森吉山 スノーモンスターに囲まれたホワイトアウトの世界


- GPS
- 02:48
- 距離
- 5.3km
- 登り
- 361m
- 下り
- 363m
コースタイム
天候 | 曇り後、強風とホワイトアウト |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ゴンドラ往復(2000円)、駐車場は平日無料でした |
コース状況/ 危険箇所等 |
コースは目印となるものがありません トレースは強風にかき消されてしまい、自力で現在地とルートを判断できないと悪天候時は特に危険です |
写真
感想
平日に休みが取れたので、念願の冬期東北遠征👣です。今回は三大樹氷で有名な森吉山🗻。
深夜に移動して森吉山阿仁スキー場へとやってきました。
ロープウェイ🚡(往復2000円)で一気に山頂駅に移動できます。
なお、山頂駅周辺の樹氷周回エリアを外れて山頂へと向かう人は、ロープウェイに乗る前に登山届の提出が必要となります。提出すると番号札をもらえます(当日は2番札)ので、ロープウェイに乗る際に係員へ提出します。
無事に下山したら、下山の報告も必要です。
平日なので混雑せずに移動できました。当日は天候が悪化傾向のため、山頂へと向かう人は数組程度。途中からは真っ白のホワイトアウト状態😱です。
おまけに風が強く、容赦なく巻き上げた雪が体にぶつかって、ぶら下げていたストラップの紐は樹氷と化していました。この日以外は更に天気が悪くなるので、当日の天候悪化はある程度覚悟してアタックしました。
山頂に近づくと強風で360度全くの視界なし。山頂標示がどこにあるのかすらわかりません。
あちこち探しますが、ホワイトアウトの世界では左右・上下の感覚が狂ってしまい、どこに立っているのかすら不安になってしまいます。風が強いので登って来たトレースは残っていません。
これは危険と判断して、すぐに下山開始。ところが、下っているつもりでも、ルートを間違ってしまい、また登り返していたりと焦ります。
落ち着いて、スマホの地形図・ルート図を再確認して方向を定めます。後は、スマートウォッチに表示されているルートを外れないように、方向を確認しながら下りました。
途中で後ろから下って来た方に声を掛けられ、一緒に下りましょうとなりました。
相変わらず、真っ白の世界。光もなければ影もない立体的な物体が見えない😱時間が続き、ひたすらスマートウォッチのルートのみを頼りに下ると、ようやく風も収まって視界が戻ってきました。危うく遭難😨しそうでしたが、何とか脱出することができて、貴重な経験となりました。
これほどの厳しい雪山歩きは初めてでした。この山は、日本海側の気候になるので、あまり天気の良い日がないのが残念ですが、いつか再訪したいと思いました。
ロープウェイ駅にいる看板🐶 秋田犬の「北斗」君に癒してもらって、次の目的地へと向かいました👋。途中で角館・銀山温泉に寄り道。さて翌日のお山は如何に?
以下、今回感じたことです。
ホワイトアウトと強風、しかも−10℃を下回る寒さでは、ルート確認をスマホだけに頼るのはとても危険です。長時間、極寒の屋外では使えなくなる恐れがあります。そもそも、そんな寒さでは動作保証範囲を外れていますので、いつ動かなくなるかわかりません。
極寒の中で、手袋を外すのも危険です。
自分は冬期用にスマートウォッチを活用しています。ー20℃までの動作範囲なので、いちいちスマホを持ち出す手間が省けます。ウエアの上に装着しているので手袋が邪魔になることもありません。
厳冬期やトレースのない場所を歩く際には、事前にルートを設定しておくとルートと現在地を常に表示してくれて、とても重宝しています。もちろん、移動したトレースも保存されています。
画面が小さいことから大きな地図が表示できないので、その時はスマホの地図を見ています。
この装備が無かったら、山頂へのアタックは中止していたでしょう。
まあ、お金があればGPS地図搭載の専用機がベストなのでしょうけど。
悪天候の冬山は危険なので、舐めたらいけませんね🙇
1分ショート動画を先行配信します
本編動画 完成しました
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