ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 635917
全員に公開
山滑走
十和田湖・八甲田

八甲田山(酸ヶ湯〜大岳〜高田大岳〜谷地)

2015年05月08日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:07
距離
10.7km
登り
1,156m
下り
1,277m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:35
休憩
0:30
合計
8:05
10:13
10:13
43
10:56
11:17
19
11:36
11:36
3
東南斜面雪渓上部
11:39
11:44
41
大岳〜小岳鞍部
12:25
12:26
23
14:08
14:11
158
16:49
谷地温泉
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
車2台使用。
1台を谷地温泉にデポし、もう1台で酸ヶ湯駐車場へ
酸ヶ湯の大岳登山口。登山者は誰もいない
2015年05月08日 08:43撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/8 8:43
酸ヶ湯の大岳登山口。登山者は誰もいない
まずはブナ林。所々雪が切れているため登山通りに歩く必要があるが、雪が残っているとわかりにくい
2015年05月08日 08:54撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/8 8:54
まずはブナ林。所々雪が切れているため登山通りに歩く必要があるが、雪が残っているとわかりにくい
横岳(南八甲田)をバックに地獄湯ノ沢を登る
2015年05月08日 09:34撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
5/8 9:34
横岳(南八甲田)をバックに地獄湯ノ沢を登る
地獄湯ノ沢からは雪なし
2015年05月08日 09:48撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/8 9:48
地獄湯ノ沢からは雪なし
仙人岱より大岳。登りは夏道を使いましょう
2015年05月08日 10:12撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
5/8 10:12
仙人岱より大岳。登りは夏道を使いましょう
大岳の登り。下部は雪あり
2015年05月08日 10:28撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
5/8 10:28
大岳の登り。下部は雪あり
上部は完全な夏道。整備されていてテレマークシューズでも歩きやすい
2015年05月08日 10:37撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/8 10:37
上部は完全な夏道。整備されていてテレマークシューズでも歩きやすい
ハイマツの向こうに櫛ヶ峰等の南八甲田
2015年05月08日 10:45撮影 by  DSC-RX100, SONY
4
5/8 10:45
ハイマツの向こうに櫛ヶ峰等の南八甲田
鏡沼
2015年05月08日 10:46撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
5/8 10:46
鏡沼
大岳山頂。青森湾が近い
2015年05月08日 10:59撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
5/8 10:59
大岳山頂。青森湾が近い
火口外輪からちょっとだけ藪漕ぎして南東斜面の雪渓へ
2015年05月08日 11:26撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/8 11:26
火口外輪からちょっとだけ藪漕ぎして南東斜面の雪渓へ
これから向かう小岳〜高田大岳
2015年05月08日 11:33撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
5/8 11:33
これから向かう小岳〜高田大岳
まずは小岳コルまで滑降
2015年05月08日 11:35撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
5/8 11:35
まずは小岳コルまで滑降
櫛ヶ峰をバックに
2015年05月08日 11:35撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
5/8 11:35
櫛ヶ峰をバックに
小岳コルまではあっという間。引き続き小岳へ
2015年05月08日 11:47撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/8 11:47
小岳コルまではあっという間。引き続き小岳へ
北から回ろうと思ったが藪で断念。登山道まで出ることにする。なかなか見つからずに右往左往
2015年05月08日 12:11撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/8 12:11
北から回ろうと思ったが藪で断念。登山道まで出ることにする。なかなか見つからずに右往左往
小岳山頂より井戸岳・赤倉岳
2015年05月08日 12:22撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
5/8 12:22
小岳山頂より井戸岳・赤倉岳
ハイマツの中の登山道を歩く
2015年05月08日 12:23撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
5/8 12:23
ハイマツの中の登山道を歩く
今度は高田大岳コルへの滑降。稜線は地表が出ているため北から巻く
2015年05月08日 12:30撮影 by  DSC-RX100, SONY
4
5/8 12:30
今度は高田大岳コルへの滑降。稜線は地表が出ているため北から巻く
高田大岳コルへの滑降。八甲田はこのような斜面が無性に楽しい
2015年05月08日 12:35撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
5/8 12:35
高田大岳コルへの滑降。八甲田はこのような斜面が無性に楽しい
高田大岳への登り。登山道近くの雪渓を詰めたが、それでも雪渓終点から登山道に出るまでの藪漕ぎは大変だった
2015年05月08日 12:56撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
5/8 12:56
高田大岳への登り。登山道近くの雪渓を詰めたが、それでも雪渓終点から登山道に出るまでの藪漕ぎは大変だった
西側のピークより高田大岳山頂。登山道は背の高いハイマツに覆われ体中に当たる
2015年05月08日 14:02撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
5/8 14:02
西側のピークより高田大岳山頂。登山道は背の高いハイマツに覆われ体中に当たる
高田大岳山頂
2015年05月08日 14:08撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
5/8 14:08
高田大岳山頂
箒場岱コースはもう雪がない。なんてことより雪渓の端がちゃんと見えているではないか。今気づいたが後の祭り
2015年05月08日 14:08撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
5/8 14:08
箒場岱コースはもう雪がない。なんてことより雪渓の端がちゃんと見えているではないか。今気づいたが後の祭り
谷地温泉をアップで。わかっていたが雪がない・・・(そうでもなかった)
2015年05月08日 14:10撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
5/8 14:10
谷地温泉をアップで。わかっていたが雪がない・・・(そうでもなかった)
雪渓がどこにあるかわからず登山道を下るが、整備されておらずほとんど藪漕ぎ状態。もう雪なんてなくていいのでちゃんとした登山道を歩きたい
2015年05月08日 14:36撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/8 14:36
雪渓がどこにあるかわからず登山道を下るが、整備されておらずほとんど藪漕ぎ状態。もう雪なんてなくていいのでちゃんとした登山道を歩きたい
幸い1220mで雪渓に合流。雪渓を見つけられていればものの数分なのに、1時間半近くかかった
2015年05月08日 15:37撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
5/8 15:37
幸い1220mで雪渓に合流。雪渓を見つけられていればものの数分なのに、1時間半近くかかった
雪は荒れているし雪渓も狭いが、雪があるだけで幸せ
2015年05月08日 15:37撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
5/8 15:37
雪は荒れているし雪渓も狭いが、雪があるだけで幸せ
滑降。荒れていて滑りにくいが、なんの文句もありません
2015年05月08日 15:50撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
5/8 15:50
滑降。荒れていて滑りにくいが、なんの文句もありません
今にも切れそうだが、しっかり雪はつながっている
2015年05月08日 15:58撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/8 15:58
今にも切れそうだが、しっかり雪はつながっている
ブナ林へ。きれいなんだけど、月山や鳥海山でも悩まされた粘着質の冬芽(芽鱗)が・・・
2015年05月08日 16:23撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
5/8 16:23
ブナ林へ。きれいなんだけど、月山や鳥海山でも悩まされた粘着質の冬芽(芽鱗)が・・・
最後も藪漕ぎ。さほどの距離ではないしブナ林なのでたかがしれているが、最後に湿原に出てしまった
2015年05月08日 16:47撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
5/8 16:47
最後も藪漕ぎ。さほどの距離ではないしブナ林なのでたかがしれているが、最後に湿原に出てしまった

感想

雪の少ない八甲田山ですが、環状道路から確認してみると、大岳・小岳・高田大岳と、それぞれ東南(東)斜面は十分に雪が残っている。谷地温泉の辺りは雪はないものの、登山道が通っているため、藪漕ぎせずに下山できるはず。そう考え、酸ヶ湯温泉から大岳〜小岳〜高田大岳を通って谷地温泉まで下ることにしました。
大岳や高田大岳は八甲田連峰の中でも最もスキー向けといえる無木立の大斜面がありますし、下山後はそのまま谷地温泉で疲れを癒やせます(個人的には八甲田の温泉の中で一番好きです。もちろん酸ヶ湯温泉よりも)。車は2台あるので下山後に戻るのも楽ですし、せっかく青森まで来たのだから、雪が少なくとも最も楽しめそうなコースに行きたいではないですか。

まずは大岳。
地獄湯ノ沢および上部は完全に夏道ですが、よく整備されていてテレマークシューズでも特に問題なし。
いつも泥だらけの山頂はすっかり乾いており、GW明けの平日とあって人もおらず、ノンビリできました。
東南斜面の滑降も快適そのもの。まぁ標高差は200mちょっとしかなく、あっという間過ぎるきらいはありますが。

続いて小岳。
上部は雪がなく、できるだけ雪を拾いながら北から回ろうとしましたが(以前そうした)、途中で藪漕ぎになって断念。南に移動し、仙人岱から延びる登山道に合流することにしました。
登山道をなかなか見つけられずに右往左往しましたが、結果的には藪漕ぎの必要もなく山頂まで登れました。
高田大岳コルまでの滑降斜面は、尾根上は雪はありませんでしたが、1322点手前まで北側から滑ることができました。
大岳のような無木立大斜面というわけではありませんが、緩やかなオオシラビソの疎林帯はとても滑りやすく、いかにも八甲田という感じで結構好きだったりします。

高田大岳まではルート上を登山道が延びているので、特に問題ないだろうと考えていました。
が、ちょっと甘かったです。
下部は雪で埋まっているため、登山道(があるはずのところ)から離れないよう雪渓を歩き、雪が切れてから登山道に出ようとしたのですが、これが小岳の時と同様なかなか見つけられない。周りは藪だし、雪に埋まっている場合もあるので、ほんの2,3メートル離れてるだけでも気づかなかったりするのです。
ここでlivein1107くんの最新のGPSが威力を発揮。ピンポイントで探し当ててくれました。ただ、登山道に出るまでの30mほどの藪漕ぎは苦労しました(とはいえこの後の苦労に比べればなんてことない)。

高田大岳は山頂こそ雪はありませんが、すぐ直下から雪渓が広がっていましたし、以前もそうだったので、登山道をちょっと下れば雪渓に出れると考えていました。
が、雪渓なんてどこにもない。
南東に延びる尾根があり、登山道はそのちょっと西側に作られているのですが、雪渓はその東側だったのですね。完全に観察不足でした。
実際その場に立ってみると雪渓がどこにあるか皆目わからず、藪漕ぎして探すわけにもいかず、登山道を下ることしかできませんでした。
しかもその登山道、雪解けの後にまだ整備されておらず、枝は生えまくっているし、雪で押しつぶされて登山道に倒れ込んでいる状態。上部のハイマツ帯もひどかったですが、笹薮とダケカンバの雑木帯になってからはほとんど藪漕ぎと変わりなく、さらにスキー板を背負っているものですから、引っかかりまくって悪戦苦闘しました。顔もひっかき傷ができましたし、高いウェアもほつれまくりです。
幸い1220mで登山道は尾根の東側に出て、そこで雪渓に合流。後はスムーズに下山できるでしょうが、本来なら数分で下れるところ、1時間半近く費やしてしまいました。

雪渓は荒れまくっていて滑りにくいですが、もはや何の文句もなし。藪漕ぎせずにどんどん下れるだけでも幸せです。
やがてブナの緩斜面。雪は思った以上に残っており、なんだかんだで谷地温泉まで標高差50mというところまで雪は繋がっていました。とはいえブナ林ですので、この連休中に月山や鳥海山でも苦しめられた冬芽(芽鱗)が一面に散らばっていて、ろくに滑れはしませんでしたが。でもまあここまで雪が残っているとは思っていなかったので、むしろラッキーという感じです。

最後も登山道は見つけられずに再び藪漕ぎ。といってもブナ林で下生えはそれほどひどくないので、さほど苦労せずに下ることができました。ただ、最後はいきなり水芭蕉の咲く湿原に出てしまい、固い地面に出るまで再び藪漕ぎになってしまいましたが。

ともあれ、結果的にひどい山行になってしまいました。いや、「なって」ではなく、「してしまった」ですね。ちゃんと観察していればこんな目に合わず、スムーズに雪渓を滑り降りれたわけですので。
途中、登山道を見つけられず右往左往したり藪漕ぎしたりもありましたし、雪が半分くらい残っている状態での登山の難しさを思い知らされました。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1128人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら