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Yamareco

記録ID: 642020
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

焼岳(中の湯温泉〜焼岳北峰〜上高地)残雪期

2015年05月18日(月) [日帰り]
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GPS
06:00
距離
10.2km
登り
971m
下り
983m

コースタイム

焼岳(中の湯温泉〜焼岳北峰〜上高地)残雪期

05:30 中の湯温泉旅館
05:40 新中の湯登山口
07:00 下堀沢出会
07:40 北峰と南峰の鞍部
07:50 焼岳北峰

08:25 焼岳北峰(下山開始)
09:15 焼岳展望台
09:25 焼岳小屋
10:55 上高地側焼岳登山口
11:30 河童橋(ここから上高地をまったり観光)

13:00 上高地バスターミナル(バス乗車)
13:15 釜トンネル(BS中の湯から徒歩)
13:35 中の湯温泉旅館(徒歩の途中で通りかかった送迎車に乗せて頂く)

天候 晴れ 時々 曇り
過去天気図(気象庁) 2015年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
【駐車場】
中の湯温泉旅館

【帰路】
上高地バスターミナルよりバス(上高地〜中の湯 770円)釜トンネル付近の中の湯にて下車(沢渡or平の湯どちらに乗車しても中の湯で降りれば大丈夫)中の湯温泉旅館までは徒歩になります(45分くらいかかるかも)


【中の湯温泉旅館】
日帰り入浴 700円(露天風呂から穂高連峰!)
http://www.nakanoyu-onsen.jp/
コース状況/
危険箇所等
【道の状況・危険箇所】
2015年05月18日。2015年は雪解けが早いようです。全行程の半分以上は夏道。山頂部にも雪はありませんでした。無雪期と積雪期のジャンル分けで少し悩みましたが、核心部と思われる新中の湯ルート下堀沢や、焼岳(北峰)直下の上高地側雪渓トラバースは積雪ありで雪の状態により十分注意する必要を感じたため積雪期と記載させていただきました。アイゼンは携行されたほうがよいでしょう。落石にも注意する必要があると思います。

※上高地からの焼岳登山道が冬期通行止め解除されました。
いろいろと経緯があり【感想/記録 参照】残雪の焼岳登山。ルートは、中の湯温泉〜焼岳北峰〜上高地
いろいろと経緯があり【感想/記録 参照】残雪の焼岳登山。ルートは、中の湯温泉〜焼岳北峰〜上高地
序盤の登山道は夏道
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序盤の登山道は夏道
1972mピーク付近以降はずっと雪道。奥に焼岳(南峰)が見えてきました
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1972mピーク付近以降はずっと雪道。奥に焼岳(南峰)が見えてきました
ダケカンバの森の上には焼岳が登場。北峰と南峰の鞍部では火山ガスを確認
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ダケカンバの森の上には焼岳が登場。北峰と南峰の鞍部では火山ガスを確認
下堀沢出会で振りかえれば霞沢岳がみごと
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下堀沢出会で振りかえれば霞沢岳がみごと
下堀沢を詰めます!万全を期しアイゼン・ピッケル・ヘルメットの完全装備でいきます
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下堀沢を詰めます!万全を期しアイゼン・ピッケル・ヘルメットの完全装備でいきます
落石には十分注意!
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落石には十分注意!
北峰と南峰の鞍部が近づいてきましたがまだまだ登り詰めます
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北峰と南峰の鞍部が近づいてきましたがまだまだ登り詰めます
振りかえると絶景。乗鞍・中ア・南アの稜線も!
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振りかえると絶景。乗鞍・中ア・南アの稜線も!
新しめの岩シリセード跡。落石のフォールラインは避けたほうがいいでしょう
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新しめの岩シリセード跡。落石のフォールラインは避けたほうがいいでしょう
ようやくコル。北峰と南峰の鞍部まで登り詰めました
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ようやくコル。北峰と南峰の鞍部まで登り詰めました
コルから火口湖。半分ほど溶解
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コルから火口湖。半分ほど溶解
コルから南峰。焼岳の最高点です。登頂はそそられますが登攀禁止とあるので自重します
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コルから南峰。焼岳の最高点です。登頂はそそられますが登攀禁止とあるので自重します
コルから振りかえり登り詰めた下堀沢と広がる景色
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コルから振りかえり登り詰めた下堀沢と広がる景色
焼岳(北峰)にむかいガレ場を登ります
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焼岳(北峰)にむかいガレ場を登ります
焼岳は活火山。火山ガスの硫黄臭が漂います。近づきすぎには注意しましょう
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焼岳は活火山。火山ガスの硫黄臭が漂います。近づきすぎには注意しましょう
やったね!焼岳(北峰)に初登頂!山行中唯一お会いしたベテランの方と山頂から北アルプスの絶景を楽しみます
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やったね!焼岳(北峰)に初登頂!山行中唯一お会いしたベテランの方と山頂から北アルプスの絶景を楽しみます
彼方には中ア・南ア
彼方には中ア・南ア
乗鞍が近い!大きな山塊です
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乗鞍が近い!大きな山塊です
焼岳(南峰)と火口壁
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焼岳(南峰)と火口壁
火口湖は正賀池と言うらしい
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火口湖は正賀池と言うらしい
関東勢には憧れるがなかなか行けない白山が神々しい
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関東勢には憧れるがなかなか行けない白山が神々しい
残雪の笠ヶ岳と新緑の中尾高原。春ならではの景色
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残雪の笠ヶ岳と新緑の中尾高原。春ならではの景色
槍ヶ岳をアップで!次はどのルートで登頂しようか考えるだけでわくわく
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槍ヶ岳をアップで!次はどのルートで登頂しようか考えるだけでわくわく
焼岳から槍・穂高連峰縦走路。昨年は日程の関係で天狗のコルからでしたがいつか全部繋げたい!
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焼岳から槍・穂高連峰縦走路。昨年は日程の関係で天狗のコルからでしたがいつか全部繋げたい!
登山をはじめるきっかけとなった穂高連峰。大好きな山のひとつです
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登山をはじめるきっかけとなった穂高連峰。大好きな山のひとつです
梓川を挟んで霞沢岳。あちらからの穂高も素晴らしそうでいつか登りたい
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梓川を挟んで霞沢岳。あちらからの穂高も素晴らしそうでいつか登りたい
麓には上高地。上高地からの焼岳登山道が冬期通行止め解除されたようですので楽園目指して下山します
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麓には上高地。上高地からの焼岳登山道が冬期通行止め解除されたようですので楽園目指して下山します
雪渓の上から穂高連峰。いろいろ葛藤があっての今回の登山。絶景を目と心に焼きつけます!
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雪渓の上から穂高連峰。いろいろ葛藤があっての今回の登山。絶景を目と心に焼きつけます!
残雪の穂高をアップで!むかう気持ちを持ち続けていれば次にまた登るチャンスもやってくるさっ!
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残雪の穂高をアップで!むかう気持ちを持ち続けていれば次にまた登るチャンスもやってくるさっ!
エキスパートに情報提供。奥穂〜前穂の残雪状況
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エキスパートに情報提供。奥穂〜前穂の残雪状況
エキスパートに情報提供。前穂明神もちろん自分も憧れ単独で
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エキスパートに情報提供。前穂明神もちろん自分も憧れ単独で
まずは焼岳小屋をめざして下ります
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まずは焼岳小屋をめざして下ります
下りはじめの雪渓のトラバースが滑落するとひとたまりもない!雪の状態ではアイゼン使用。携行を忘れず
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下りはじめの雪渓のトラバースが滑落するとひとたまりもない!雪の状態ではアイゼン使用。携行を忘れず
笠を眺めながらガレ場をトラバース
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笠を眺めながらガレ場をトラバース
ガレ場の下り。雪解け間もなく浮石だらけ
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ガレ場の下り。雪解け間もなく浮石だらけ
笹の気持ちの良い稜線を進む
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笹の気持ちの良い稜線を進む
中尾峠からは少し登り返し
中尾峠からは少し登り返し
登りきり振りかえると迫力ある焼岳の展望
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登りきり振りかえると迫力ある焼岳の展望
焼岳小屋近くでは残雪あり
焼岳小屋近くでは残雪あり
焼岳小屋に到着(残雪あり)6月中旬から営業のようです
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焼岳小屋に到着(残雪あり)6月中旬から営業のようです
焼岳を眺めながら下山。冬期撤去されたハシゴが設置されてなかったらツミですが調査します
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焼岳を眺めながら下山。冬期撤去されたハシゴが設置されてなかったらツミですが調査します
長いハシゴの上段のみ出ています。トレースありましたが滑らないよう雪上歩行注意!
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長いハシゴの上段のみ出ています。トレースありましたが滑らないよう雪上歩行注意!
下から長いハシゴ。上高地から息子たちと焼岳の下見を兼ねましたがもうちょっとお兄さんにならないとここダメそう(汗)
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下から長いハシゴ。上高地から息子たちと焼岳の下見を兼ねましたがもうちょっとお兄さんにならないとここダメそう(汗)
大正池や六百霞沢を眺めながら。このへんの残雪は断続的にあり
大正池や六百霞沢を眺めながら。このへんの残雪は断続的にあり
ここのハシゴありで感謝。渡ってからの雪の斜面がけっこう急でした!
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ここのハシゴありで感謝。渡ってからの雪の斜面がけっこう急でした!
広い雪面で調子にのってたら登山道はずしてしまってたので修正しながら下りて行きました
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広い雪面で調子にのってたら登山道はずしてしまってたので修正しながら下りて行きました
ちょっと藪漕ぎもしながらの修正で登山道に合流。上高地からは今の時期は道標少ないようです
ちょっと藪漕ぎもしながらの修正で登山道に合流。上高地からは今の時期は道標少ないようです
麓に近づくとニリンソウの群生地。かわいらしい
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麓に近づくとニリンソウの群生地。かわいらしい
群生してましたがスミレでしょうか?黄色はこれまであまり見てこなかったので
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群生してましたがスミレでしょうか?黄色はこれまであまり見てこなかったので
名前分かりませんが可憐で綺麗でした
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名前分かりませんが可憐で綺麗でした
上高地側の焼岳登山口に下りました。河童橋を目指します
上高地側の焼岳登山口に下りました。河童橋を目指します
小川の音色が心地良い
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小川の音色が心地良い
避暑の夏やカラマツ黄葉の秋も良いですが、新緑の上高地も最高です!
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避暑の夏やカラマツ黄葉の秋も良いですが、新緑の上高地も最高です!
振りかえり焼岳。良い山です。恩恵もありながら火山の恐ろしさも同時に忘れてはいけないことのひとつです
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振りかえり焼岳。良い山です。恩恵もありながら火山の恐ろしさも同時に忘れてはいけないことのひとつです
河童橋より定番の穂高連峰!昼には崩れる予報でしたが稜線バッチリの絶景でした
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河童橋より定番の穂高連峰!昼には崩れる予報でしたが稜線バッチリの絶景でした
2012年08月に家族旅行で訪れた上高地。ここから見上げた穂高連峰に感動したことが登山の始まり。焼岳も同じ。ようやく登ることができました
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2012年08月に家族旅行で訪れた上高地。ここから見上げた穂高連峰に感動したことが登山の始まり。焼岳も同じ。ようやく登ることができました
梓川から眺める穂高連峰。今日の調子と意外と良かった天候に初日で奥穂頂上登れたかもと引きずりますが、もっと白い峰の穂高を目指してまた今度!
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梓川から眺める穂高連峰。今日の調子と意外と良かった天候に初日で奥穂頂上登れたかもと引きずりますが、もっと白い峰の穂高を目指してまた今度!
家族にお土産購入し上高地コロッケバーガー&カフェオレで絶景ランチ。おつかれさまでした(注)この記録の著者は森ガールでなく山好きのおっさんなりかけです!
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家族にお土産購入し上高地コロッケバーガー&カフェオレで絶景ランチ。おつかれさまでした(注)この記録の著者は森ガールでなく山好きのおっさんなりかけです!

感想

2015年05月18日
登山をはじめるきっかけにもなり、昨年秋に縦走することのできた穂高連峰。本格的に雪山登山をはじめてからまだ月日は浅いかもしれないが、これまでの雪山の経験は、自分にとって思い入れのある奥穂高の頂上から北アルプスの白い峰々を見てみたいという一心が目標と動機のひとつだった。

5月の連休は18日(月)19日(火)の2日間のみ。残雪期の奥穂登頂へのシーズン最初で最後の登山可能日。前日の日曜日も仕事の合間を見つけては天気を気にした。18日(月)は午後から天気は下り坂、夜には雨か雪が降り19日(火)の午前中も雨。奥穂への行動予定では速いペースで登れたとしても18日(月)の登頂予定時間では天気が急変しだす頃、普通の予定通りのペースでは19日(火)の午前中は絶景はまず無理で、登頂すら断念せざる負えない天候かもしれない。次の連休が来るころには北アルプスも夏山の装いと変わるだろう。思いは強かった残雪の奥穂はまたの機会へと決断した。

家に帰ると子供たちと夕飯のあと遊びながらも横目には昨夜にパッキング済みのザック。むなしい気持ちを抱えながらもとに戻そうにもできない。即行で新たな計画書を作成し向かう先は長野。18日(月)の午前中だけでも北アルプスの白い峰々を見てみたいと焼岳へ。

2012年08月に家族旅行で訪れた上高地。ここから見上げた穂高連峰に感動したことが登山の始まり。焼岳も同様。河童橋や大正池から見上げた焼岳に感動したことは今でも鮮明に覚えている。2015年05月18日ようやく登ることができ、その頂からの眺望は素晴らしく、感動と新たな目標を心に焼きつけることができた。白い奥穂の頂はまた今度。

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未入力 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
焼岳(中ノ湯温泉〜焼岳小屋〜上高地)
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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