高野三山[転軸山〜楊柳山〜摩尼山](女人堂 IN 奥之院 OUT)
- GPS
- 04:41
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 510m
- 下り
- 562m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
南海電鉄 高野線→ケーブルカー→バス |
写真
感想
高野山は冬に行け
高野山が最も美しいのは雪化粧をした時だという。
ならば!と、初詣も兼ねて1月に企画をしてみたが残念ながら年初から暖かい、、、
雪は皆無、、、仕方ない、、、
南海電鉄橋本駅からこうや鉄道で極楽橋まで行き、ケーブルカーに乗り換えて高野山駅まで。
高野山駅からはバスに乗り換えて女人堂バス停へ。
乗り継ぎはきちんと時間を合わせてくれているため、スムーズだ。
そして、南海デジタルきっぷを利用することで切符購入などの手間もなく、料金もお得。
女人堂から
女人堂バス停からは高野女人道を歩く。
その昔、高野山が女人禁制だった頃、参拝を望む女人は高野山外周を巡りながら遥拝をしたという。女人堂は、その女人道沿いの高野山へ入る7つの街道に設けられた女人向けの庵だったとのこと。
女人堂から外周を回り、転軸山へ向かう。登山道は良く踏まれており歩きやすい。
高野三山をめぐる
転軸山、楊柳山、摩尼山と高野三山を巡る。
山頂標識がないため、転軸山は危うく見落とすところだった、、、結果的には三山とも山頂標識がなかったのだが、周囲と比べて屹立しているわけでもなく、山頂も狭く、「xx観世音菩薩」の祠があるもののちょっと存在感が薄い、、、
楊柳山、摩尼山も山頂部には「xx観世音菩薩」が祀られていた。
転軸山を下り、楊柳山へ繋がる道をゆるやかに登る。
その道中で見かけたスギ落葉の赤い絨毯、水溜りにできた氷の造形、これが最大の見どころだった気がする^^
スギ落ち葉の赤い絨毯、そのあたりに筍のようなニョキニョキが点在していたが、あとで調べたところ、「ラクウショウ(落羽松)」だった。
スギは常緑針葉樹のはずだけどなと思っていたら、ラクウショウは落葉針葉樹らしく、赤い絨毯はラクウショウの落ち葉ということで合点がいった。
そして、ニョキニョキは気根というらしく、湿地帯など呼吸が難しい地帯では気根がニョキニョキ伸びるらしい。
名前が落羽松。スギ科なのに松(マツ)というのはなぜだろう??
氷の造形は生成メカニズム不明、、、
高野六木(コウヤリクボク)
高野山を代表する6種の樹木を高野六木というらしい。
6種とは、スギ、アカマツ、ヒノキ、モミ、ツガ、コウヤマキ。
コウヤマキは見つけられなかったが、麓のお寺(宿坊)の庭先にそれらしいものがちらほら見える。
楊柳山から摩尼山へ向かう道すがら、モミとツガを探しながら、比べながら違いを学ぶ。
モミは整然と長めの針葉を左右に整然と伸ばす。ツガは短めの針葉を左右にややガタガタに伸ばす。ツガの葉の方がやや丸みがある印象。
ツガの幹は縦筋が多くスギに似た感じ。モミの幹には桜のような横筋がみられる。
ヨシ!覚えた!!
さぁ、いつまで記憶できていられるかwww
奥之院へ
摩尼山を下り、奥之院へ。
弘法大師が祀られている奥之院、沢山お願いをしてきた。都合の良い奴だwww
奥之院は、多くな著名な人物の墓所があった。武田信玄様などなど
厳かな雰囲気に少し心が洗われた気がするwww
奥之院に「弥勒石」というものがあるが、持ち上げると「悪人には重く、善人には軽く感じる」らしい、、、真っ黒な人間であることが確定www
高野山観光
下山後は観光。六角経蔵、根本大塔、金剛峯寺を巡り、最後に朝にスタートした女人堂に戻る。
六角経蔵は、経蔵の基壇のあたりに把手がついており、これを押して一周回すと千回読経したことになるという^^
千回読経したから、今年はいいことあるかもwww
(※千回じゃなかった!!「一切経を一通り読んだことになる」が正解^^
「一切経」とは、仏教の経典の集大成のことらしい。)
根本大塔は、、、立派だけど周りに建造後二百年近く経過している厳かなお堂が立ち並んでいるため、魅力があまり、、、(個人の感想^^)
二百年後、根本大塔は魅力たっぷりになっていることでしょう^^
最後に訪れた女人堂には役行者が祀られていた。役行者は別名「神変菩薩」というらしい。
まさか、役行者様は菩薩様だったとは!役行者ファンとしては拝まずにはいられない!!
そして人生初めての「御朱印」を頂き、本日の山行を終了。
高野山を巡り、少しだけ心がきれいになった気がした山行。
次回は雪の積もる日に^^
アップダウンも少ないですし、さほど無理なく行けますよ。
バスのアクセスも良いですし、是非ゆるりとトライしてみてください^ ^
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