楊柳山・摩尼山・転軸山(高野三山)


- GPS
- 04:52
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 440m
- 下り
- 445m
コースタイム
天候 | 曇時々雪 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
よく踏まれた登山道 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
カメラ
シュリンゲ
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感想
この冬はKinuasaの故障により雪なしの山行を基本にしている。この連休、二女一家が泊まりに来ていててんやわんや、さらに勤務前日をできるだけ避けるということで、日曜日の山行となった。時間帯、場所によっては雪の予報も出ている。2,3週間前にはすっぽりと雪に包まれていた高野三山が、2,3日前の記録によればすっかり雪がない。天気もまずまずの予報なので、行き先は高野山と決まった。kinuasaもasakinuも高野山は初めてなのだった。
湾岸、阪和道をつないで南下し、最後は九十九折れの道を登り切って高野山の入口に達する。路上にはまるで塩カルの粒のような雪。小雪のちらつく中を金剛峯寺正面の無料駐車場に着く。山行前に世界遺産高野山の核心をまずは拝観する。いつも満車と聞いていたが、さすがに午前8時にはガラガラだった。古刹の重厚な雰囲気がちらつく雪によって一層際立っている。なかなか寒い。境内をぐるっと巡ったのち、中の橋駐車場へと移動する。こちらの駐車場は登山口となる奥の院の入口前にあり、二階建ての部分もある。その一階に停めて雪を避ける。
雪が降り続くことを考えてオーバーズボンまで付け出発する。弘法大師廟の参道に入ると、両側には新旧様々な巨大な墓石が並び立つ。廟への分岐を越えて奥の院を左手に垣間見ながら舗装された道を進む。道が大きくカーブしたあたりから右手に入るのであるが、意外なことに古びた小さな道標がひっそりと立つだけで、うっかりすると見落としてしまいそうな入口だ。植林帯の中をよく踏まれた道が続く。傾斜は緩く、登るでもなく登っていく。谷に沿って植林帯を進めば、ほどなくして鞍部に達する。ここから右に稜線を辿る。ここはやや急な道。植林下で見晴らしがなく、単調な登りである。
この先、一旦両側が自然林となって解放感と共に左背後にようやく視界が開ける。ブナの木も現れて多少は雰囲気はよくなり、山頂に飛び出す。小さな祠のある山頂であるが、植林の杉で少々暗く、視界は落葉した木の隙間からわずかに得られるのみ。祠も傷みが目立ち、高野三山の主峰にしてxx100名山のいくつかに選ばれている山にしては、ちょっと寂しいてっぺんである。
長居をする雰囲気ではないので、先を急ぐ。アップダウンが乏しい楽な道を進み、ようやく左手が自然林となって明るさがましたところで昼食をとる。やや高いピークに乗り上げると、ここが祠の建つ摩尼山の山頂であった。ここは自然林につつまれた山頂で、先程よりも視界が開けて、結果的には三山中、一番雰囲気の良いところであった。山頂を越えると急な下降となる。周囲はなおも自然林で、モミノキのような大木が高山っぽい雰囲気を醸し出す(樹皮の様子がちょっとモミノキとは違う気がする)。楊柳山から回ってきた我々はしんどい思いを全くせずに2座を巡ったが、反対周りで登って来た方はちょっと音を上げている様子だった。
この急坂を下りきった最低鞍部から、右に谷筋を下る。植林帯となり、あっという間に傾斜のない地点に達する。道標が立ち、直進の女人道には×が付けられ、右の林道に誘導している。我々は予定通り直進すると、すぐに舗装路となり、弘法大師廟の分岐点にでた。
高規格トイレを拝借して、温かいお茶を休憩舎で頂き、廟を詣でる。ちょっと中国のお寺のような雰囲気がある立派な廟である。お参りの後、廟の真横にある手水所の木戸を開けて下の谷に降り、置石をつたって「渡渉」する。この先、やや道型が怪しくなるが、要は左手の小尾根に乗るのである。周囲を見回して道型を見極めて進めば、しっかりした道となって一気に登る。すぐに山頂に達する。ここが転軸山の山頂で、小さな祠がある。再び雪が舞ってきた。踵を返してきた道を下り、一般の参拝者に紛れて中の橋へと戻った。
帰路、高野山の中腹の花坂集落で名物の「やきもち」を買い込む。これが絶妙の旨さ。名物に旨いもの有り、なのであった。カーナビはなぜか阪奈和道を指示していて、和泉の海を眺めつつ家路を急ぐ我々である。
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