足尾渓谷松木沢ウメコバ沢 たっぷりアルパインアイス
- GPS
- 12:00
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 941m
- 下り
- 939m
コースタイム
- 山行
- 9:30
- 休憩
- 2:21
- 合計
- 11:51
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
アイスクライミングが始まるF3までそれなりのアプローチ距離を歩きます。途中ガレ道、渡渉有ります。 ウメコバ沢F1、F2は通常氷結しないため左岸のフィックスロープで巻き超えますがスタンスが雪で見えずらかったり、もしくは氷結していたりでアイスの重荷で登るには注意が必要です。 |
写真
感想
ご縁があってkazuma-さんに案内して頂き4人で松木沢ウメコバ沢へ。松木沢のアイスは今まで黒沢、夏小屋沢、横向き沢を登った事があるのですが、ウメコバ沢は初めて。
松木沢のアイスルートとして紹介されている沢としては一番奥に有るので、アプローチの距離もさることながら、F1、F2の巻きやその先も気を抜けない部分があり、F3に到着したころには既にアルパインルートを1本やってきた様な疲労感でした。
しかし見事な氷瀑を見上げると気分も上がり、久しぶりに大きな滝のリードをスタート。取り付いたF3中央部はクラゲの傘が立派ではあるものの、傘の下は氷が未発達でえぐれた状態です。
傘が邪魔でアックスを振れないので、傘の下の氷柱を掴んで立ち上がり傘の上部にアックスを決めたり、左右の傘の間からバックアンドフット気味に超えたり等、今までのアイスではあまり経験のない立体的なムーブを要求され、非常にエキサイティングなクライミングとなりました。
傾斜的には段状なのでアイスのグレードとしては犬鯆兇┐覆とΔ任垢、セクションごとにクラゲのハングを処理するため、またランニングをとっていてもフォールすれば下のクラゲに激突する懸念が常によぎるため、プレッシャー的には垢魎兇犬読當未防櫃ぁ8朕妖に南沢大滝とかのすっきりした垢諒が気持ち的には楽かも?位に思いました。
F3終了点でセカンドのOさんを迎えた後はF4へ。ここまでのアプローチとF3のリードで既にお腹もいっぱい、時間的にも良い時間となったのでF4を見物し記念に写真を撮って終了となりました。
F3を懸垂して片付け。F3リード前に何らかの理由でラックから外れて落としたらしくスクリューが1本無い事にリード中気付きましたが、時間も押しているのでしつこく探すことは諦め、撤収しながら高い入山料だったなぁとか言っていたら何と!kokubannさんが雪面をさわさわ探って奇跡的に見つけてくれました!
メチャクチャ嬉しくて叫んだら「今日一番喜んでるw」とツッコミ。確かにF3抜けた時よりも笑顔だったかもでした。ウメコバ沢を後に、雑談しながら日が暮れつつある松木沢を歩き、暗くなるころ駐車場に到着。今日も1日たっぷり遊びました。
ウメコバ沢は、内容の濃いアプローチと足尾独特の風景がクライミング前からアルパイン的な気分にさせてくれ、具沢山な楽しみたっぷりの良いルートでした。
今回も皆さん大変お世話になり、ありがとうございました。帰宅後集合写真を見て、しみじみ素晴らしい1日だったと思いました。またよろしくお願いします。
コメント
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この景色なら、アプローチも楽しめそうですね。
寒さに身体を慣らすのを兼ねて、安全な部分だけでも歩いてみようか、という気分になります。
ホント日本じゃない景色です。2枚目の写真の辺りでは、のんびり氷瀑見物と雪見テン泊なんて企画も十分成立するロケーションです。足尾恐るべし!
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