松代ハイキング・アートめぐり（まつだい棚田ハウス⇒松代神社⇒松代城跡⇒まつだい駅）

2023年12月03日(日) [日帰り]

• GPS: 03:14
• 距離: 7.3km
• 登り: 217m
• 下り: 240m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:09
• 休憩: 0:05
• 合計: 3:14

距離 7.3km 登り 217m 下り 250m

9:29 スタート地点
11:19 11:24 松代城山
12:43 ゴール地点

【コースのおすすめポイント】
�，泙弔世け惻�辺の里山散策は、里の一部として鎮座している松代神社、
　いたるところにある水田とそこに映り込むまち、畑仕事をする人びと、
　自然の中での人びとの暮らしを巡らせてもらえる。
�△泙弔世ぁ崘隻饌罅廛侫�ールドミュージアムは、
　冬季は正式には公開していない作品も多いけれど、散策はできる。
　林の中にアートが一部になっていたりして、楽しい。
��松代棚田ハウス、地場食材をたくさん使ったごはんが美味しくて、
　学校に泊まっているようなワクワク感を味わえるおすすめの宿。
�け杆紊泙弔世のせ蛙�堂、こちらも地場食材をたくさん使った食堂。
　水色で統一された店内、空や天井が映り込むテーブルがオシャレ。

【コースの注意したいポイント】
�．侫�ールドミュージアムについては、私は今回、いくつかの作品を
　見て回ってしまったのですが、原則屋外作品を観覧できるのは
　5月〜10月だったようなので、松代城山など、散策だけをするのは良いのか、
　悩ましいところですが、注意が必要だなと思いました。
��一部アートの位置がGoogle Mapなどで間違っているので注意。
　「D014：雪国の杉の下で」などは実際に間違っていました。
�Ｅ澣┐蓮⇒呂韻�けの残雪×落ち葉×斜面でめっちゃ滑るので注意。
　松代城山のピークなどはまさにそれでした。諦めました。
　アート作品巡りでも一部そういう局面ありました。

■おすすめアート作品

【D014：雪国の杉の下で】
ずっと見て見たかった作品。やっぱり好みだった。杉と共生して息づいている生きもののようなオブジェ。Google Mapの位置と違うので注意。「D013：あたかも時を光合成するように降りてきた 〜レッドデーターの植物より」の近くにありました！

【D011：平和の庭】
これも見て見たかった作品。池を取り囲むように、蓮の花のような、手のひらのような、丸みを帯びた可愛らしい生きものが咲いている。

【D013：あたかも時を光合成するように降りてきた 〜レッドデーターの植物より】
最初はノーマークだった作品だが、林の中にいるのを見て、ワクワクした。まさに植物の形態をしていた。

【D-368：王国】
丘の上から発見した時はちょっと感動した。周囲に生えている木と同じような木で作られた作品なので、誰かが、ここに王国を築いてみようとしたのかな、と思えるような。100年後、1000年後には、土の一部になっているかもしれない。

天候

曇り時々みぞれ

アクセス

利用交通機関：

電車

前日に現地入り、キョロロ・美人林からタクシーでまつだい棚田ハウスへ。松代のまちを歩いて回って、まつだい駅まで。まつだい駅からは14:42発ほくほく線に乗車、上越湯沢から新幹線。

コース状況／危険箇所等

【残雪・濡れ落ち葉×傾斜注意】
ほとんどは整備されたロードを歩きましたが、松代城跡から松代城山への細尾根は溶けかけの残雪と濡れ落ち葉でザザーッと滑る状態だったので諦めました…。その他も残雪と濡れ落ち葉で滑りやすくなっている箇所あり。注意されたし。

【冬季はフィールドミュージアムの散策注意】
フィールドミュージアムについては、私は今回、いくつかの作品を見て回ってしまったのですが、原則屋外作品を観覧できるのは5月〜10月だったようなので、松代城山など、散策だけをするのは良いのか、悩ましいところですが、注意が必要だなと思いました。

【迷いやすい箇所あり】
アート巡りは、落ち葉や草で埋まって道なのか分からない道を行く感じでしたので注意。うっかりザクザク行くと斜度的に無理、ってことも。Googleマップでアートの位置を確認しながら、目で見て歩けるか歩けないか確認しながら進みました。

【Googleマップでアートの位置間違ってる箇所あり】
「D014：雪国の杉の下で」の位置が間違っていました。

その他周辺情報

■松代棚田ハウス
松代中学校の冬季宿舎を改装した宿泊施設。控えめに言って最高。まず、ご飯が本当に美味しかった！地場の野菜などをできる限り使った、丁寧な料理。そして、学校に泊まっているかのようなドキドキワクワク感。2段ベッドの上の段を、ロマンと暖を求めて使いました（笑）冬季におすすめの宿です。
https://tanada-house.matsudai.jp/
■越後まつだい里山食堂
農舞台、の建物内にある食堂。これも地場のものをたくさん使った料理が本当に美味しかった…！！おしゃれ過ぎてひとり山の恰好で入るのすこーしだけ気おくれしたのですが、全然大丈夫だった。あたたかく迎え入れてもらいました。
https://www.echigo-tsumari.jp/travelinformation/satoyamashokudo/
■道の駅「まつだいふるさと会館」
まつだい駅が、道の駅になっていて、大きなファミマ、お土産処「ふるさと」、「きくやキッチン」などが入っていますが、非常に便利です。トイレも綺麗。「ふるさと」では、地場ジビエ、地場の米、お菓子、酒など、色々買えます。
https://www.tokamachishikankou.jp/spot/matsudai_hurusatokaikan/
■山ノ家カフェ＆ドミトリー
夏に行ったときに泊まらせていただいたドミトリー。ここも料理が本当に美味しかった…！！朝ごはんプラス1000円でつけたのですが、最高でした。冬季は休業されているのですが、今度はカフェにも行きたい。
http://yama-no-ie.jp/
■きくやキッチン
ここも夏に行ったときに昼ごはんを頂いた場所。「まつだいプレート」を頂きましたが色んなものがちょっとずつ、で本当に見た目も楽しく味も美味しく。また夏季に行ったら寄らせてもらいます。
https://tabelog.com/niigata/A1504/A150403/15020634/dtlmenu/photo/?sby=D　

写真

12/2 17:20

松代棚田ハウスでの一泊。2段ベッドが2つ。1人で独占。わくわく。流石十日町、非常に寒く、26度に暖房をセットしたが1階部分はめちゃさむい、ので、ロマンと暖を求めて上の段で寝ました。上の段にもライトも充電設備も完備されてて使いやすかった！

12/2 17:21

洗面台。学校に泊まっているような背徳感。

12/2 18:33

夜ご飯！！！！色んなものをちょっとずつ。丁寧で、美味しい。地場の野菜もたくさん使われている。イトウリ、菊芋、ニンジン、大根…本当に嬉しかった。

12/2 19:12

食堂。合宿、修学旅行感があってわくわくする。

12/3 6:53

棚田ルーム。自由に使える部屋とのこと。

12/3 7:20

棚田ルームから見える棚田。朝の雲と光に包まれ、残雪も相まってめちゃくちゃきれい。

12/3 7:35

朝ごはん！！！これまた美味しかった…イトウリがまた違う味付けで出てきたのが、全然また違う感じがして美味しかった…サイコロ大根の味噌汁も美しく美味しく、十日町のお米も美味でした。

12/3 9:28

チェックアウト。松代棚田ハウスの概観。

12/3 9:32

玄関から、松代中学校の校舎が見える。学校内なんだなと思うとちょっと面白い。誰もいない、静かな朝の学校の敷地。

12/3 9:36

水田がいたるところにあって、まちが映っているのが楽しかった。

12/3 9:36

松代棚田ハウスが、水田に映っている。

12/3 9:38

里山を映した水田。

12/3 9:41

鮮やかな黄緑色の苔。

12/3 9:41

きれい。良い色。

12/3 9:43

ぐるーっと、緩やかにロードを登っていきます。

12/3 9:45

残雪、ガマ、丘、少しだけ残った紅葉。

12/3 9:46

水田と里山。

12/3 9:48

残雪のある丘が、何とも言えずきれい。

12/3 9:50

目の前には松代棚田ハウスの背後。朝の雲が里を包んでる。

12/3 9:52

これまた立派な苔！もこもこしてて可愛い。

12/3 9:56

カキの木と、木造の風情ある家。なんだかお気に入り。みなさん、朝から家の前の畑に出てきて、お仕事されていた。声を掛け合ったりもしていて、自然の中で暮らしている人びとの生活を感じられた。勝手に感動してました。

12/3 9:57

目的のひとつ、松代神社！丘ひとつが神社、っていうこれ、何気ない事なんだけど、すごく美しく見える。

12/3 9:59

松代神社への階段。

12/3 10:00

苔むした石段に、ブナやスギの葉。

12/3 10:02

松代神社。

12/3 10:03

振り向いたら、なんとも美しい景色が。鳥居やスギの木がシルエットになっていて、向こう側は朝の雲に包まれた白んだ里。

12/3 10:03

好きすぎて、同じような写真を横向きでも撮る。

12/3 10:06

スギの木、樹皮が紫色がかってて、緑の苔が映える。

12/3 10:06

見上げてもカッコイイ。

12/3 10:07

スギの切り株。これまた紫×緑がイイ。

12/3 10:08

ブナの木？残った葉の黄葉が美しく、向こうに里が見えるのも良いなあ。

12/3 10:19

しばらくは大きな通り沿いを歩いてきて、この交差点を渡ってまっすぐ進みます。

12/3 10:22

この橋を渡って、緩やかに左斜め前方向に、ロードのダラ坂を登っていきます。

12/3 10:30

かなり登ってきた。里が見渡せる。

12/3 10:34

紅い枝！きれい。ミズキ？

12/3 10:40

分岐。右手の道をゆきます。

12/3 10:43

石垣がぐるりん、となっている。なんだこれ。面白い。

12/3 10:43

濡れたロードに、スギの枝葉。残雪。ゆっくり登っていく。

12/3 10:48

スギ林を抜けると少し明るく。

12/3 10:49

クジャクシダ…？

12/3 10:50

前方、山の上に松代城（城風の建物）が。

12/3 10:51

棚田。

12/3 10:51

城山って感じだ。

12/3 10:54

池にも松代城が映っているショットを狙ってみた。

12/3 10:54

暑くなってきた。汗をかきすぎると危険なので、あの東屋でちょっと着替えよう。

12/3 11:05

ウサギの足跡だ！！！！生物分類技能検定で散々暗記したやつ。

12/3 11:06

【D016：木】から覗き見る、松代城。

12/3 11:08

車でこの道を進もうとした地元の方に、話しかけられた。松代城を見に来たけど道が細いから怖くてやめておこうと思って引き返してきた、と仰っていた。去り際に「クマ出るから気を付けてね」と言われた（この後めっちゃクマと出会った時の対処の仕方を妄想した）。

12/3 11:12

折り返し地点。

12/3 11:14

松代城が見えてきた。良い尾根だなあ。

12/3 11:16

少し紅葉も残っていて、残雪もあって、すごくいい尾根の景色。

12/3 11:20

雪雲がやってきたけど、遠くにまだ山が見える。

12/3 11:20

こちらも遠くまで山がまだ見える。この後、松代城山ピークハントにもチャレンジしたけど、落ち葉×溶けかけの雪×斜面×痩せ尾根で、めちゃくちゃ危なかったので、敗退。いやー、舐めちゃいけない。また別の機会に…！

12/3 11:42

降りてきた。これは…アオツヅラフジの残った実では？！古くなると、こんなに真っ青になるんだ。

12/3 11:54

ここからはアート巡りです。ただ、11月以降は原則屋外アート作品は観覧禁止だったようで…私は今回知らずに入ってしまったので、今度からは5月〜10月に入るようにしたいと思います。左手の道を入っていき、丘に登り、細い尾根を進んでいくと…

12/3 11:58

【D368：王国】が見えてきた！しかし、これ、完成された形じゃないみたい。でも私は楽しんだから良いんです。なんかあまりに馴染み過ぎてて、誰かが周りの木を使ってここに王国を築こうとしたのかな…なんて思ったり。

12/3 11:59

こんな細い尾根をドキドキしながら進み、右手方向へ降りていくと…

12/3 12:01

目の前で見ることもできます。

12/3 12:03

登って戻ってきたら、めちゃくちゃ可愛い実と出会った。これなんだ？！可愛すぎる…名前が分からない…

12/3 12:06

今度はこちらの道を進みます。

12/3 12:08

道はこんな感じ。冬季は整備されていないから本当はきちゃいけないんだね。斜面×濡れ落ち葉×残雪は怖い。

12/3 12:09

【D011：平和の庭】、これも見て見たかったのだ〜嬉しいな。池を囲むように、蓮なのか、手のひらなのか、丸みを帯びたかわいい生きものが咲いている。

12/3 12:10

このフォルム、よき。

12/3 12:19

今度はこの細い道を渡って…

12/3 12:21

スギ林の中を下っていく。

12/3 12:25

【D013：あたかも時を光合成するように降りてきた 〜レッドデーターの植物より】に出会えました！

12/3 12:24

植物好きな人がつくったに違いない。

12/3 12:26

向こうに尾根が見えているのもよい。

12/3 12:27

また下っていくと、Google Mapで位置が間違っていたので、もうこの作品はなくなってしまったのかとガッカリしていた作品が…！これが一番見たかったやつ！【D014：雪国の杉の下で】に会えました。

12/3 12:29

杉と共生して、息づいているような。

12/3 12:29

この小さい子も可愛い。杉のお母さんにくっついている。

12/3 12:32

雪で？根元が曲がったスギの並木に、道祖神さま。杉並木の外側の里は白んで見えるのがカッコイイ。

12/3 12:32

楽しいハイキングだった。

12/3 12:34

こちらは【D001：棚田】。夏に楽しませていただいた。雪の中の様子を見たかったけど、考えて見りゃ4m積雪あったら壊れるから冬季休止するのは普通ですね。また冬が明けたら会いたいな！

12/3 13:17

ということで…【D055：カフェ・ルフレ】という作品でもある、「越後まつだい里山食堂」で里山ビュッフェを満喫！！地場野菜を使ったチーズフォンデュ、地場のポークが入ったカレー、またまた糸ウリのピリ辛炒めなど、頂きました。美味しい…

12/3 13:17

外の景色と、カレー。十日町って…どこで何食べても丁寧で、美味しくて、地場のものを大事にしてるんだけど…すごいな。いいところだな。

12/3 13:59

食後のコーヒー。1泊2日の荷物を全部入れてくれた私の相棒のリュックと一緒に。空も晴れて青空が映りだした！

12/3 14:12

雨、雪があがって、パーッと晴れてきた。きれい。これにて、まつだい駅周辺散策終了！本当は、5月〜10月のみ観覧可だった作品もあったようなので、要注意でした。松代城や、城山には行っても良かったのかな…？立ち入り禁止にはなっていなかったので、判断が難しいところですが、危険もあると思うので、今度からはそのように心がけたいと思いました。とにかく、また散策にきたいと思いました！ありがとうございました。

撮影機器：

d-02K HUAWEI

装備

個人装備

長袖シャツ(ウール) 長袖インナー(フリース) 防寒ベスト ダウンジャケット スパッツ ズボン 靴下(薄手) 靴下(厚手) アウター手袋 防寒着 雨具 ネックウォーマー 冬用帽子(耳カバー付き)靴 ザック サブザック 行動食 飲料 予備電池 保険証 携帯

備考

装備は完璧だった。靴下も2枚重ね、私的には人生最上の極寒用装備（ほんものの雪山登山とは比べ物にならないだろうが）。松代城山への登りで暑くなってきて、ベストを脱いだり、帽子の耳カバーをたたんだりして調節して、ちょうどよくなった。

感想

rasras_japan

「松代棚田ハウス」での一泊、そしてまつだい駅周辺の里山散策からの、まつだい「農舞台」フィールドミュージアム散策をしてきました！「松代棚田ハウス」は、本当に本当にごはんが丁寧で美味しくて、そして松代中学校の敷地内にある宿舎を改装した建物ということで学校に泊まっているようなワクワク感が楽しめる、楽しくあったかい宿でした。最高でした。そして、まつだい駅周辺の里山は、残雪も相まって非常に良い雰囲気で、自然の中で人びとが生きている、暮らしている、その人びとにとっては当たり前の日常の中を巡らせていただけて、心が静かに満たされました。フィールドミュージアムでは、夏に見たかったけど見られなかった作品を見ることができて、松代城跡からは素晴らしい景色を見ることができて、本当に楽しかった。またちがう季節にも行きたいです！