山の神尾根(クラシックルート)
- GPS
- 16:40
- 距離
- 38.7km
- 登り
- 2,433m
- 下り
- 3,902m
コースタイム
- 山行
- 2:46
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 2:50
- 山行
- 7:55
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 8:55
- 山行
- 4:21
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 4:28
天候 | 10日:晴れ 11日:晴れ・雪 12日:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
P2072は先行者のトレースに引っ張られて南面を巻いたが腐れ雪のせいか大きく高度を落とされていた。北面を巻くべきだった。 山の神山頂は針葉樹林でツリーホールと雪面のうねりがひどい。 若栗の頭に向かう尾根に向かう南面のトラバースは雪庇崩落と腐れ雪で緊張するが、尾根に乗ってしまえば良い雪でシールをやっと剥がす。緩やかで広い尾根。多少のラッセルはあるが、コンパスを合わせながら地図に載ってない小さな沢筋をうまく読んでいく。 黒川沢(支流)はパウダーだが雪が少なくスティープ感はかなり強い。沢に吸い込まれそうになる恐怖で足がすくむと却ってスキーコントロールを失う。 支流から本流の出合いで行き詰まったかと思ったが、メンバーがカニ歩きで少し登り返してトラバースルートを発見。また1名はスキーを外してなんとクライムダウンした。 ルート全般の反省点 唐松沢源頭部を滑ってからP2072へシール歩行したほうが良かったかもしれない。また、スキー技術が心配なメンバーがいる場合、若栗の頭には向かわず、夏道どおりに黒川沢本流の源頭部からドロップすれば急斜面で苦労することも無かろう。 |
写真
感想
会の相互学習例会、その名も道場シリーズの第3回目で栂池に来た。今回のテーマは雪崩リスク管理。
初日は移動日なので午後から西鵯に上がってピットテスト。雪柱を掘っていると20-30cmのところで早速スパッと剥がれる。見上げれば天狗原東面上部が雪崩ていた。普段身につけているビーコンもあえてサーチモードで仲間を探す訓練をする。
二日目、前夜から朝まで降雪あり雪崩ネットワークは森林限界から上は「警戒」と出た。裏天狗滑走を目論んでいたが昨日のピットテストでビビっているので、ラッセル覚悟でクラシックルート山の神周回を歩いてみることにした。残雪期ルートであろうが、6人パーティなので天狗原から山の神までのラッセルはなんとかなった。山の神を過ぎたところで進路を若栗の頭に繋がる尾根に変え、黒川沢支流にドロップ。少雪で沢が深く開いている。痺れる斜度に面ツルが残ってる。支流は美しいブナの森が広がる左岸をトラバース。多数の先行者に削られて荒れる片斜面で難儀するメンバーを励まし、なんとか日暮前に下山。終わってみれば充実の冬山縦走。
三日目、少し降雪があり、相変わらず雪崩ネットワークは森林限界から上は警戒レベル。メンバーの昨日の疲れも勘案して、西鵯の東斜面のパウダー狙いとした。昨年滑った場所より少し上まで登り、平地までの面ツル滑走を楽しんで、西鵯のコルに登り返す。これはラッセル泥棒でした。先行者に感謝。
東京野歩路会・スキー例会部
https://tokyo-nbr.jp/
道場今のとこ全参加のななころぴです。
シュ先輩は、計画、登り、ラッセル、地図読み、滑り、配慮、ヤマレコ記録、などなど、全てがスゴすぎて、大きい背中が眩しくてクラクラします。
自分なりに成長するよう頑張って参りますので、今後もどうぞよろしくお願いいたします。
今まで、山スキーは滑るために登ってましたが、滑れない山スキーもおかげさまで楽しくなってきましたw
3日間天気にも恵まれ充実した時間をありがとうございました。
いつもながらコース設定、ファインディング、メンバーへの配慮等シューリーダーにはお世話になるばかりです。
ピッチテスト、ビーコン探索、悪雪林間急斜面などとても良い経験になりました。
積雪量、質が本来の姿の時にまた来てみたいですね。
皆様大変お疲れ様でした。
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