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Yamareco

記録ID: 6455898
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

谷川主脈縦走はホワイトアウト時間切れ(悲しいかなただの西黒→田尻尾根)

2024年02月11日(日) ~ 2024年02月12日(月)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
10:30
距離
10.5km
登り
1,387m
下り
1,387m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:42
休憩
0:41
合計
7:23
2日目
山行
2:41
休憩
0:09
合計
2:50
10:32
10:39
8
10:47
10:48
16
11:04
11:04
19
11:23
11:23
33
12:48
12:48
15
13:03
13:03
2
13:05
ゴール地点
天候 初日:下はそよ風と雪。上は雲に入ったのと雪で何も見えない
2日:朝は日の出から何も見えず停滞していたが変わらないので行く。100mほど下がったら雲から抜けて丸見え
過去天気図(気象庁) 2024年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
谷川岳ロープウェイの駐車場には本日無料の張り紙が出ていました
コース状況/
危険箇所等
西黒取り付き〜樹林帯
9時過ぎの出発の為何人かの跡は薄っすら付いてましたが、風雪で場所によってはほぼ消えている
樹林帯〜ラクダの背
撤退者が続々降りてきたのでトレースあり歩きやすかったが、ふくらはぎ取れそうになる
ラクダの背〜1650m地点
高度感等は無く雪庇横のトレース歩き。先頭パーティ撤退でこの先どうなるか。
1650m〜ザンゲ岩
雲が掛かったのと雪で全く見えない。シュルンドか雪庇かシュカブラかが2mまで近づかないと判別出来ない。
常時フルラッセルで股下〜胸がひたすら。
ザンゲ岩〜天神合流
変わらずホワイトアウトのフルラッセル。
目標を付けられないので10歩進む度に地形確認して前にマーク付けるを繰り返し
その他周辺情報 いつも通りクライミングギアを入れて荷物を重くする(いつかの本番に向けたトレ)
下山後の食事は、水上温泉のまるよしで天せいろ
思ってたより雪がある
2024年02月11日 09:28撮影 by  SH-M25, SHARP
1
2/11 9:28
思ってたより雪がある
あんま人が入ってなかったのか
2024年02月11日 10:12撮影 by  SH-M25, SHARP
1
2/11 10:12
あんま人が入ってなかったのか
ある様な無い様なトレース
2024年02月11日 10:35撮影 by  SH-M25, SHARP
1
2/11 10:35
ある様な無い様なトレース
下山者の道に合流
2024年02月11日 11:37撮影 by  SH-M25, SHARP
2/11 11:37
下山者の道に合流
これが核心なんだっけ?
2024年02月11日 12:32撮影 by  SH-M25, SHARP
2
2/11 12:32
これが核心なんだっけ?
晴れてれば良い景色だろうに
2024年02月11日 12:55撮影 by  SH-M25, SHARP
2
2/11 12:55
晴れてれば良い景色だろうに
雪の他に雲が掛かってきてだんだんと見えなくなってきた
2024年02月11日 13:44撮影 by  SH-M25, SHARP
2
2/11 13:44
雪の他に雲が掛かってきてだんだんと見えなくなってきた
ここが5人パーティの撤退地点か
トレース切れてるの全然見えてない
2024年02月11日 14:01撮影 by  SH-M25, SHARP
2
2/11 14:01
ここが5人パーティの撤退地点か
トレース切れてるの全然見えてない
ホワイトアウト。空も下も白いので陰影が無いものは区別がつけれない。ギリ雪庇が分かる
2024年02月11日 14:13撮影 by  SH-M25, SHARP
2
2/11 14:13
ホワイトアウト。空も下も白いので陰影が無いものは区別がつけれない。ギリ雪庇が分かる
自分の足跡とストックを使い、どうにか進行方向を決める
2024年02月11日 14:13撮影 by  SH-M25, SHARP
4
2/11 14:13
自分の足跡とストックを使い、どうにか進行方向を決める
たまに見える岩を稜線ととらえて目印に
2024年02月11日 14:54撮影 by  SH-M25, SHARP
3
2/11 14:54
たまに見える岩を稜線ととらえて目印に
グループで来てたら終わってたな・・・
2024年02月11日 16:04撮影 by  SH-M25, SHARP
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2/11 16:04
グループで来てたら終わってたな・・・
人工物見れてうれしい!
2024年02月11日 16:17撮影 by  SH-M25, SHARP
3
2/11 16:17
人工物見れてうれしい!
万太郎山へは全く届かずここで泊まる
2024年02月11日 16:51撮影 by  SH-M25, SHARP
9
2/11 16:51
万太郎山へは全く届かずここで泊まる
夏のトイレ
2024年02月11日 16:51撮影 by  SH-M25, SHARP
2
2/11 16:51
夏のトイレ
こう見えて小屋。氷の宮殿
2024年02月11日 16:51撮影 by  SH-M25, SHARP
5
2/11 16:51
こう見えて小屋。氷の宮殿
人によっては怖いでしょう
2024年02月11日 17:33撮影 by  SH-M25, SHARP
5
2/11 17:33
人によっては怖いでしょう
スープ+パスタ
2024年02月11日 17:50撮影 by  SH-M25, SHARP
6
2/11 17:50
スープ+パスタ
結局晴れなかったので出発
2024年02月12日 10:14撮影 by  SH-M25, SHARP
3
2/12 10:14
結局晴れなかったので出発
トレースが付くと見えるんだよなぁ
2024年02月12日 10:40撮影 by  SH-M25, SHARP
3
2/12 10:40
トレースが付くと見えるんだよなぁ
西黒尾根の雲。下から見るとあんなんだったのか
2024年02月12日 11:15撮影 by  SH-M25, SHARP
6
2/12 11:15
西黒尾根の雲。下から見るとあんなんだったのか
目指すはずだった万太郎や仙ノ倉も雲の中
2024年02月12日 11:15撮影 by  SH-M25, SHARP
6
2/12 11:15
目指すはずだった万太郎や仙ノ倉も雲の中
県警ヘリがずっとホバリングしてる(ほぼ中央)
2024年02月12日 11:46撮影 by  SH-M25, SHARP
3
2/12 11:46
県警ヘリがずっとホバリングしてる(ほぼ中央)
トラバースは雪崩れたので、いったん上に出てから尾根を降る
2024年02月12日 11:55撮影 by  SH-M25, SHARP
3
2/12 11:55
トラバースは雪崩れたので、いったん上に出てから尾根を降る
ラクダの背から落ちたのかなぁ。BCならあそこ滑らなそうだし
2024年02月12日 12:06撮影 by  SH-M25, SHARP
4
2/12 12:06
ラクダの背から落ちたのかなぁ。BCならあそこ滑らなそうだし
街に飛び立ったので救助されたのでしょう
2024年02月12日 12:07撮影 by  SH-M25, SHARP
3
2/12 12:07
街に飛び立ったので救助されたのでしょう
2024年02月12日 12:09撮影 by  SH-M25, SHARP
1
2/12 12:09
これに悩んだ。尾根に旗を張っているが、避けると谷筋に入ってルートを逸れてしまう(冬の谷筋は危険)。悩んだ結果跨いで進みました。
2024年02月12日 12:16撮影 by  SH-M25, SHARP
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2/12 12:16
これに悩んだ。尾根に旗を張っているが、避けると谷筋に入ってルートを逸れてしまう(冬の谷筋は危険)。悩んだ結果跨いで進みました。
やっとでリボンが出てきた。それまで全く見つけれなかった
2024年02月12日 12:44撮影 by  SH-M25, SHARP
2
2/12 12:44
やっとでリボンが出てきた。それまで全く見つけれなかった
田尻尾根が書面にて労ってくれました
2024年02月12日 12:48撮影 by  SH-M25, SHARP
5
2/12 12:48
田尻尾根が書面にて労ってくれました
2024年02月12日 12:52撮影 by  SH-M25, SHARP
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2/12 12:52
あーここに出てくる道だったんだ
2024年02月12日 13:01撮影 by  SH-M25, SHARP
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2/12 13:01
あーここに出てくる道だったんだ
お疲れ山でした
2024年02月12日 13:04撮影 by  SH-M25, SHARP
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2/12 13:04
お疲れ山でした
2024年02月12日 13:55撮影 by  SH-M25, SHARP
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2/12 13:55

感想

厳冬期にいつかと寝かせていた計画のひとつ、谷川主脈縦走に挑戦。自分の記録用にちゃんと書いてみる。

朝は1時間の寝坊で抑え出発も、関越のスキー渋滞で登り始めは9時過ぎ。遅すぎる・・・
勝手に晴れてると思っていたが、やや吹雪いてるのでトレースは出たり消えたり。ラッセルにより早くも時間が押し始める。
先行者は積雪と天候で続々と下山(15名)。先頭に5人パーティがいると聞いていたが、その方々も降りてきてしまった。
その辺りから雲に入った事で、空と地面の区別がつかなくなるも、足元のトレースにより歩ける。

パーティ撤退地点のノートレースからは足元が傾斜している事だけが分かるも、あとは一切見た目の判別がきかない。
そしてここまでにあった辛さや寒さが突如無くなり、痺れる様に楽しさが溢れ出す。もうとにかく楽しい!

フルラッセルで深いと胸の高さを手でかき分け、膝で潰して1歩進む(足元は終始アイゼン)。ある程度進んだら自分のトレースを確認して前方に目印を付けてまた進む。
GPS地図はいちいち出してられないので、紙地図とコンパスと地形観察を駆使して現在地を想定しながらまた進む。
常に最善策を見出し、少しずつ方法を変えながら行なう事で徐々に精度を上げる。
ずっとこんな感じの登山をやりたかったので、とにかく楽しい!この時は辛さも寒さも一切感じなかった。なんなら歌を口ずさみながら登ってた。ワクワクが止まらない。

一番悩んだ所は、シュルンドか雪庇かシュカブラの判別が2m位まで近づかないと分からなかった事。
2回雪庇を崩しましたが落ちずに済んだ。

時間的に万太郎は無理(突っ込むと明日の下山が間に合わなそう)になったので、肩の小屋に泊まる。人居るかと思ったが貸し切り。
翌日日の出から晴れを待って停滞も、一切良くならないので、見えないけど下山。
最悪はGPS地図見れば降りれるし。と思ったら100m下がったら雲が消えて景色が見えた。そして意外と人が登ってくる。

帰りは通ったことの無かった田尻尾根を通る。
無論トレース無いので、こっちも地形読みラッセル下山。
途中ラクダの肩の斜面下に県警ヘリがホバリングして捜索の様子。気づいたら吊り上がっていったので救助されたのでしょう。良かった。


今回はトレース無くなったところで諦めずに登った事で、最高の経験と学びを得られる山行だった。
時間が押してしまい、谷川主脈縦走は叶いませんでしたが、自分のレベルを2段階は上げれた実感は持てた。
やっぱり冬山の困難に立ち向かうのは最高だ!
吹雪いている時の主脈縦走は難しいと分かりましたので、次は晴れてる時に来よう。

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体力レベル
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