初冬の仙ヶ岳【7年振りに南尾根から周回】
- GPS
- 08:43
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 1,180m
- 下り
- 1,174m
コースタイム
- 山行
- 7:23
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 8:43
天候 | 晴 【気温】石谷川林道終点:6℃ 仙ヶ岳:8℃ 白雲の滝:9℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
仙ヶ岳登山口バス停から茶畑を抜け林道へ入ると狭い凸凹道になり、 石水溪からの登山道を左から併せた突き当りが石谷川第二堰堤上部と なり、林道のふくらみに駐車。(5台は駐車可能かな?) |
写真
感想
今回は全て一般道で仙ヶ岳を歩こうとの誘いに記憶を手繰ると、南鈴鹿に
目が向いて、紅葉の時期に仙ヶ岳の南尾根と白谷コースを初めて
歩いてからもう7年もご無沙汰していた。
すでに紅葉の季節は終わり冬を迎えてしまったが好展望の尾根歩きが
楽しみだ。
凸凹の林道を石谷川第二堰堤へ向かうとすでに3台の車で駐車スペースは
埋まっていた。「白糸の滝」へ向かう登山道の脇に駐車して林道を
登山口へ向かうと先ず目に入ってくるのは朝陽に照らされた鬼ヶ牙の
東峰だ。歩を進めるに従い姿を現す南峰、そして北峰の山頂を眺めながら
小矢場峠を過ぎると現れる道を塞ぐような落石も7年前と変わらぬ
状態だった。
営林小屋の跡地から滝谷不動を目指し、イタハシ谷を上流へ向かうと
残る記憶と変わらぬ道標やマイナールートの様な谷道が続いていた。
躊躇しながら渡った橋はすでに崩れて無くなり、ナメ滝を下部から
迂回する様なコースに道が変わっていた以外は、迫る岸壁、次第に増す
傾斜など、概ね記憶と景色を照らし合わせながら南尾根の鞍部まで
上がる事が出来た。
南尾根は長いイタハシ谷を登りきった鞍部からやっと始まるが、
特徴は5回ほど現れるピークを越えながら東峰の「仙の石」に到着する
アップダウンの繰り返しと恵まれた展望だ。
冬の到来を実感する冷たい風に吹かれながらP5、P4と越えて行くに従い
展望が広がり、獅子岩と言われるP1を越えると仙ヶ岳から続く御所平〜
ベンケイ、うぐい川を越えたサクラグチから横谷山〜能登ヶ峰へ続く
U字稜線が間近に望める。
「仙の石」を僅かに東へ進んだ陽当たりの良い斜面で風を避けて食事を
摂ったあと、東峰に寄ってみると随分展望が良くなっていた。
突端が伐採され雨乞岳〜鎌ヶ岳〜入道ヶ岳など主脈や県境稜線が
一望できる展望地になっていた。
最高点となる仙ヶ岳西峰で鈴鹿の山並みを満喫した後、僅かに戻った
鞍部から白谷へ下る。道の無い伏流の谷芯がルートになる為、
谷底に埋まった落ち葉に隠されたトラップから逃げたり、不安定な岩ゴロ
に難儀しながら慎重に下るが大堰堤を過ぎた御所谷の出合いまでが
やけに長く感じたが、まだ距離的には1/3ほど残っていそうだ。
やっと緩やかになったと感じる辺りから左岸の尾根下に付けられた道へ
出ると白谷も終盤で、崩壊した尾根下を不安定なアルミ梯子で迂回すると
しばらくして解体された営林小屋の跡地に出て、長く感じた白谷コースも
終了。跡地の奥で見られる「白雲の滝」や「山の神」を眺めながら休憩を
取り林道を戻る頃には陽も傾きかけ、駐車地に戻った時には他の車は
残っていなかった。
【久しぶりに歩いた南尾根は相変わらず魅力的だった。
高度感を感じながら岩稜のアップダウンを繰り返し、最後は一転して
穏やかな雰囲気に変わり仙の石に到達する。その終わりようが今回も
爽快な尾根歩きを感じさせてくれた。】
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