宗箇山(牛田本町〜三滝参道〜大原山〜高峠山〜茶臼山〜西広島駅)【広島県、広島市】


- GPS
- 03:01
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 541m
- 下り
- 534m
コースタイム
- 山行
- 2:40
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 3:01
牛田本町BS 1331 ― アストラムライン白島駅 1341 ― 国道183号横断「三篠町3丁目」交差点 1354 ― 三滝参道踏切 1405 ― 三瀧寺駐車場 1414 ― 想親観音堂 1418 ― 大原山分岐点 1429 ― 大原山 1433/1437 ― 大原山分岐点 1440 ― 林道横断 1443 ― 双子岩 1449/1452 ― 宗箇山(三滝山) 1504/1519 ― 大茶臼山分岐点 1524 ― 三瀧寺・高峠山分岐 1532 ― 高峠山 1540/1543 ― 大迫団地登山口 1552 ― 大迫団地茶臼山登山口 1554 ― 茶臼山東郭跡 1609 ― 茶臼山 1612/1614 ― 小茶臼山登山口 1620 ― 県道265号横断 1630 ― 西広島駅西口 1632
●行動時間
03:01
天候 | 晴れ、曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
(広島の家〜牛田本町BS) 牛田本町BS―三滝参道―大原山―宗箇山―高峠山―茶臼山―西広島駅 (西広島=広島、広島駅〜広島の家) ●登山口へのアクセス ○三滝参道 ・JR可部線「三滝駅」で下車し、西の踏切道まで戻るとその道が三滝参道。線路を背に車道坂道を登っていくと、三瀧観音バス停を過ぎ、やがて三瀧寺の駐車場に至る。駐車場から石段の道が延びており、それを上がっていくと「想親観音堂」。その観音堂の右手の道を行くと大原山方面へと続く“Bコース”。左手へと進むと三瀧寺本堂を経て山頂へと至る“Aコース” ・付近に駐車場やコインパーキングは見当たらず、寺の駐車場にも「登山者利用禁止」が明記されている。公共交通機関利用か、クルマならば三滝から少し離れた所に駐めるか ○己斐、小茶臼山登山口 ・西広島駅西口を降り、整備中の駅前広場を抜け、己斐東小学校へと続く細道を辿っていくと小学校下に着く。一つの階段が登山者用と小学校用とに区分けられており、「小茶臼山登山口」とされたほうを登っていくとやがて山道に変わり、暫く登ると茶臼山山頂下に着く (いずれの記述も2024.1現在) |
コース状況/ 危険箇所等 |
○牛田本町BS〜三滝参道下〜三瀧寺駐車場 ・三滝でJR可部線を渡るまでは街中の舗装路歩き。三瀧参道は自動車も通る道 ○三瀧寺駐車場〜大原山〜宗箇山〜高峠山〜大迫団地登山口 ・寺に着く前から「Aコース」「Bコース」などルートの案内板が建っているが、境内に入ると明記はされていないので、事前に目印となる ・道取りは明瞭。分岐や山頂には標示がある ○大迫団地〜茶臼山〜小茶臼山登山口 ・有志による整備と思われるレベルの整備状態。案内標記やテープ誘導が判りやすく付けられているが、道自体はあまり踏まれていないため落ち葉に埋もれた柔らかい踏み跡も結構ある ・茶臼山山頂はコースを外れており、立ち寄りになる。山頂直下の「桂原天神跡」「東郭跡」との標柱の建つ広場から急崖を登ると山頂部 ・大迫団地側の入口は、ガードレールにピンクテープの誘導があり、近づくと手製標示が設置されているのに気がつく ○小茶臼山登山口〜西広島駅 ・細い舗装路を行く。上部から駅を目指す場合には、道なりといえば道なりだが曲がりくねっており、本道と枝道との見分けは難しい。常に下っている道が本道 ・西広島駅は近年橋上駅化されており、それに伴い西口の駅前広場も整備中。整備されると道取りも変わるものとは思われる。今のところ、上記の己斐東小学校前から西広島駅前へと降りて来る細道は、県道265号から西口駅前広場へと入る口に顔を出している (いずれの記述も2024.1現在) |
その他周辺情報 | ●買う、食べる ○コンビニエンスストア、飲食店 ・三滝駅付近の太田川放水路右岸にはコンビニはない。また飲食店もその付近にはなさそうだ。 ・三瀧参道沿いには、辻利一茶舗がある。甘味処。食事にありそうなものとしては茶そばがあるようだ ・西広島駅はすでに街中だが、駅の西側には店舗のある雰囲気はない。駅から己斐東小学校に向かう道寄りも西にコンビニが一軒あるようだった。西広島駅にはコンビニもある ●日帰り温泉 ・日帰り入浴施設も広島市内にはあるものの、コース近傍にはなさそうだった (いずれの記述も2024.01現在) |
写真
感想
昨日今日と今ひとつの天候の下、近隣の山へ。
今回は街中から出発することとした。行ってみたいお店と今後の山歩き調査を兼ねて、牛田本町バス停を起点とした。
暫くは街歩きが続く。白島を過ぎると旧太田川を渡る。その辺りからは、正面に本日の行き先宗箇山が見え始める。市街を見下ろすというよりは優しく包み込むような山容だ。中腹までは宅地となっており、いかにも大都市近郊の山といった風情だ。
太田川放水路では強風にさらされる。川を下る風が厳しい。上流を見ると、阿武山の右に見える白木山の山頂部辺りは白くなっているようにも見えた。
三滝でJR可部線を踏切で渡り、参道を上る。参道と言ってもふつうの車道に過ぎない。クルマ通りは非常に少ないがバスも走る道だ。上り詰めると三瀧寺の駐車場になる。
駐車場からは寺の庭園内を行くことになる。自然の谷間の中のような石段を登っていくと想親観音堂が建っており、そこでコースは分かれる。今日は大原山から反時計回りに縦走するつもりなので右手の石段を選ぶ。ちなみに想親観音堂は、被爆建物とのこと。爆心地から3km以上離れているとはいえ、木造の簡素な造りがよくぞ壊れることなく生き残ったものだ。
道は観音堂から暫くで山道へと変わる。山道は大きな堰堤(谷止工)を越えると舗装された作業道に変わる。どうやら堰堤を造る際に、山向こうから道を付けたようだ。作業道を登り続けて尾根のわずか手前から山道へと入る。もっと手前からもこの山道へと入ることができたのだが、その入口を見落としてしまった。作業道経由ではあったが、おそらく時間的にもさしたる違いはなさそうだ。
山道に入りほどなく尾根の分岐点へと至る。右に進めば大原山、左は宗箇山とある。
まずは大原山へ往復。急な木段を上り続けて山頂へ。山頂には大した眺望はないが、背後にこれから向かう宗箇山がよく見えている。
先ほどの分岐点まで戻り、宗箇山へと登り返す。途中には双子岩という大岩の展望地点がある。海側の視界が開けており、市街越しに似島や江田島を望むことができる。
細いながらも明瞭な坂道を更に登って宗箇山山頂へ到着。土俵程度の広場になっており、海側は絵下山から宮島までの多島美が絵巻物のように広がっている。
北側には宗箇松が植えられている。四代目とのこと。かつての才人の嗜好を引き継ぎ、景観本意で松を育て続けているとは地元に愛された山だ。
宗箇山からは、おそらく一番良く歩かれているであろう区間を下っていく。大茶臼山方面を右に分け、三瀧寺へと周回して下降する道を左に分ける。更に進んで謎の分岐点を左に取りやがて高峠山へと至る。
高峠山の山頂下には展望の利く大岩がある。足下の山陽本線や新幹線から広島の街並み越しに海が広がっている。先ほどの宗箇山から島並を見たときは手前の街はただの前景に過ぎなかったが、こちらは街と海を意識させられる。それだけ市街地に近い山だということだろう。
高峠山からは一気に駆け下り大迫団地で車道に降り立つ。200m程度舗装路を進み、再び山道へと入る。茶臼山を目指す道は先ほどまでの山道とは異なり、地元の世話好きな方の手で維持されているような道だ。標示やテープ誘導こそ多いが、足下は緩い。獣道かと思うような所も多く、慎重に歩を進める。
己斐城趾でもある茶臼山山頂を踏み、己斐東小学校裏の登山口へと急段を下降した。
神戸でいえば長田の辺りを思わせる山だった。
広島も河口の広がりこそあるものの、山が海に迫る街であることに変わりはない。そのことを改めて感じた。
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