地蔵尾根からの仙丈ヶ岳
- GPS
- 16:24
- 距離
- 25.6km
- 登り
- 2,272m
- 下り
- 2,271m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
良好 |
その他周辺情報 | 駒ヶ根のこぶしの湯(750円)を利用。 |
写真
感想
雪山をがっつり楽しみたいと、山友さんと新潟方面へ行く計画をしていたものの、天候がいまいちそうなのでやめ、天気の期待できる南アルプスへ変更しました。そして、行き先は仙丈ヶ岳。しかも日帰り。地蔵尾根を往復する、なかなかしびれるコースです。
夜10時くらいに調布で落ち合い、柏木登山口へ。3時間余りかかりました。さすがに不眠不休はきつ過ぎるので、寝ましたが、たかだか1時間くらい。3時半頃出発しました。
登山道はよく整備されているものの、案内がいまいち。初め、ちょっと間違えて、修正のために道なき道を歩いて、いいアップになりました。
長くて、暗くて、つまらない、樹林帯の林道と登山道。それでも、これから仙丈を目指す意気揚々とした我々は、苦ともせず、なかなかのペースで歩けました。まぁ、ところどころ、あまりにつまらな過ぎて、寝不足でもあったので、眠くなりましたが…。順当に、松峰や松峰小屋、地蔵岳の脇を進んでいきます。
ところが、地蔵岳を過ぎて、いよいよ急登にさしかかると、急にペースダウン。本コースの核心である、稜線直前の壁のような急登に至っては、遅々として進まなくなってしまいました。ちょうどそのあたりで、バックスキーの人に抜かされたり、0時から登ってラッセルしてくださった人や、我々の30分前に出発した人とすれ違い、本当に、このコースには強者が集うんだと改めて思い知らされました。
長い樹林帯でしたが、稜線まで来ると、ようやく樹林帯を抜け、仙丈の姿をみとめることができます。これまでは北沢峠側からしか登ったことがなく、カールをともなった定番の姿しか見たことありませんでしたが、裏側から見ると非常に岩がちで険峻であり、槍穂高連峰の一角をも担えそうな風格です。
稜線に出てからも登りがきつく、標識の立つピークが遥か遠くて、今回ばかりはピークを踏むのは時間的に厳しいのではないかと、半ば諦めかけましたが、見えていた標識は大仙丈ヶ岳だったらしく、仙丈ヶ岳はだいぶ手前だったので助かりました。
登り始めて約10時間、ようやっと仙丈ヶ岳のピークに着きました。本日は快晴。富士山・北岳・間ノ岳の本邦トップ3を一度に拝めます。そこから反時計回りに、鳳凰三山、甲斐駒・鋸、八ヶ岳、北アルプス、中央アルプス、そして南アルプスの南部と、360度、錚々たる山々を見渡すことができます。至福の時間。これまでの10時間の苦痛が報われます。
さて、下山。3時間かかった急登は、1時間ほどで下りてきました。呆気ないものです。そんなペースで下山できたらいいのですが、帰りはここからが難所。アップダウンをともなう地蔵岳や松峰周辺は、疲労の蓄積した体に応えます。そして、とにかく長い、つまらない、かったるい。登山道に文句をたれることはしょっちゅうですが、この地蔵尾根の苦痛さは群を抜いている気がします。二度と歩くまいと思ってしまいます。それくらいつらい。
結局、帰りも真っ暗な時間帯になってしまいました。本日の行動時間は16時間半。日帰りでこんなに歩いたのは、久々な気がします。たくさん歩いたのでお風呂に入りたいのですが、どこも営業終了。唯一、駒ヶ根のこぶしの湯(750円)が10時閉館だったので助かりました。そして、諏訪湖SAで遅い夕食。帰宅したのは2時過ぎでした。本当にくたくたです。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する