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Yamareco

記録ID: 6262430
全員に公開
ハイキング
中国山地西部

阿弥陀山 黒谷峠から黒谷へ

2023年12月09日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:50
距離
7.7km
登り
554m
下り
702m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:43
休憩
0:04
合計
4:47
距離 7.7km 登り 558m 下り 703m
10:31
29
林道
11:00
11:04
35
11:39
58
黒谷峠
12:37
63
黒谷集落
13:40
32
イオキリ滝
14:12
石ヶ谷峡入口
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
湯来大森神社の駐車場に駐車。帰りは、広電バス石ヶ谷峡入口14:25発五日市駅南口行で大森下車。
コース状況/
危険箇所等
阿弥陀山へは、林道までは植林地の中の急登、林道からはクヌギ林の中の急登。阿弥陀山から黒谷峠へも明瞭。電波塔からは中電の鉄塔巡視路。黒谷峠から黒谷集落への谷沿いの道は、ほぼ消滅している。黒谷集落から菅沢の石ヶ谷入口までの黒谷川左岸の道は残っているが、崖では悪くなっている個所が複数ある。
その他周辺情報 石ヶ谷峡入口に郷土料理もみじ。
大森から阿弥陀山。8合目の林道から下部が杉の植林で緑色、上部は伐採後のクヌギの二次林で落葉して茶色になっている。
2023年12月09日 09:35撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
12/9 9:35
大森から阿弥陀山。8合目の林道から下部が杉の植林で緑色、上部は伐採後のクヌギの二次林で落葉して茶色になっている。
暗い杉林の急登のあと、林道に出て少し左に歩くと、登山道(憩いの森遊歩道)がある。
2023年12月09日 10:31撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
12/9 10:31
暗い杉林の急登のあと、林道に出て少し左に歩くと、登山道(憩いの森遊歩道)がある。
落葉したクヌギ林越しに東郷山と寒山を望む。明るくて眺めがよい登りだ。
2023年12月09日 10:35撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/9 10:35
落葉したクヌギ林越しに東郷山と寒山を望む。明るくて眺めがよい登りだ。
赤い樒の実と、下には伏谷の村。
2023年12月09日 10:51撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/9 10:51
赤い樒の実と、下には伏谷の村。
阿弥陀山頂上。阿弥陀山西峰方向は、笹のきりあけ道を進む。気持ちの良い稜線歩きだ。
2023年12月09日 11:00撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/9 11:00
阿弥陀山頂上。阿弥陀山西峰方向は、笹のきりあけ道を進む。気持ちの良い稜線歩きだ。
植林地の広い尾根を西にくだる。途中の電波塔からは広い中電巡視路を辿る。
2023年12月09日 11:29撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/9 11:29
植林地の広い尾根を西にくだる。途中の電波塔からは広い中電巡視路を辿る。
黒谷峠の鞍部から笹藪を分けて北に下り、黒谷集落へ降りる。
2023年12月09日 11:36撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/9 11:36
黒谷峠の鞍部から笹藪を分けて北に下り、黒谷集落へ降りる。
途中で林道を横切って、さらに藪をくだる。
2023年12月09日 11:39撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
12/9 11:39
途中で林道を横切って、さらに藪をくだる。
道はほぼ消滅しているので、谷沿いに下っていく。
2023年12月09日 12:02撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/9 12:02
道はほぼ消滅しているので、谷沿いに下っていく。
黒谷源流の3m滝。岩が黒いから黒谷か。
2023年12月09日 12:12撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/9 12:12
黒谷源流の3m滝。岩が黒いから黒谷か。
集落に近づくと、田畑跡の石垣が現れ、道も明瞭になった。
2023年12月09日 12:20撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/9 12:20
集落に近づくと、田畑跡の石垣が現れ、道も明瞭になった。
黒谷保存会による黒谷マップ。現在地周辺は家や別荘が残っているが...
2023年12月09日 12:37撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/9 12:37
黒谷保存会による黒谷マップ。現在地周辺は家や別荘が残っているが...
黒谷川左岸沿いの道を下っていくと、廃屋がいくつか現れる。
2023年12月09日 12:41撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/9 12:41
黒谷川左岸沿いの道を下っていくと、廃屋がいくつか現れる。
ススキに覆われた道だが、たどることはできる。右下には荒れた棚田の跡があった。
2023年12月09日 12:43撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
12/9 12:43
ススキに覆われた道だが、たどることはできる。右下には荒れた棚田の跡があった。
道沿いに立つ墓は、崩れつつある。
2023年12月09日 12:50撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/9 12:50
道沿いに立つ墓は、崩れつつある。
崖沿いは立派に石垣で補強されていた。昔は菅沢と結ぶ立派な道だったのだろう。
2023年12月09日 12:56撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/9 12:56
崖沿いは立派に石垣で補強されていた。昔は菅沢と結ぶ立派な道だったのだろう。
黒谷集落から少しくだった黒谷川の渓相。まだ村の中の川といった感じだ。
2023年12月09日 13:00撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/9 13:00
黒谷集落から少しくだった黒谷川の渓相。まだ村の中の川といった感じだ。
滝が見えたので、がけを降りてみた。4m滝と、
2023年12月09日 13:09撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/9 13:09
滝が見えたので、がけを降りてみた。4m滝と、
その下に続く2m滝。
2023年12月09日 13:15撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/9 13:15
その下に続く2m滝。
谷が狭まり、岸が立ってきて、道も断崖の上を巻くようになった。
2023年12月09日 13:26撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/9 13:26
谷が狭まり、岸が立ってきて、道も断崖の上を巻くようになった。
傾斜の緩い崖を下って谷におりてみた。3m滝。この下流は側壁の高いゴルジュとなって、大滝が落ちていた。
2023年12月09日 13:29撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/9 13:29
傾斜の緩い崖を下って谷におりてみた。3m滝。この下流は側壁の高いゴルジュとなって、大滝が落ちていた。
左岸の崖の中ほどに延びた悪い巻き道をトラバースし、ルンゼをロープで下って、8m滝の下部に降りた。
2023年12月09日 13:40撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/9 13:40
左岸の崖の中ほどに延びた悪い巻き道をトラバースし、ルンゼをロープで下って、8m滝の下部に降りた。
これが、広島山稜会の会報「峠」に記録がある15m(黒谷のイオキリ滝)だろう。ルンゼを登り返して道に復帰した。
2023年12月09日 13:42撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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12/9 13:42
これが、広島山稜会の会報「峠」に記録がある15m(黒谷のイオキリ滝)だろう。ルンゼを登り返して道に復帰した。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 ロープ

感想

水内川支流黒谷川の探索を兼ねて、大森神社から阿弥陀山へ登り、黒谷峠から黒谷(くろだに)集落へ降りた。この道は、「ふるさとの山歩き 広島県と周辺の山々」(1992年)に阿弥陀山からの下山路として紹介されているが、現在は道はほぼ失われている。阿弥陀山の北麓、黒谷川の谷奥にある菅沢村・黒谷の集落は、その昔は大森からも菅沢からも遠く孤立した村だったろう(芸藩通志*)。周囲の棚田跡はすでに草や杉におおわれ、家は数件残っているが、廃屋も増え、今は住む人はいないようだ。黒谷川左岸沿いの道も、昔は菅沢と黒谷を結ぶ生活路だったに違いない**が、荒廃が進んでおり、今はかろうじて辿れる状態である。谷沿いには巧みに道が作られていたが、崩落で細くなり危ない個所もある。中流部で谷が狭まると、岸が立って道は川岸高くを巻くようになる。下に滝が見えたので、谷に降りてみた。一カ所、高いゴルジュとなって、黒々とした岩を割って8mほどの立派な滝が落ちていた。これが、広島山稜会の会報「峠」(昭和37年)で紹介された黒谷のイヨキリ滝15mだろうと思われた。ゴルジュの下流では、道は谷から離れて植林帯を下っていくが、菅沢の浄水場からは舗装路となって石ヶ谷峡入口に降りた。
*https://livedoor.blogimg.jp/tombosou/imgs/3/d/3d9509b7.jpg
**https://purl.stanford.edu/tc849qk5117

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