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記録ID: 6418144
全員に公開
雪山ハイキング
八幡平・岩手山・秋田駒

森吉山 スノーモンスターに囲まれたホワイトアウトの世界

2024年01月30日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
02:48
距離
5.3km
登り
361m
下り
363m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:35
休憩
0:09
合計
2:44
10:05
10:05
14
10:19
10:19
27
10:46
10:54
40
11:34
11:34
18
11:52
11:53
29
9時始発のゴンドラで出発
出発前に番号札をもらって登山届提出、下山したら下山報告も忘れずに!
天候 曇り後、強風とホワイトアウト
過去天気図(気象庁) 2024年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
森吉山阿仁スキー場の山頂駅からの往復
ゴンドラ往復(2000円)、駐車場は平日無料でした
コース状況/
危険箇所等
コースは目印となるものがありません
トレースは強風にかき消されてしまい、自力で現在地とルートを判断できないと悪天候時は特に危険です
ゴンドラ駅にいる看板🐶
秋田県に来たら、秋田犬に逢いたいよね
1
ゴンドラ駅にいる看板🐶
秋田県に来たら、秋田犬に逢いたいよね
なに??、このモフモフのぬいぐるみみたいな生き物は😍
なに??、このモフモフのぬいぐるみみたいな生き物は😍
売店では北斗くんのぬいぐるみも売っていました
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売店では北斗くんのぬいぐるみも売っていました
では、受付で登山届も提出して番号札ももらったので出発です
では、受付で登山届も提出して番号札ももらったので出発です
これが、登山者の番号札です
これが、登山者の番号札です
山頂駅は既に風雪で凍り付いています
山頂駅は既に風雪で凍り付いています
山頂駅舎からすぐ上の樹氷平へと歩き出します
山頂駅舎からすぐ上の樹氷平へと歩き出します
樹氷が登場
この先は、登山届を提出した人しか進めません
1
この先は、登山届を提出した人しか進めません
ゆっくりと樹氷の間の道を登ります
ゆっくりと樹氷の間の道を登ります
トレースはありますが、ポールなどの目印が一切ないのが、このコースの怖いところです
自力でルートを確認できる自信が無ければ、悪天候での入山は絶対やめましょう
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トレースはありますが、ポールなどの目印が一切ないのが、このコースの怖いところです
自力でルートを確認できる自信が無ければ、悪天候での入山は絶対やめましょう
次第に、ガスで視界が無くなってきました
次第に、ガスで視界が無くなってきました
うっかりすると、先行者の姿が見えなくなって焦ります
うっかりすると、先行者の姿が見えなくなって焦ります
石森を過ぎると一気に視界が悪化。強風でトレースもありません
しかも、先行している人はいない様子
独りぼっちでルートを確認しながら進まねばなりません
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石森を過ぎると一気に視界が悪化。強風でトレースもありません
しかも、先行している人はいない様子
独りぼっちでルートを確認しながら進まねばなりません
スマートウォッチのルートを確認しながら進みます
2
スマートウォッチのルートを確認しながら進みます
途中にある避難小屋
入れるのかな?
何か無理そうなのだが?
途中にある避難小屋
入れるのかな?
何か無理そうなのだが?
視界は更に悪化
周りには、スノーモンスターだらけ
ちょっと、怖くなってきた
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視界は更に悪化
周りには、スノーモンスターだらけ
ちょっと、怖くなってきた
山頂に近づくごとに強くなる風と視界が悪くなる
山頂に近づくごとに強くなる風と視界が悪くなる
一応、位置的には山頂なのだが、何が何やら???
3
一応、位置的には山頂なのだが、何が何やら???
周囲は、光も影も何もない
ただ、極寒の強風と白だけの世界
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周囲は、光も影も何もない
ただ、極寒の強風と白だけの世界
ちょっと視界を動かすと、どこから登って来たのかすらわからなくなるホワイトアウト
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ちょっと視界を動かすと、どこから登って来たのかすらわからなくなるホワイトアウト
これは危険と感じて、ルートマップを頼りに、計器頼りの無視界歩行が続いた
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これは危険と感じて、ルートマップを頼りに、計器頼りの無視界歩行が続いた
ようやく、立体的なものが見えるようになってホッとした
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ようやく、立体的なものが見えるようになってホッとした
スノーモンスターを楽しむ余裕はなかったな〜
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スノーモンスターを楽しむ余裕はなかったな〜
わずかの時間、陽の光を見ることができた
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わずかの時間、陽の光を見ることができた
ホワイトアウト
恐るべし!
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ホワイトアウト
恐るべし!
いい天気が続くといいな
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いい天気が続くといいな
中間地点まで下りてきましたが、
1
中間地点まで下りてきましたが、
ここでもホワイトアウト
トレースすら消え去る危険地帯
ここでもホワイトアウト
トレースすら消え去る危険地帯
無事に樹氷平の周回エリアに戻りました
無事に樹氷平の周回エリアに戻りました
ちょっと、周回してみます
ちょっと、周回してみます
青空が見えるときに来たい
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青空が見えるときに来たい
無事の下山にホッとしました
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無事の下山にホッとしました
撮影ポイント
ゴンドラで下ります
ゴンドラで下ります
無事の下山を報告
相変わらず、爆睡中
1
無事の下山を報告
相変わらず、爆睡中
一気に移動して、角館
ちょっと散歩
1
一気に移動して、角館
ちょっと散歩
冬にしては雪が少ないね
冬にしては雪が少ないね
人力車も乗れるんだ
人力車も乗れるんだ
観光客も少なかったです
観光客も少なかったです
更に移動しまして、銀山温泉の夜景探訪です。
以前に来たことはありましたが、夜の景色を訪ねてみたいと再訪しました
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更に移動しまして、銀山温泉の夜景探訪です。
以前に来たことはありましたが、夜の景色を訪ねてみたいと再訪しました
平日なのに、夜景を撮影する人達が多いこと!
駐車場が少ないので、バスが大混雑していました
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平日なのに、夜景を撮影する人達が多いこと!
駐車場が少ないので、バスが大混雑していました
それにしても、見事な景色ですね
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それにしても、見事な景色ですね
キラキラ😍
「千と千尋の神隠し」のモデルではないか?と言われる場所です
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キラキラ😍
「千と千尋の神隠し」のモデルではないか?と言われる場所です
もっと、雪があれば違った景色が見れそうです
もっと、雪があれば違った景色が見れそうです
素敵な世界でした
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素敵な世界でした
なんと、川までライトアップしてます
なんと、川までライトアップしてます

感想

平日に休みが取れたので、念願の冬期東北遠征👣です。今回は三大樹氷で有名な森吉山🗻。
深夜に移動して森吉山阿仁スキー場へとやってきました。
ロープウェイ🚡(往復2000円)で一気に山頂駅に移動できます。
なお、山頂駅周辺の樹氷周回エリアを外れて山頂へと向かう人は、ロープウェイに乗る前に登山届の提出が必要となります。提出すると番号札をもらえます(当日は2番札)ので、ロープウェイに乗る際に係員へ提出します。
無事に下山したら、下山の報告も必要です。

平日なので混雑せずに移動できました。当日は天候が悪化傾向のため、山頂へと向かう人は数組程度。途中からは真っ白のホワイトアウト状態😱です。
おまけに風が強く、容赦なく巻き上げた雪が体にぶつかって、ぶら下げていたストラップの紐は樹氷と化していました。この日以外は更に天気が悪くなるので、当日の天候悪化はある程度覚悟してアタックしました。

山頂に近づくと強風で360度全くの視界なし。山頂標示がどこにあるのかすらわかりません。
あちこち探しますが、ホワイトアウトの世界では左右・上下の感覚が狂ってしまい、どこに立っているのかすら不安になってしまいます。風が強いので登って来たトレースは残っていません。
これは危険と判断して、すぐに下山開始。ところが、下っているつもりでも、ルートを間違ってしまい、また登り返していたりと焦ります。
落ち着いて、スマホの地形図・ルート図を再確認して方向を定めます。後は、スマートウォッチに表示されているルートを外れないように、方向を確認しながら下りました。

途中で後ろから下って来た方に声を掛けられ、一緒に下りましょうとなりました。
相変わらず、真っ白の世界。光もなければ影もない立体的な物体が見えない😱時間が続き、ひたすらスマートウォッチのルートのみを頼りに下ると、ようやく風も収まって視界が戻ってきました。危うく遭難😨しそうでしたが、何とか脱出することができて、貴重な経験となりました。
これほどの厳しい雪山歩きは初めてでした。この山は、日本海側の気候になるので、あまり天気の良い日がないのが残念ですが、いつか再訪したいと思いました。
ロープウェイ駅にいる看板🐶 秋田犬の「北斗」君に癒してもらって、次の目的地へと向かいました👋。途中で角館・銀山温泉に寄り道。さて翌日のお山は如何に?


以下、今回感じたことです。
ホワイトアウトと強風、しかも−10℃を下回る寒さでは、ルート確認をスマホだけに頼るのはとても危険です。長時間、極寒の屋外では使えなくなる恐れがあります。そもそも、そんな寒さでは動作保証範囲を外れていますので、いつ動かなくなるかわかりません。
極寒の中で、手袋を外すのも危険です。

自分は冬期用にスマートウォッチを活用しています。ー20℃までの動作範囲なので、いちいちスマホを持ち出す手間が省けます。ウエアの上に装着しているので手袋が邪魔になることもありません。
厳冬期やトレースのない場所を歩く際には、事前にルートを設定しておくとルートと現在地を常に表示してくれて、とても重宝しています。もちろん、移動したトレースも保存されています。
画面が小さいことから大きな地図が表示できないので、その時はスマホの地図を見ています。
この装備が無かったら、山頂へのアタックは中止していたでしょう。
まあ、お金があればGPS地図搭載の専用機がベストなのでしょうけど。
悪天候の冬山は危険なので、舐めたらいけませんね🙇

1分ショート動画を先行配信します




本編動画 完成しました


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