記録ID: 6374583
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沢登り
丹沢
谷太郎川水系 白滝沢右俣
2024年01月03日(水) [日帰り]
kamog
その他1人
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.4km
- 登り
- 402m
- 下り
- 397m
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■白滝沢 ・二の足林道ゲートから山神隧道、不動尻へ。 不動尻旧キャンプ場跡にあったトイレは橋の手前側に移設されていた。 おそらく汲み取りやすくするためであろう。 ・不動尻から左手の白滝沢沿いの径路を歩くが、以前よりミツマタが少なく なったように思える。 観光客誘致も仕方ないが、弊害には違和感も感じた。 径路は堰堤右上で終わり、沢を渡って30mも行けば不動滝7m。 これを越えるには右手残置ロープ沿いに巻くか、一旦三俣の中央、中俣を 左から進み、2つ堰堤を越えてから、右俣と中俣の中間尾根に上がった 方が右手ロープを巻くよりも濡れなくて済む。 ・右俣の堰堤はそのまま左手より巻く。 倒木のところで対岸の左岸に渡り、次の小堰堤は右隅から上がって そのまま左岸をしばらく歩く。 ・右奥にこの沢のハイライトのひとつ大ナメ滝20×35mがきれいな流れを 落としている。ここが左俣を分ける二俣となっている。 大ナメ滝右上に最近張られたのであろうトラロープが垂れている。 この時期あまり濡れたくないので、念のためロープを引きずりながら とりあえず行ってみるが、まずロープの取付きまでがあまりよくなく、 ロープを伝う箇所も、この沢の巻きには足元グズグズでよくない。 今回は講習だったので止めて、ラペルで戻った。 右を巻くなら、少し戻って植林帯を上がれば落ち口に続く巻き道があるので この新し目の残置ロープの意図がわからない。 これなら多少濡れようと滝を登った方がマシなので、少し手と足を 濡らしながらも直登した。時期柄一部あるヌメリを確認しながら、 左から取り付き右隅を登り、左側にトラバースして中央を上がり、 最後は右隅へとロープを伸ばす。 寝ている滝なのでロープスケールは45m以上。教蕁楪度。 ・大ナメ滝上流で沢は左へ曲がり、いよいよ白滝連瀑帯がずっと上から 白い筋を落としている。 最初の滝は左上から残置ロープが垂れている。斜上するので振られない ように小石混じりのザレを登る。 一旦ロープがなくなり滝となった支流に見える流れ(これもすぐ上からの 湧水だ)を対岸の残置ロープに渡る箇所で、下のクライアントさんに ここは充分慎重にと注意喚起を行う。 対岸の残置ロープを半ばゴボウ(ロープの利きを要チェック)で登る。 この残置ロープが巻かれた木まで登り、引いてきたロープで後続の アンカードビレイを行った。 今回は白滝下までは行かず、そのまま残置ロープの方向に水の流れる ガレを対岸にトラバースする。 このガレ上部は幾つもの湧水鯛になっており素晴らしい景観だ。 この沢の豊富な水脈帯が一帯に広がっているのがわかる。 (ちなみに左俣も水源は湧水帯になっている) トラバース残置ロープにカウテールなど架けながらだと、中間部で 残置ロープに手が届かなくなることがあるので注意。 さらに対岸の斜面に伸びる残置ロープ沿いに、ここも半ばゴボウで 登って、最後は落ち口上部にトラバースする。 先ほどのトラバース開始地点から50mロープでいっぱい。 ・ナメ状滝を左から容易に越えれば、左壁がこの沢の湧水帯。 酸化鉄で少し赤みがかった壁の水をおいしくいただく。 ここは三俣状となり、本流は左へ大きく曲がった階段状7m棚。 ここから上流はトイ状小棚2つと、その先は脆くてのっぺりした 10m棚(登らない方がよい)がある。 階段状7m棚の基部に水が溜まっているが、少し眺めていると 時折底から泡が上がっている。ここも底から湧水になっている。 ・さて今回は三俣から右の尾根に上がり遡行を終了とする。 出だしはやや脆い壁だったが、尾根に乗ればホールドになる 木が続いて、それほど問題なく登れた。 後続には念のためロープを使うが、ちょうど50mロープいっぱいで 斜度も緩む。 あとは右手の植林帯をほぼ同高度でトラバースすれば 植林径路と合流し不動尻に続く登山道に出る。 ※この尾根詰めルートは『丹沢の谷200ルート』には掲載していない。 ■丹沢限定沢登り記録は以下URL内に集めております。 http://www.mt-farm.info/ |
写真
撮影機器:
感想
白滝沢の源水は右俣も左俣も豊富な水脈帯で始まるまさに水の沢です。
水が涸れてからの上流は嫌らしいボロボロ棚なので、どこで沢を離脱するかが核心。
今回は水の涸れた三俣から左岸尾根を登って登山道へ出ました。
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