安い切符で神津島の天上山へ ドタバタしたけど大丈夫
- GPS
- 04:57
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 492m
- 下り
- 633m
コースタイム
- 山行
- 3:47
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 4:54
天候 | 天気晴朗なれど風強し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
【行き】 浜松町駅→竹芝桟橋→神津島(多幸湾)→宿の送迎で黒島登山口 歩行後そのまま宿泊 |
その他周辺情報 | まっちゃーれセンター(神津島観光協会) よっちゃーれセンター(隣にある飲食店)残念ながらタイムオーバー 平和荘 |
写真
感想
序章 神津島とは
その昔、伊豆諸島の中心である神津島の天上山に、島々の神々が集まり会議をしました。一番大切な会議は、命の源である「水」をどのように分配するかでしたが、そこで次の朝、先着順に分けることになりました。いよいよ朝になり、一番早く着いたのは御蔵島の神様でした。御蔵島は最も多くの配分を受け、次は新島、三番目は八丈島、四番目は三宅島、五番目は大島でした。こうして水は次々と配られ、最後に寝坊した利島の神様がやってきたときには水はほとんど残っていませんでした。それを見た利島の神様は怒り、わずかに残った水に飛び込んで暴れまわりました。この水が四方八方に飛び散り、神津島ではいたるところで水が湧き出るようになったと言われています。(以上、観光協会HPより)
伊豆諸島で結構高い山やたくさんの湧き水を持つ神津島、神様が集まる「津」(水があるところ、海)、この説明で「神津島」という名前の由来にすっきりとしました。
そして、そんな天上山に登ってみたいという気持ちは、2020年に伊豆大島の三原山に登って以来、どんどん大きくなってきました。
第一章 切符や予約あれこれ
今回、東海汽船から「スーパー島特切符」が発売され、神津島までの往復6000円で行くことができることとなった。これは嬉しい。しかしながら、インターネット申し込みはなく、電話にて窓口営業時間中に申し込まなければならない。窓口が18時までなので、職場を出て車の中からハンズフリーで電話をかけたが、予約番号の書き込みができず、当日は名前を伝えてくださいということになった。
また、宿泊は観光協会HPから申し込むのですが、前日午前中に観光協会から宿の変更があった。予約していた宿から移ってくれということで、これは仕方がないことだ。ということで、今回は「平和荘」さんにお世話になることとなった。当初予約していた宿は市街地の南の方で夕方の送迎ありですが、平和荘さんは観光協会から近いということで送迎はなしとのことでした。
と、こんな感じのドタバタなのですが、それに輪をかけて当日にならないとわからないのが、寄港・出航する港です。風向きにより西側の「神津島港」、東側の「多幸湾」と2箇所、当日にならなければどちらの港になるかわからないというのが味噌です。
神津島港だったら、観光協会で支払いを済ませ、タクシーで黒島登山口に乗り付けようと思っていました。しかし、多幸湾なので、最初に観光協会に行くには前浜までバスかタクシーで行かなければなりません。一体どうしようか?と思ったところ、下船してすぐに「平和荘」さんの送迎ワゴン車が見えました。恐る恐る聞いてみると、こちらに船が来た時には来るということで、そのまま黒島登山口まで送迎してくれることになりました。いきなり全て繋がりました。チェックメイトです。
このまま、「黒島登山口から天上山に登り、白島登山口で下山して観光協会まで歩き支払いをして、平和荘まで歩く」という1日の流れが見えたのでした。
第三章 登山編
黒島登山口に10時代前半位にたどり着いてしまった私は、ウキウキしながら岩の登山道を登り始めます。標高差300mまでは行かないが急な道を◯号目という標柱を目印に登っていきます。私の足で44分で登りました。ここからは、火山によって作られた大地の上を歩いていきます。そこにはいくつかのピークや、火山灰による「砂漠」、火口湖などが名所としていくつもあるほかに、数々の展望地もあり、いかにも火山島であることを感じさせられる山です。
千代湖、裏砂漠、裏砂漠展望台、新東京百景展望地、不動池を経て山頂に至ります。ただし、本日は風が強くところどころ耐風姿勢をとりながらの歩行でした。また、ジャンパーの中にきているトレーナーの下にうっすらと汗をかくが、ジャンパーを脱ぐと危険な香りがしたため、それもできない中歩行を続けていました。
私の他に20名ほどの登山者がいたような気がします。観光協会ではこの20人は「多い」という認識なのだそうです。
白島登山口を下っていきましょう。ポイントは6号目です。ここまで車で来ることができ、今日も品川ナンバーの車が2台停めてありました。大きなトイレもある場所ですが、車道を歩くと5kmほど長くなってしまうよというアドバイスを守り、登山道を下っていきます。いい尾根道を下っていくと、アスファルトに出ました。あとは、海抜0mの港まで歩きましょう。
あわよくばと思っていた、よっちゃーれセンターの昼食は数分差で間に合いませんでしたが、観光協会で宿泊料金を払い、あまりにも宿に早く着きすぎるのもどうかと思い、3時過ぎまでうだうだしてから、来た道を宿に向かって登り始めました。無事に登山を終えて安堵している私の姿が南の島にありました。
第四章 宿編
今回は予約していた宿から急遽変更となった。宿泊客は私ともう一人、その方は工事関係者だという。観光協会がうまく互助会となって、オーバーブックした宿から客を回しているのであろう。
夕食や朝食は非常に美味だったが、残念なところは以下の点であった。
・近くにお店がなくアルコール類の購入ができない。
・エアコンの故障により朝方寒かった。
民宿としてはこんなもんだろうと思うが、民宿の3人部屋に一人、観光協会で買った焼酎をちびちびとやりながら、テレビを見ながら本日のレコを書いていた。
そんなこんなで、この日は終わったのである。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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天気に恵まれて良かったですね。1年前にみた天上山からの景色を思い出しました。
次は八丈島でしょうか。
hamburg
HBさんやスバルさん、結構周りの人たちが神津島に行っている記録を見てうらやましく思っていました。今回行く気になったのはやはり「スーパー島得切符」が出たからですが、この切符は金曜出発はNGなのです。なので土曜出発・月曜帰着をせざるを得ませんでした。なので、「完全に天候が崩れない」という予報が出ていることを確認して、水曜日の夕方に切符をとりました。本当に一歩間違えたら帰ってこれなくて仕事に穴をあけるスケジュールですよね。
ヤマレコ的には、次は八丈島ですね。いい切符があるとき、そしてレンタカーを押さえて回ることができたらいいなあと思っています。
さて、2日目のレコも随意作成中です。船で戻ってきた場合にはこんな景色が見られますよという写真もたくさん載せています。
aideiei@無事に出勤できた、でした。
本題に入る前に「神奈川日帰りの山」完登…おめでとうございます。
実は「アイさん、天和!」かと思っていたのですが、伏兵に足を掬われましたね。
主たる山じゃなくて、付録のような山が残っていた…との方が多いようです。
さて神津島・天上山を始めとした島山は、天候と交通手段を天秤にかけながら「行く」「行かない」を決めねばならぬので「困難な山」の部類ですね。
拙者も東海汽船で、金券ショップで買った株主優待券割引で往復しましたが、切符を買ったのは乗船するその日でした。
前もって買えば安くなるプランもありましたが、重視すべきは天気ですののね。
お宿も突然変わって心理的には大変だったようですが、宿泊自体はよかったようですね。
…でも肝心のお酒がなかったのは( ノД`)シクシク…⇒⇒⇒これが一番重要?
島山に行くと、また他の島山に行きたくなるのですが、そう簡単に行けるわけではないので、やはり後回しになります。
拙者が次に狙うは「利島の宮塚山」で、ラスボスは小笠原諸島ですね。
隊長
神奈川日帰りの山は、1日で押さえることができたくらいしか残っていなかったのでよかったです。「神奈川百名山」(神奈川新聞社)だと、あと半分近くを残しているのですが、まだリスト入りしていませんので(リストだけ公表され書籍化されていない)次の神奈川はこれかなと思っています。
さて、本題の神津島ですが、本当にドキドキでした。船が出なければ仕事に穴をあけますから・・・。そして「スーパー島得きっぷ」をどう活用するか、往復で6000円は本当に安いと思いました。ちなみに、この切符、3月までやっていて伊豆7島すべて対応していますので、利島に行くのにもいいかもしれませんよ。
また、民宿の宿泊は基本観光協会のHPからの予約を勧められました。宿に電話しても「それは観光協会のHPから申し込んでください。」と言われてしまいました。
私は、ヤマレコ的には次に八丈島、小笠原母島にも行きたいですね。自分で登録した「日本百低山」を完登するには、母島に行かなければなりません。
次の機会はいつかなあ、定年まで15年以上を残しています。それまではこの時期、カレンダー通りの休日の中でどう計画するか考えています。
aideieiでした。
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