日の出山
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.9km
- 登り
- 947m
- 下り
- 1,107m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
上養沢先から七代の滝の間は通行止め。上養沢から日の出山の西の鞍部に登るコースは通れます。 |
写真
感想
上養沢バス停8:53〜日の出山11:35/12:08〜琴平神社14:44/15:07〜武蔵五日市駅15:47
本年最後の山行は雪を踏みに行く気力がなく、近場のハイキングに落ち着いた。バスの終点から右に冷たそうに澄んだ沢を眺めながら静かな車道を歩く。ゲートを過ぎ奥まってくると、ウマに「通行止め」と標示したものが置いてある。歩行者は通れるということにして進むと、路肩の崩壊した所や土砂が積もっている所があるが、踏み跡はあり危険なことはない。車道の終わりから山道に入り、深い沢の右手を登っていくと、間もなくT字に突き当り、ここには今来た道にロープが張られて通行止めとなっている。すみません。調査不足でした。
左に進み、七代の滝に寄る。小振りだが滝の下もゴルジュ状になっており中々のものだ。この先は丸太の階段が続ききつい。どうも体が重く調子がでない。新年を契機にトレーニングしなければと(いつものことながら)思う。天狗岩から今日は御岳神社の方へ戻る。杉林の中のなだらかな道は静まり返り、師走も押し詰まった平日とあって人通りもない。あまり寒くないのがありがたい。建物が出てくると、さすがに観光客の姿も現れてくる。御岳神社は年明けにまた来る予定があるのでパス。参道の店もほとんどは閉まっていた。
山上集落を抜けて、再び杉の尾根道を辿る。左手にいくつも大岩が鎮座している。右に巻き道を分け、尾根上の石の階段を登って行けば頂上だ。ようやく視界が開けて、雲取山を中心に馴染みの奥多摩の山々がやや遠く、紫を帯びて並んでいる。正面の関東平野の方は白く霞み、青梅のビルの集まりや、西武ドームの白い屋根辺りまでが望まれた。
急に人が増え始めたので、カップ麺だけかき込んでベンチを空ける。頂上の周りは石積みの階段、柵、歩道、石垣で公園か城址かと思うほどに整備されていて、ちょっとやり過ぎの感がある。下っていくと右の方に顕著なピークへと尾根が伸びているのが見える。行く手とはズレている。サルギ尾根?・・にしては近すぎる。ちょっと混乱したが、これが目指す金毘羅尾根で、少し下の、つるつる温泉との分岐から右に戻り気味にトラバースして乗り移るのだった。尾根に乗れば、後は単調な杉植林の中をひたすら歩くだけだ。麻生山はせっかくなのでピークを踏む。この頂上もだが、金毘羅尾根は時々左の平野側が開けるが、右側はずっと木立ちで、大岳山のキューピー頭が幹の隙間からそれと分かるものの、最後まで全貌を拝める所はない。麻生山からは稜線上を急下降した後、道標に従い右にトラバースして巻き道に復帰する。その先の全てのピークは巻き、楽だがいつ終わるとも知れない長い行程が続く。
林道を橋で渡り、しばらく行くと、右※に「金毘羅山、武蔵五日市駅」、左に「武蔵五日市駅」の道標のある分岐がある。右に入り少し進むと左斜面の上に神社のような建物が見える。林の中の踏み跡をよじ登ると琴平神社の園地だ。訳が分からずヤマレコを起動して地図を確認すると、地図上の金毘羅山は既に巻いて通過してしまっている。周辺の他の道標にも「金毘羅山」がどこを指しているのか、不可解な物があったので、当てにしない方が良い。
先が見えたので園地の休憩所でコーヒーを淹れ、脚の疲れを癒す。町に向かえばコンクリ舗装の広い道になり、あっけなく人家が目に入ってきた。駅のホームは薄ら寒いが、締めくくりの缶ビールの儀式。五日市線の車窓からは、行動中に見えなかった大岳山から馬頭刈山への稜線が夕焼けに紺のシルエットになっていた。
※この道標は、小中野へ降るルートと思われる。
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