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Yamareco

記録ID: 6291866
全員に公開
ハイキング
奥多摩・高尾

幸神尾根、ロンデン尾根から勝峰山へ

2023年12月20日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
02:53
距離
9.2km
登り
350m
下り
372m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:42
休憩
0:12
合計
2:54
距離 9.2km 登り 373m 下り 374m
7:10
16
7:26
7:29
20
7:48
7:49
4
7:53
7:53
31
8:24
8:24
7
8:31
8:31
11
8:42
8:46
2
8:49
8:49
9
8:58
9:03
33
10:05
0
10:05
ゴール地点
天候 曇り→晴れ☀️
過去天気図(気象庁) 2023年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
行き
→JR五日市線「武蔵五日市駅」下車

帰り
→JR五日市線「武蔵五日市駅」乗車
コース状況/
危険箇所等
地蔵山登山口から勝峰山分岐まで
→危険箇所はないが、急坂で落ち葉が多く滑りやすい
早朝の武蔵五日市駅。まだ外は薄暗く曇りがちだ
2023年12月20日 07:10撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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12/20 7:10
早朝の武蔵五日市駅。まだ外は薄暗く曇りがちだ
ロンデン尾根の登山口
2023年12月20日 07:26撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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12/20 7:26
ロンデン尾根の登山口
まさかいきなりトラロープをつたって登るとは
2023年12月20日 07:30撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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12/20 7:30
まさかいきなりトラロープをつたって登るとは
2023年12月20日 07:32撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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12/20 7:32
きっつい
2023年12月20日 07:40撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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12/20 7:40
きっつい
地蔵山
2023年12月20日 07:48撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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12/20 7:48
地蔵山
ためぐそ山。面白い名前だ
2023年12月20日 07:53撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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12/20 7:53
ためぐそ山。面白い名前だ
ここで分岐。右は尾根筋のようだが、左を巻いていくことにする
2023年12月20日 07:56撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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12/20 7:56
ここで分岐。右は尾根筋のようだが、左を巻いていくことにする
少し開けた場所
2023年12月20日 08:02撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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12/20 8:02
少し開けた場所
東屋もある
2023年12月20日 08:03撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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12/20 8:03
東屋もある
しばらくは尾根かな
2023年12月20日 08:07撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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12/20 8:07
しばらくは尾根かな
植林の並ぶ綺麗な尾根
2023年12月20日 08:21撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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12/20 8:21
植林の並ぶ綺麗な尾根
深沢山というピーク。勝峰山も近い
2023年12月20日 08:22撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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12/20 8:22
深沢山というピーク。勝峰山も近い
麓へ下りる道もあるようだ
2023年12月20日 08:27撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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12/20 8:27
麓へ下りる道もあるようだ
深沢山の分岐。右へ進み勝峰山へ
2023年12月20日 08:30撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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12/20 8:30
深沢山の分岐。右へ進み勝峰山へ
勝峰山
2023年12月20日 08:42撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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12/20 8:42
勝峰山
ここにも幸せの鐘が
2023年12月20日 08:42撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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12/20 8:42
ここにも幸せの鐘が
結構広い
2023年12月20日 08:42撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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12/20 8:42
結構広い
大久野集落かな?
2023年12月20日 08:47撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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12/20 8:47
大久野集落かな?
澄んでいれば都庁も見えるかな?
2023年12月20日 08:48撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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12/20 8:48
澄んでいれば都庁も見えるかな?
2023年12月20日 08:58撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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12/20 8:58
セメント工場
2023年12月20日 09:17撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
12/20 9:17
セメント工場
2023年12月20日 09:34撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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12/20 9:34
2023年12月20日 09:36撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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12/20 9:36
この先へ進むと天竺山や唐松山に続くが、ここで引き返す
2023年12月20日 09:44撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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12/20 9:44
この先へ進むと天竺山や唐松山に続くが、ここで引き返す
横沢につながる林道
2023年12月20日 09:58撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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12/20 9:58
横沢につながる林道
武蔵五日市駅。すっかり天気も良くなった
2023年12月20日 10:04撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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12/20 10:04
武蔵五日市駅。すっかり天気も良くなった

感想

今日はロンデン尾根から日の出山まで登ってみようと思ったが、体調があまり芳しくなかったため(具合はそこまで悪くはないが)、勝峰山までちょっと登ったら駅まで下りることにした。

武蔵五日市駅から北へ進み三内集落に入る。
民家の区画をしばらく歩くと、狭い登山口が現れる。ここからが幸神尾根、そしてロンデン尾根へとつながる。

登山口は、急斜面になっていてトラロープがついている。いきなりキツイ。
少し登ると、勾配もゆるやかにはなるものの、急坂が続く。
坂は落ち葉も堆積していて土も乾燥しているため滑りそうになる。
ここは下りでは使えないだろう。

数十分程度で、地蔵山というピークに着く。特に眺望はないが、小さな地蔵がポツンと置いてあるだけだ。

地蔵山から歩いてすぐに、ためぐそ山というおかしな名前の山に着く。ここの山の由来はわからないが、この付近で、確かに動物の糞が落ちていた。
大きさからして、ツキノワグマのものだろうか。
まだ新しい糞だったため、警戒モードを引き上げ、慌ててクマ鈴をつける。

ためぐそ山を出て少しすると、分岐に出る。
尾根筋へ行く道と、巻いていく道だ。後者を選ぶ。
巻いていく道もなかなかの急坂で、少しだけ眺望がひらけている。
尾根筋からの合流で、東屋とベンチを見つけるが使われてないようでだいぶ汚い。この尾根自体あまり登る人が少ないのだ。

ここからは比較的ゆるめの坂を登っていき、小さなアップダウンを経て、勝峰山に着く。

勝峰山は標高454mの低山で、山頂は広場のように開けている。展望台もあり、日の出町の集落が一望できる。
また二俣尾駅から三室山に向かう登山道にもあった「幸せの鐘」がここにも設置されていて、こちらのほうが若干おしゃれに見える。
さらにここは石灰岩が採取できるようで、麓にはセメント工場があり、重機の音がけたたましく響いている。

そして面白いことに、この山にも平将門伝説があるのだ。
今から千年ほど前に東国を支配した平将門は、奥多摩を始め関東のいたるところで伝説が語り継がれているが、この勝峰山にも城塞をかまえていたという。
平将門キラーの藤原秀郷の軍に追われている際に築いたようで、秀郷軍との奮闘ぶりも伝説に記されている。

山での勝敗がつかぬまま、藤太橋で待機していた秀郷は苛立ち、欅の木を使って急場で矢をこしらえて、将門めがけて矢を放つ。
すると矢は将門の鎧の袖をかすめ谷へと消えたのだ。(この辺りを矢越沢というようになったらしい)
その後将門は一目散に山を下り、青梅へ逃げ延びたという。
金剛寺に立ち寄った将門は、梅の枝を地面に差して「我が願いが叶うならこの梅栄えよ。叶わぬなら枯れよ」と祈願した。これが青梅の地名の由来になっている。

この話はおそらく昔の作り話だろうが、民俗学の観点から興味深い。
奥多摩のそこかしこの地名の成り立ちに平将門が関係しているのだ。


さて、勝峰山も堪能したところで、このまま勝峰尾根を下って麓に向かう。
幸神尾根の北東に伸びる尾根だが、ほとんどが林道になっている。

林道を出たら大久野の舗装道路を進み、やがて武蔵五日市駅に着く。

三時間弱の短い山行ではあったが、幸神尾根はややスリリングで退屈はしなかった。

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