白山釈迦岳(アドベンチャー)
- GPS
- 13:49
- 距離
- 28.6km
- 登り
- 1,888m
- 下り
- 1,869m
コースタイム
天候 | 晴れのち小雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
風嵐ゲートで積雪60cm 宮谷は例年より雪は少なく渡渉多し 行程全般で薮はなし |
その他周辺情報 | 帰宅後テルメ金沢で入浴 |
写真
感想
今日の水友は釈迦岳を宮谷から南西尾根経由でピクろう、コーエーが昼から仕事と言うので深夜23時過ぎにスタートとした。
雪は最近の寒波で増えていた。まっさらな林道を二人でガシガシ歩いて行く。スノーシェッド前後は雪崩れているので要注意だった。
6.5km歩いてようやく宮谷出会、橋で手取川を渡り詰めて行く。寒波はあったが数回なので宮谷は雪が少なめで渡渉の嵐だった。ツボで石伝いしたり、切れたブリッジを渡ったり、大ジャンプで対岸へ飛んだり、何でもありのアドベンチャーだった。
足を濡らせばそこで終わってしまうがギリ切り抜けた。稜線へ上がる沢も滝が数ヶ所で出ていて心臓に悪かった。稜線まで上がればあとは黙々ポコを巻いて釈迦岳を目指すのみ、スタートから9時間かけてようやくピクる事ができた。
山頂からは白山や別山がマンダムであった。逃げ足は早い、帰りはどうすれば一番安全で効率的かを考えながらルートを探る。予定コースを何度も修正して帰路を急いだ。
宮谷に降りてから鞍部に登り返してキヤヌキ谷を滑走して手取川に出た。こんなコースを取るのは自分たちくらいだろう。
無事林道に出たら手で必死に漕いで白峰へ、13時間オーバーの激しい戦いであった。コーエー一目散に職場に走る。
とにかく頭も体もフル回転で疲れました。
今日は午後から仕事に行かなければいけないので近場の白山釈迦岳となった。ここも何回か来ているが宮谷川の状態はいつも変わるので以前のルートは参考にならない。今日も何度も難関が現れたがその都度突破することとなった。
しばらく来ていなかったのでゲートから先も随分雪が増えた。降雪後時間が経っているのでそれほどラッセルもなく歩いていくと宮谷川に逸れる林道に入る。いつもはあるデブリも小さいので雪が少ないのだろう。最終堰堤脇の雪も少ないので行きはツボで突破した。
さあこれで快適かと思いきやここからが試練だった。いきなり雪が大きく切れて飛び石で渡渉。そこからもなかなか左岸に渡渉できず右岸沿いをいくが右岸も崖になっていたりするのでその都度高巻を強いられる。岩場のトラバースがあったが帰りはかなり厳しいのでどうクリアするか考えた。
当初行こうと決めていた沢までもなかなか達することが出来なかったので予定変更で手前の沢に入ることとなりなんとか渡渉して沢に入るもいきなり滝が現れる。前はこんなんなかったなと思いながら高巻いたりギリ雪を繋いで中央突破したり三つくらい超えたところでようやく雪が安定してきた。
稜線に出るまでに帰りのルートを色々話し合っていくつか候補を決めた。稜線に出ると雪は多くて快適に登ることが出来た。基本的に右側からデコボコは巻いていく。風の強さや斜面の固さでいろいろルート取りは変わってくるが今日は風も弱く斜面もガチガチではないので最短で1900のポコは右から行くこととなった。最後はガチガチになってきたので高度を上げざるを得なかった。
手前のポコも巻いて出発から約9時間かかって無事登頂。厳冬期白山よりも疲れたかもしれない。高曇りだった天気も山頂に着く頃にはどんより雲に変わりちょうど滑走準備をしている時に雪が舞ってきた。それでも展望はあるので癒された。
帰りは稜線鞍部までは快適。そこからシールで行きで登った沢のもう一つ向こうの沢を降りることに決まった。そうするとメチャクチャ苦労した渡渉やトラバースはすべて回避できる。さらに北面なので雪は生きていてご褒美滑走となった。最後は緩い尾根に回り宮谷川に合流。最後の渡渉も板を放り投げツボで渡る。川まで高さがありハングしているので手持ちの細引きを使い安全に降りた。
キヤヌキ谷経由で帰るので鞍部を目指してルートを取るがここでも大きな沢がありしばらく沢沿いを進んだがなかなか高さがあり急なトラバースで気が抜けなかった。鞍部までの斜面は疎林で快適だった。鞍部に着くと最後の滑走準備。キヤヌキ谷も雪は生きていてここでもしばしご褒美滑走。しかし気持ちよく落とし過ぎると水が出ているので早めにトラバース気味に下降し無事林道着地。
帰りの林道は行より短いので最後まで頑張って無事帰還。ちょうど小雨がぱらついてきたのでグッドタイミングだった。正直今日は宮谷川の時に敗退も頭によぎったが先生の突破スキルのおかげで無事登頂出来た。過去のルートはあてにせずその時の状況でいろいろ判断しなければいけない。諦めずに弱点を探れば先生も言っていたが「なんとかなる」ものである。
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