ほどあったのでかろうじて登山道と認識できますが、 マーカーが無ければただの崖としか思えないような斜面を下っていきます。 やがて矢細工集落の廃村付近に出ますが、登山口を示すような標識は何も ありませんでした。 矢細工集落まで降りてこられればあとは舗装道路を下っていくだけです。 最寄りのバス停がある早川橋まで下って、そこから奈良田行きのバスに乗 って新倉集落にデポした車を回収しました。 富士見山から矢細工集落に降りる登山道は完全に廃道で、踏跡も全くあり ません。一般向けの登山道とはかけ離れておりますので使用されない事を お勧めします。 |
写真
撮影機器:
感想
五月晴れの天気が予想されましたので、南アルプス前衛の富士見山を歩いて
きました。一般にはなじみの薄いと思われる早川側から登って身延方面に下
るルートを使いましたが、マイナー過ぎて低山とはいえども非常に緊張する
山行となりました。
富士見山の尾根からは笊ヶ岳から農鳥岳に至る白根南嶺や、その後方に位置
する南アルプス南部の本嶺を望む事ができます。奥深いこのあたりの山々を
近くから望む事ができるルートは数多くはありませんが、今日は快晴の天気
に恵まれて気持ちの良い山歩きになりました。ただし、富士見山から下山す
る前までは・・・です。
矢細工集落に降りるルートは二度と使いたくないですね。。。
矢細工集落から早川橋までは新緑の里山が大変綺麗でした。
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コメント
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teriさん
富士見山は、旧中富町の句碑の里側から登っていますが、こんなルートも渋いですね。
真似できません。
バスの時刻とかきちんと調べておかないと大変ですね。
富士見山は、富士山も見えますが、南アルプス南部を眺めるには、良いところですね。
Y-chan
Y-chanさん、
きっと私は欲張りなんだと思います。一つの山のいろんな
側面を見てみたいと思うと、どうしてもピストンでは物足
りなくなってしまい、裏も表も感じられるルートを探して
しまいます。いつも目的の山を決めたら何日も地図を眺め
て満喫できるルートを考えています。
とは言っても廃道のようなルートを歩くのは週末の趣味を
越えてしまいますので今回はまずかったなぁと反省してい
ます。
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