龍門山周回
- GPS
- 04:53
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 730m
- 下り
- 711m
コースタイム
- 山行
- 4:17
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 4:52
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
よく踏まれた登山道 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
カメラ
シュリンゲ
|
---|
感想
ここのところ『ふるさと兵庫100山』に焦点を当てて登っていて、この週末も丹波の山を狙っていたのだが、天気に不安がある。気圧配置の上では日本の南に移動性高気圧、北東に低気圧で、しかも等圧線はたるんでいるので、北に位置する山も天気は悪くはならないと思うのだが、てんくらの予想では午後、一時降雨を見込んでいる。県南の『ふるさと…』は全て登ってしまっているし、ならば好天予想の和歌山はどうだ。実際、山がひしめいている紀伊半島の中央部はまるまる奈良県なので、これまで和歌山県の山にはほとんどのぼった事がない。かろうじて大阪府との府県境にある岩湧山や和泉葛城山に行った程度で、片足突っ込んだところでとどまっている。この時期、仕事の上でしんどいことが続くので、山もあまり遠くまで行く気分的ゆとりがない。考えている時間もないので、ヤマレコの自分のページでランキングを眺めてみた。「関西100名山」というリストで未踏の山を地図上に表示させてみると、「龍門山」というのが県境を越えて割とすぐの位置にあるのだった。てんくらでは晴のマークが並んでいるし、辰年が明けて最初の山に干支の龍を冠したところを選ぶのもいいだろう。ということで、龍門山に行ってみることにした。ついでと言っては何だが、龍門山から比較的近いところで「車で登山」のできる山として生石ヶ峰というのがあるようだから、それも一応頭に入れておく。
紀ノ川にかかる竜門橋をナビでセットして、阪和道から京奈和道経由で龍門山登山口駐車場に達した。駐車場の背後にある西に尾を引いた感じで横たわる山が、その龍門山らしい。この山、紀州富士とも呼ばれて昔から知られた存在らしいが、富士山に見立てるには形が違うんじゃないの、と思わずにはいられない。あえて言えば、西に裾を引いたその傾きが富士に似ている、と言えなくもないが。あるいは、別の角度から見たらもうちょい、富士っぽいのだろうか。
ここの所気温が高い日が続いているので油断していたが、外は寒い。手袋をしている手がかじかんでいる。歩けばそのうち温まるさ、と我慢して出発する。集落を抜けてセメント舗装の狭い車道を登っていく。周囲はミカンなどの柑橘類、カキ、ウメの果樹の畑が、山の中腹まで続いている。ちょうどミカンが収穫期を迎えており、ぽっぽろと地表に多くの実が落ちている。延々と果樹の畑は続き、舗装道路の傾斜はますますきつい。途中から山道になるが上部で再び車道と合する。中央コースと田代コースの分岐は中央コースをとり、しばらく車道跡を進んだところで、登山道が始まる。眼下には果樹の畑の広がる斜面の先に、紀ノ川のゆったりした流れが一望される。この辺りまでは天気もまずまずで青空も広がっていたが、照葉樹林の中の道を登り始めると、全天、雲に覆われた。地図を見て中央コースが一気に山頂を狙ってつけられていて等高線の間隔も詰まっているので急登が予想されたが、確かに急な登りである。途中、明神岩・風穴の指導標があり、冬のさなかに風穴とは、と思いつつ、立ち寄ると、明神岩ではアンザイレンで練習中のパーティーを見る。風穴からは幸い寒気の吹き出しはないのだった。さらに中央コースを登っていくと、蛇紋原、の標識。立ち寄ると、ルンゼに大岩がいくつもおり重なるように並んでいた。里から見ると蛇が山頂に向かって登っているように見えたりするのだろうか。
ここからは俄然傾斜が緩み、周囲には落葉広葉樹が目立つようになる。そして北側に開けた明るい場所に出ると、龍門山の立派な看板が立っていた。周囲はススキ原で足元は芝地。この付近の山のてっぺんに共通した特徴と思う。三等三角点はすぐ隣の最高点に埋設されていた。伸びやかな雰囲気の山名板の広場で昼食をとるが、空模様は不安を誘う暗い雲に支配されている。
山頂からは下り一辺倒の道を田代峠へ下る。山頂からすぐのところに大岩があり、磁石岩の説明版が立つ。岩の南北端がそれぞれ磁石のS極、N極を引っ張るとあるので、kinuasaがさっそく試している。峠からは傾斜の緩い山腹のトラバース道で、やがて形の不明瞭な小尾根を辿るようになる。途中、塵無池の表示があるが、目視では池は見当たらない。岩屑に注意しながら下っていくと、コンクリート擁壁の林道跡に降り立つ。擁壁に沿ってわずかに進むと、登りの際の中央コース、田代コース分岐点に出た。
ここから、コンクリート舗装の「車道」を下る。「車道」と言うが、途中、多くの亀裂があり、コンクリートの台座ごと大きく外傾した箇所があってとても車で通れるとは思えない。勾配がきつく、膝と腰が悲鳴を上げる。すると、追い越して行った単独行の男性が、道路を右から左、左から右へと蛇行しながら下って行った。真似してみると、意外なほど体への負担が軽減されたのだった。
駐車場に降り立つとまだ時間は早い。「生石ヶ峰」に行く時間は十分ある。しかしここから1時間かけて自宅と反対方向に車を走らせるのはちょっとなあ、結構つかれたし、と思っていると、kinuasaは「生石ヶ峰」に行く気でいる様子。それならばということで、第二の”山行”へ出発となる。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する