線路は続くいつまでも 木次線ループハイキング

2023年12月13日(水) [日帰り]

• GPS: 05:15
• 距離: 28.4km
• 登り: 422m
• 下り: 342m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:37
• 休憩: 0:05
• 合計: 5:42

距離 28.4km 登り 454m 下り 366m

8:14 スタート地点
10:42 10:43 三井野原駅
11:46 11:47 油木駅
13:52 13:55 備後落合駅
13:56 ゴール地点

天候

久々の晴天☀️

アクセス

利用交通機関：

電車

出雲横田駅🅿️備後落合駅までハイキング
🚃スイッチバックで元の位置

コース状況／危険箇所等

出雲横田駅から国道314号線
出雲坂根駅から湯町矢川往還の旧道で三井野原
おろちループが出来る前の酷道
冬場何台も谷底に🚗が落ちたのでループ橋が出来ました。
懐かしい道を歩けて幸せ
でも半分閉鎖の道はかなり厳しい😰

その他周辺情報

ドライブイン落合
シンプルなメニューだけど何を食べても間違いなし
コンビニも兼ねた店内はどこまで片付けてるのか微妙
おじいちゃんおばあちゃんで切り盛りしてるお店はまた行きたくなる不思議な空間です。

写真

12/13 8:11

朝霧に煙る出雲横田駅

12/13 8:11

ヤマタノオロチとの激闘の末、結ばれた姫神様

12/13 8:12

ホームには木次線と山陰線ハブ駅宍道行きが待っています。

12/13 8:12

朝霧にむせぶ横田駅
これから備後落合駅に向けてスタート
沿線駅のリポートと木次線の未来を歩いて展望してみます。

12/13 8:35

横田民俗資料館
木次線より早く冬季休館のようです。

12/13 8:38

八川バス停
三井野原行きは、木次線の倍の本数
しかも並行のルート　皆さんはどちらを使いますか？

12/13 8:47

八川駅
松竹映画砂の器で亀嵩駅として使われた駅
当時の雰囲気は少しだけ残っています。

12/13 8:47

12/13 8:48

当時の駅看板　
掲示している駅もあります。

12/13 8:48

使わなくても残されているところが嬉しいです。

12/13 8:49

待ち時間は長いけど美味しい八川そば

12/13 8:57

今日は久々の晴
霧が晴れると土手から湯気が立ちます。

12/13 9:01

冬の里山
右の松は八川湯町往還の目印でしょうか。

12/13 9:06

空に向かう遮断機

12/13 9:37

マルチ線路
車輪幅の違う車両も走れます。

12/13 9:47

国道314号坂根に入りました。

12/13 9:54

出番待ち

12/13 10:00

出雲坂根駅

12/13 10:00

構内の延命水源泉
狸が見つけたと伝えられているが、温泉や名水は全国的に動物が見つけた逸話が多いですね

12/13 10:01

三段スイッチバックの始まる駅です。

12/13 10:01

11月23日で終了したトロッコ列車オロチ号のヘッドマーク

12/13 10:04

駅舎の前を横切り旧国道314号に向かいます。
八川湯町往還でもあります。

12/13 10:04

看板倒れてますが廃道になってはいないはず。
冬季は封鎖されます。普段でも4WDが安心な険道です。

12/13 10:07

大木の杉並木が伐採され木次線が良く見えます。

12/13 10:08

先ほどの除雪車が見えます。

12/13 10:10

一日三往復　たまたま見下ろした奇跡的ショット

12/13 10:10

まだ列車が見えます。

12/13 10:11

12/13 10:15

勇気を出せばギリギリ車で通れます。

12/13 10:27

アスファルトは見えない登山道のような険道
ループ橋が出来る前はこの道しかありません。
私も怖い目に何度か会いました。

12/13 10:28

逆光でオロチループの鮮やかな赤が出てない

12/13 10:34

やっと頂上
分水嶺より高い750m地点

12/13 10:35

稚児が池神社
泉の上に建つ神社　雨乞い詣でに参拝された

12/13 10:35

鉄壁の結界

12/13 10:38

分水嶺
どちらも日本海に流れます。

12/13 10:39

廃ロープウェイ

12/13 10:42

西日本最高峰の駅　三井野原駅
めちゃ綺麗な駅です。

12/13 10:42

宍道方面

12/13 10:49

備後落合方面

12/13 10:51

夏は高原野菜の栽培、冬はスキー場経営が三井野原の皆さんの生業です。
うちの子供たち全員、三井野原スキー場でスキーデビューしました。

12/13 10:51

ロープ塔のリフト残っている唯一のスキー場です。
左の小屋がモーター小屋です。

12/13 11:06

山間を抜けて列車はゆっくり走ります。

12/13 11:31

残されたバス停

12/13 11:31

12/13 11:34

油木集落、廃屋が点在しています。

12/13 11:45

油木駅は駅舎なくホームの待合のみ

12/13 11:46

備後落合方面

12/13 11:46

油木小学校
子供の気配がしません。
調べたら2016年閉校でした。142年の歴史ある学び舎だったようです。
地域に子供の声がしなくなるほど寂しいことはありません。

12/13 11:47

食料品店も兼ねておられます。

12/13 11:57

立派な廃屋です。

12/13 11:58

線路わきの柿

12/13 12:05

油木の踏切
314号に唯一クロスする場所

12/13 12:05

12/13 12:10

ひっそりと橋梁

12/13 12:12

12/13 12:18

比婆山温泉熊の湯　日帰り温泉あり

12/13 12:20

12/13 12:29

トンネルを回避し橋梁に迫る

12/13 12:58

12/13 13:18

昭和のドライブインおちあい

12/13 13:21

片付いている客席中心部分

12/13 13:29

牛ホルモン定食　ミックスホルモンと思いきや
丸腸と玉ねぎのみ　プリプリで脂が甘くおいしいです。
歩いて食べに来たかいがあります。

12/13 13:36

備後落合のホームで売られていたおでんうどんも
提供されています。
絞り込まれたメニューは今度何を食べようかと迷います。

12/13 13:41

国道183号と木次線の交差

12/13 13:45

上を芸備線。下を木次線が走ります。

12/13 13:47

庄原警察八鉾派出所なんて出雲神話みたいです。

12/13 13:53

備後落合駅脇の元旅館
最盛期には賑わったようです。

12/13 13:53

タバコのショーケースがレトロすぎて感涙です。

12/13 13:54

透かし彫りのある戸袋。
なんてお洒落なんだろう

12/13 13:55

備後落合駅に到着
ウオーキングでの半分の行程終了

12/13 13:57

所狭しと写真が並ぶ待合室

12/13 13:57

レールを使った躯体

12/13 13:58

左芸備線　右木次線

12/13 13:59

石炭積み込み、給水所跡

12/13 13:59

回転台

12/13 14:00

アーチには蔦が絡んでいましたが綺麗に除去されています。

12/13 14:00

引き込み線

12/13 14:02

毎日ボランティアの元車掌さんが日付を変えて頂いています。

12/13 14:22

14時36分当駅始発が待機しています。

12/13 14:26

三次行きが到着しました。
ほぼ人が乗っていないと思ってましたが30人ぐらいが乗り継ぎました。

12/13 14:30

木次線のホームでボランティアの方がプレゼンして頂いてます。
国鉄愛に漲る方でした。

12/13 14:30

油庫でジオラマ書籍の販売をしておられます。

12/13 14:33

木次線備後落合行き到着
「白線の外側にお下がりください。」

12/13 14:33

12/13 14:33

12/13 14:33

下車の方も沢山。
折り返し14時43分発宍道行に乗り込みます。
乗車は20数人驚きの8割乗車。

12/13 14:58

油木駅に到着

12/13 15:12

車窓からのおろちループ

12/13 15:12

12/13 15:22

スイッチバック後部からの車窓

12/13 15:23

先頭の車窓　行き止まり
運転手の移動が見れます。

12/13 15:23

一礼して運転席を交代

12/13 15:49

出雲横田駅手前

12/13 15:50

横田駅二番線到着
備後落合駅が待ってます。

12/13 15:51

12/13 15:51

このラッセル車は横田、宍道間のみ運行
12月16日から横田⇔備後落合駅はタクシー代行運転

12/13 15:52

宍道行きにサヨナラ

12/13 15:52

備後落合駅行にも乗りたかったけどこれで木次線ループウオーキングの終了です。
乗車客は乗り鉄さんや観光客、生活利用はほゞいらっしゃいません。
乗ってみて歩いてみて木次線の現状が少しですが分かりました。

撮影機器：

iPhone 14 Pro Apple

感想

koruri2001

木次線　出雲横田ー備後落合　輸送密度54人　線区営業損益2.3億円　100円得るのにかかる費用5695円　JR西日本で二番目の赤字区間です。
トロッコ列車11月23日をもって終了、代替えの天地（あめつち）出雲横田までの運行となります。
明るい話題はほゞない区間です。
何か活路はないのか？それ探しに歩いて乗ってみよう。
交通弱者の為の運行時間でもなく、既にバスにとって代わられている区間です。
観光しか活路は無いと思います。
沿線の景色は素晴らしく歩いても乗っても楽しい区間です。
日本に傾斜のスイッチバックは僅かしか残っていません。
景色を楽しめるように災害が起こらないような樹木🌲の伐採も必要と思います。　　
出雲坂根からの旧道は登山道として三井野原までの列車を使った周回も楽しめると思います。
健脚の方は備後落合まで歩くと木次線と清流が楽しめます。
途中の比婆温泉♨️や備後落合の先に高尾の湯♨️もあります。
ひと風呂浴びて電車で帰るって贅沢じゃないですか？
ドライブインおちあいでのランチタイムも楽しめます。
無くすのは簡単だけど、線路は続くよいつまでも
残したいですね

コメント

fukkatu2019

なかなか素晴らしい地域再発見レポートではないでしょうか。出雲横田から備後落合まで約３０ｋｍの結構長いルートですね。途中、未舗装の旧道もあり踏破するにはかなりの健脚が必要だと思われます。私も、ループ橋ができる前に、車で三井野原までの道を走ったことがありますが、道は狭く傾斜はきつくで酷い目に会いました。一方、木次線ですが、運航指数はかなり厳しく、地域の人たちの切実な願いはあると思いますが、ＪＲも妙案を出しかねているのではないでしょうか。この木次線を開通させた頃には、国鉄も沿線の人々も熱烈な思いが込められていたことでしょうが、それも今は昔ということでしょうか。ちょっと寂しいですね。
その中で、koruri2001さんの観光利用案は、かなり希望が持てるように思いますし、可能性があると思います。是非とも、その方向で検討して欲しいものです。無くすのは簡単なので。

koruri2001

fukkatu2019さん
コメありがとうございます。
レポートでは書きませんでしたが、三井野原までの運行時間、料金をバスと比較した場合、時間は約半分、料金は電車330円、バス200円になります。
それに運行本数が3本に対して6本と圧倒に有利です。
しかも明日16日からタクシーの代行運転。
ラッセル車使うより運休した方が経費掛からない
納得の方策です。
JR西日本は民間企業ですから仕方ありません。
大井川鐵道のような観光路線に活路見出す以外に生活路線での生き残りはないでしょう。