【過去レコ】古城山(岐阜県美濃市)
- GPS
- --:--
- 距離
- 3.9km
- 登り
- 331m
- 下り
- 313m
コースタイム
- 山行
- 1:50
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 2:10
天候 | 曇りのち晴れ一時雨と雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2005年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
かつて山頂に鉈尾山城という山城(戦国時代末期の佐藤氏三代が城主)があった古城山は,続ぎふ百山にも選ばれている.鉈尾山という名称は,四方を釣壁で構えられ,鉈一丁で壁を切り落とせば何千騎も防ぐことができたことに由来するそうだ.また,東海北陸自動車道がすぐ東を走っており,トンネルや上り車線のPAにその名前が宿されている.
翌3月13日は祖母の49日の法要なので,父親と一緒に富山へ帰ることにした.父は夕方まで仕事であるから,関市に近い美濃市の2座に登り,「孫六の湯」で汗を流す,というプランを立てた.
最初に古城山.156号を走ると,「美濃市運動公園」の看板をいつも見るが,古城山へは,この運動公園からルートがつけられている.案内にしたがって,運動公園へと入り,第一駐車場に車を置く.土曜日にもかかわらず,駐車場には他の車がなく,グランドにも人気がない.
今回は毛鹿洞池から登り,グランドの裏手へと下るコースをとる.ちょうど,反時計回りに周遊する格好だ.まず,駐車場から毛鹿洞池への案内板にしたがって,階段を下り,池に向かう.すぐ右手が児童公園になっている.そこから一投足で毛鹿洞池に出る.濃い緑色をした池で,中を覗き込むと大きな鯉が泳いでおり,また周囲には花を咲かせた梅の木が数本植えられている.
池の脇から登山道が出ており,入口の大きな看板でルートを確認すると,「頂上まで1540m」とある.道はよく整備されており,小沢沿いを森林浴気分で歩いていく.しばらくで,林道に出会うが,ここからルートが2つある.おそらくどこかでつながっているだろうから,幅の広いほうのルートを進むことにする.
やがて,勾配のきつい斜面の木段を登っていくが,それもわずかで不動岩の休憩ポイントに達する.不動岩は10mほどの大きな岩で,裏手には薮椿がきれいに咲いていた.
不動岩からは尾根歩きで,西の眺望が良く,長良川をはさんで誕生山・天王山が大きく望まれる.高賀三山も近いが,ガスがかかってはっきりとは見えない.山頂が近づくと,「石塁」「三の曲輪(防御の要となる平坦なところ)」と札の立てられた城跡の一部があり,かつて鉈尾山城があったことを思い出す.
山頂は城の本丸跡で,2等三角点や立派なあずま屋もあり,広々としている.天気に恵まれれば,御嶽・乗鞍・伊吹山まで見えるとのことだが,あいにくの曇り空で,誕生山・天王山の連なり,岐阜の金華山・百々ヶ峰までに展望はとどまる.
休憩舎で休んでいると,突然周囲がガスって,眼下の街並みすら見えなくなってしまい,白い雪が降り出した.長居をする状況ではないので,急いで下山とする.一時は激しく降った雪だが,見晴台に着いた頃にはすっかり止んで,太陽も顔をのぞかせていた.晴・曇・雨・雪と何とも落ち着きのない天気だ.
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