初日の出ハイクから道無き林山通って六甲山まで
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan.png)
- GPS
- 11:03
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 1,464m
- 下り
- 1,462m
コースタイム
- 山行
- 10:13
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 11:03
天候 | 曇り時々晴れのち小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
その上道は狭く仁川沿いは一通なので車で行くなら下調べ必須。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
観音山東直下の展望地は初日の出が見れるので有名らしく、思ったより狭い場所に最終的におそらく30人以上の人が鈴なりになっていたので、もし安定した場所で見たいなら早めに行って後ろの人の邪魔にならないよう気を付けながらも前の方に陣取っておくのがおすすめかも。 林山は芦有ドライブウェイから傾斜の強い別荘地のような所入っていくが、途中にコンクリートの立派な門があってもしかするとその先は私道だったのかもしれず、自由に通ってよかったのかどうか分からない。 そのせいもあってか、林山は尾根に上ってしまってから石の宝殿近くに出るまでは踏み跡もしっかりしていたのが、この別荘地からの上り口と思われるあたりだけは古いテープがポツリポツリあるだけでしかもそこに道は無いと行った状態。 よく見れば古い踏み跡なのか獣道なのかといった薄い跡もあるものの、最初20分くらいはとにかくどこが弱点なのか探って上って行くしかなかった。 いずれにしても道と出会うまでは直登が基本になるが、別荘地が通ってよかったのかどうか分からない以上、あまりお勧めできるところではないし、上に上っても笹藪が深かったので、夏場など個人的には行く気にはならない。 |
写真
さすが元旦の早朝で道はそこまで混んでなかったので、自宅から駐車場までほぼ予定通りに走れた。
なんか立て看板みたいなのばかりで顕著な山頂碑がよく分からなかったので代わりに何かの記念碑を。
帰ってきてググると平和塔とのこと。
鷲林寺というお寺の中から展望場所に直登する道を上るが、出だしがちょっと踏み跡不明瞭でほんの少しの間ズルズルの斜面上ったほかは細く急ながら道は明確で、岩をよじ登ったりして一汗かきながら上った。
しかし気温は0度くらいなのに時々冷たい風が吹き付けて体感はとても寒く、おそらくこれを見るためだけに上がってきてその後はすぐ下りるであろう人達はみんな厚いダウン着込んでるのに、この後も一日歩く予定の自分は薄いインサレーションしか持ってきておらず、身動き出来ない場所で1時間過ごすうちに凍えてしまった。
狭い場所に結局30人くらいの人が鈴なりになってただろうか。
そのほとんどはこの後下りていかれ、自分のようにまだ先に上っていったのはおそらく1〜2人だったと思われ。
まあお雑煮が待ってる元旦の朝では家族がある人達は帰るのが当然と思うと、独り身の自分はちょっと寂しくはある。
普通はここで道路横切って熊笹峠に上って行く道に入るほぼ一択なんだろうが、地図を見るとすぐ横に林山というピークがあるのに気が引かれる。
ここの少し先から林道が入っているようなのでそちらから上ってみることに。
ただの林道かと思ってたらどうも別荘地。
特に一番上の一軒は大きくまだ新しげで思わず見入ってしまったほど立派だった。
しかし、後から考えるとこの道路は途中から私道だったのではないかという気もするが定かではない。
中を覗き込むともう薮になって荒れてはいるが道のような感じがあり、ここなら無理して藪漕ぎすれば尾根に上がれるかなとは思うが、普通こういう所は端の方が通れるくらい隙間があったりすると思うがここはしっかり塞がれてる。
しかしそこにピンクテープが。
でも見上げても見回しても道はおろか踏み跡すら無い。
これはおそらく古いテープで、最近は通られてないのかなと思ったが、薮を漕いで尾根まで上がればなんとかなるかと、まずはここで腹ごしらえして突っ込む。
出来るだけ通れそうな弱点見分け、細い木を掴んで這い上っていくと途中途中テープがある。
まあとても人が通ってるとは思えないところに付けられていて不思議ではあったが心強く、そうこうしてるとついに道とおぼしい切り開きに飛び出す。
ここはやはり以前は人が通っていた山と確信する。
しかしやはりここまでの道無き部分は夏なんてとてもじゃないけど通りたくない。
山頂標識は小さいながらも結構新しめに見えるものが付けられててびっくり。
いったいどうなってるのか。
このあたりから時折雨がパラついてくる。
ところによって胸どころか背丈近い場所もあり、一番勢力衰えてるこの季節でさえしっかり踏まれた道が見にくく、ストックが絡め取られる。
しかしテープはしっかり付けられてるし、所々芦屋会と読める標識も付けられてるので、やはり昔は相当人が通った道だと思われる。
ほとんどの車は注意してくれてるが、夜歩いたりするとすごいブレーキ音が響いてきて緊張させられることあり。
でも前は道上ってたらここにたどり着いた気がするけど、今回はちゃんと顕著な道上がってたのにここより少しズレたところに上がり、気が付かなかったら素通りするところだった。
夜は閉められるって、ちゃんと日々管理されてるとはびっくりでありがたい限り。
今回の麓一帯は広い公園地帯でトイレも多く、寒い日だったので大変ありがたかった。
今回元旦とあって寝ずに出てきたのに加えて思ったより距離が長く、林山のズルズルの上りでふくらはぎ消耗した上に舗装路歩きも長くてもうだいぶ疲れてたので、今回はゴロゴロ岳には寄らずにこのまま苦楽園尾根に。
朝は当然閉館されてる時間なのに自転車がたくさん駐められていて、おそらく元旦とあって大学生などが山に登ったりお寺参りしたりしてるのかなと思ったら案の定、甲山から観音山にかけてはあちこちで人の声がしてた。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
|
---|
感想
年明け早々初日の出ハイクから帰ってきて片付けてたらグラッと。
結構大きくてこれはどこかででかいのがあったなとネット見たら石川県で震度7って。
二日には羽田で航空機事故。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、なお天気の悪そうな現地被災者の方々には一刻も早く救援の手が届きますように。
このようにこのタイミングで明けましておめでとうございますなんて書いていいのかも分からなくなってしまったけど、もし読んでくれてる方がおられたら今年もよろしくお願いします。
それにしてもこの冬関西は暖冬というのか降ってもすぐ暖かくなりの繰り返しで雪が無く、その上大晦日から元旦にかけての天気も思わしくなくて当初はどこか山の上で年越ししたいと思ってたけどこれではちょっとつまらんなと断念。
せめて近場で初日の出が見れる可能性有るところはないかとギリギリまで天気見てたら六甲山だともしかしたらという感じだったので、山と高原地図見ると自分が今まで歩いたこと無い甲山から一つ入った観音山直下に東に向けて展望良いというマークが。
急遽行こうと、そして今まで歩いたことない方向から行くのでせっかくだから甲山から上って観音山で初日の出を拝み、ついでにピークハントとばかり林山というのを通って六甲山頂まで行く計画とし、下りはもう気楽に久しぶりの蛇谷北山からとだけ決めて後の問題は駐車場とスタート時間。
甲山最寄りの仁川駅から登山口となる森林公園にかけては仁川沿いに幾つかパーキングがあり、一通で面倒ではあるし元旦でもあるけど、夜だしまあどこかには駐めれるだろうと。
そしてそこから初日の出の展望地までは地図やアプリによって2〜3時間とのことだったので日の出時間がおそらく7時ちょっとなので絶対それに間に合うよう4時半には歩き出すことに。
ところがまだ暗くて周りに見るものも無く、おまけにやはり元旦でそのあたりには神呪寺というどうも初詣で有名らしいお寺もあるせいか若い人達もそこここに歩いており、その人達のペースが速いので追い立てられるように歩いたせいもあってか展望地には1時間近くも早く着いてしまった。
まあその時点ですでに10人近い人が集まっていて、最終的にはあの狭い場所に30人はおられたと思うので、早く着いて狭く尖った石という不安定ながらも腰下ろせる場所確保出来たのは良かったが、思ったより風があって保温着としては行動用インサレーションしか持ってなかったので最後は凍えてしまってきつかった。
そんな思いしても東にあった雲は結局退いてくれることはなく、初日の片鱗が見れたのはおそらく陽が昇って5分以上も経った頃だったとは思うが、それでも大阪平野に光が降り注ぐ光景を見ることが出来てやはり来て良かったと思えた。
その後は凍えて軋む身体再度動かして山頂向かったわけだが、あれだけ沢山いた人達はみんなすぐ下りたようで、同じくらいに上っていくの見かけたのはお一人だけだった。
一番面白かったのはやはり山と高原地図に道の無い林山だが、後になって考えるとあの上り始めの人の通った気配の無さはもしかするとドライブウェイから別荘地に入っていった道が私道でほんとは入ってはいけなかったからかもしれず、通ってよかったのかどうか今もちょっと自信が無い。
その後はもう一般的な道ばかりで迷う所も危ない所も無く、ハイキング感覚で歩けたが、トータルの距離はよく考えずに歩き出したけど思った以上に長くなり、そのうち舗装路歩きが3時間に及んだかもしれず、寝ずに行ったのも効いて最後はもう足が棒のようになってしまった。
そして帰って来たら早々に地震だったわけで、自分的には元旦からとにもかくにも山に行け、記憶に濃い一日となりました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
1月2日に林山に登りました。確かに、取り付きの舗装路は独特な設計で高級感に煽れ、大邸宅の脇を抜けるのも気が引けました。私はバリケードの少し上から入山しましたが、藪漕ぎの後、途中踏み跡と新し目の足跡を見つけました。takuro_nさんのものだったのですね。
初めて登る山で期待していませんでしたが、新しい山頂標があり驚きました。裏に「六甲補完標識 No.15」と書かれており、組織的なものと思います。また、少し南側に寄ったところに、奥池を見下ろせるポイントがありました。もう少し樹々を伐採してくれると展望の良い山になりそうです。北側の芦有DWまでのルートもあまり歩かれているようには見えませんでしたが、奥池から最高峰までのルートとしては、かつては魅力あるルートだったと思います。
新年早々のロングハイク、お疲れ様でした。
Kumainkobe ฅʕᵔᴥᵔʔฅ
まさか次の日に林山通られた方がおられたとは思いもせず、びっくりしました。
いったいどんなルートで歩かれたのかとKumainkobeさんのページ拝見してこれまたびっくり。
確か昨日はとても天気よかったと思いますが、それにしても42.5キロを12時間半でとは速い。
それも林山のようなあまり人の通らなそうな所繋げてとなると普段から周辺を歩いて位置関係や道をよく知っておられてこそでしょうね。
林山を南北に抜ける道、書かれてるようにかつては魅力のあるコースで、途中芦屋会とかのマークが何箇所も打たれてるようにここが好きで整備しておられる方々もいたような道だったんだと思います。
それが南側の別荘地やそこの道路の所有権などが絡んで通りにくい状況になってしまってるのかななどと想像してますが、あのあたりから山頂行くならやはり興味引かれる場所ですよね。
Kumainkobeさんこそ新年早々ほんとのロングハイク、お疲れ様でした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する