膝上まで落ち葉に埋もれる尾出山
- GPS
- 03:25
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,029m
- 下り
- 1,024m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ごく一部凍結あり、落葉の多いトラバース部分は踏み抜くと滑落しそうで危険 |
写真
感想
-1℃の駐車場から6:30スタート
今回、駐車場から車道/林道の距離が長いパターンをランシューズで進んで登山靴へ履き替えるスタイルを試してみようと思い最初はジョギング
林道はゴツゴツの石が多少ありつつも概ねランシューズでも走りやすいので、行けるところまで行ってみようとそのまま進む
尾出山の登山口からしばらく沢沿いを歩く 通行人数が少ない秋冬の山は落ち葉で本当にルートがわかりづらいのでもっぱらテープやマーカーを頼りに進む
沢から右手へ離れていくあたりで様子がおかしいと気付いた
ガイドのロープはトラバースというよりもだいぶ右上に行っているが足元の安定度は進むほどにどんどん悪くなっていく
落ち葉でニセ足場(道があるような溜まり方をしているが踏み抜くと滑落する)も多くあるのですでにストックは2本とも出していてバランス確保の補助にするが、いよいよ足元の滑りが限界に到達したのでランシューズではダメか、と登山靴へ履き替え
履き替えながら、今回ヘルメットを被ってきていないこと・足を踏み外したら落ち葉で全然止まれず7-8mは落ちるだろうこと・ヤマレコの踏み跡が沢の左右へばらついていることを考える
今日は自分がこのルートの最初の登山者だし、ひょっとすると数日は人が通っていないかもしれない
この先どれぐらい沢との高度差が開いていくかも等高線から正確には読み取れない
おそらくもう少しだとは思うが不確実なままこれ以上登って進退窮まると斜面を滑り降りざるを得なくなる嫌なパターンも想像できるので沢の反対側の落ち葉が見えていない岩場をのぼったほうが安定するかもしれない
ということで靴を履き替え終えて一息ついたら一旦沢まで下り、左側(右岸)を進んだ
当然というか沢本体は水量は少ないものの滝になっているのでヘルメットもない状況では進めない。濡れてまで進むぐらいなら撤退するという気持ちである
右岸がダメなら撤退しようと覚悟を決めて無理はしない安定重視で進んだところ、幸いまあまあなんとか登れる(岩から頁岩状の石がスポッと抜けるので岩を掴んで身体を引き上げるのは危険)ルートだったので落ち葉がないことに感謝しつつ慎重に進み、滝を抜けた
しかしオチとしては元のトラバースルートをあと10mほど落ち葉のなかを進んでいれば先の見通しが効いたはずだった
通り抜けてみると全体が見渡せて、実態以上に警戒した理由が納得いった
写真にある黄黒のトラロープ(材質ポリエチレンと思われる)は自分の認識では山で見かける場合に「ここから先には行かないように」の意味で使われることが大半で体重を預けられるものではなく、それにおそらく元々林業の文脈で敷設されていると考えられるのでそもそもロープを掴んで登る発想が無かったが、よく考えると急勾配部分では所々ノットが多く作ってあったのでどうも掴む用のロープらしい
がっつり掴んで登るならそれは鎖場のようなものであり足元の安定性の影響度もだいぶ下がる
ルート復帰して進むがまた落ち葉の量がすごい
50cmほど積もっていて膝上まで埋まってしまう
こんなところでラッセル練習をすることになるとは思ってなかった
それでいて落ち葉の吹き溜まりは必ずしも安全な足場ではなく、なるべく山側の一段高い部分を探りながら歩く必要があった
落ち葉エリア全体として10人歩いたら1人ぐらい踏み外してもおかしくない、というあぶなさなので帰りに通った際には積極的に落ち葉をかきわけておいた
しかし1日も経てば風で元通りだろう
すれ違ったのは3パーティー4人
林道が長くて心がくじけるので尾根ルートのほうが良かったかも、と話した方も居た
体力と時間に余裕があれば不動岳から足を伸ばしてくるルートのほうが楽しそうではあるが今回は初見というのもあり長時間・長距離計画は回避した
下山タイミングによっては車を止めたまま不動岳へ往復してくるストレッチゴールも考えていたが今日は11時リミットと決めていたのでタイミング的に間に合わずでした
コメント
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酷い道でしたねー。稜線までは登っててホント楽しくなかった😅
結局調子良くなって周回することにしましたが、そっちは快適でしたよ。
終わってみればいい山、でした😁
こんばんは ヤマレコ拝見しました
気力復活されて無事周回されたとのこと何よりです
またどこかの山でお会いしたらよろしくお願い致します!
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