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Yamareco

記録ID: 6459372
全員に公開
アイスクライミング
甲斐駒・北岳

南アルプス 甲斐駒ヶ岳 キャトルキャール氷瀑

2024年02月10日(土) ~ 2024年02月12日(月)
 - 拍手

コースタイム

10日:坊主尾根取付(8:30)→ツヅミ(13:10)→ヤニクボの頭(15:30)
11日:ヤニクボの頭(5:40)→キャトルキャール取付(7:17)→登攀終了(11:03)→キャトルキャール取付(12:31)→ヤニクボの頭(14:55)
12日:ヤニクボの頭(5:50)→ツヅミ(7:40)→坊主尾根取付(9:30)
天候 3日とも晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年02月の天気図
コース状況/
危険箇所等
一般道ではありません
その他周辺情報 むかわの湯で入浴
やま輝で食事
七賢酒造
スタートは篠沢大滝キャンプ場の奥、林道が篠沢を渡る辺りから。標高800m程度ですが、数日前のドカ雪で最初から積雪。
2024年02月10日 08:27撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/10 8:27
スタートは篠沢大滝キャンプ場の奥、林道が篠沢を渡る辺りから。標高800m程度ですが、数日前のドカ雪で最初から積雪。
初日はアプローチ。
坊主尾根を登って、目標はヤニクボの頭(2165m)まで。
2024年02月10日 09:35撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 9:35
初日はアプローチ。
坊主尾根を登って、目標はヤニクボの頭(2165m)まで。
道中のキレット。荷物が重いので慎重に。
2024年02月10日 11:48撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/10 11:48
道中のキレット。荷物が重いので慎重に。
その先も急斜面。
藪と歩きにくい雪に消耗させられました。
2024年02月10日 11:55撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 11:55
その先も急斜面。
藪と歩きにくい雪に消耗させられました。
ツヅミあたりは傾斜も緩んで一安心。
ラッセルは覚悟していた程ではありませんが、ジワジワ疲れてきました。
2024年02月10日 13:00撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/10 13:00
ツヅミあたりは傾斜も緩んで一安心。
ラッセルは覚悟していた程ではありませんが、ジワジワ疲れてきました。
ヤニクボの頭への登りは途中から展望が開け、元気が出ました。
2024年02月10日 14:23撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/10 14:23
ヤニクボの頭への登りは途中から展望が開け、元気が出ました。
実はこのあたり、遠くキャトルキャールが見えていました。
このときは「なんか氷あるね」くらいにしか話していなかったのですが。
2024年02月10日 14:50撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/10 14:50
実はこのあたり、遠くキャトルキャールが見えていました。
このときは「なんか氷あるね」くらいにしか話していなかったのですが。
思ったより遠いヤニクボ…
早くテントを張りたかったですが、適地がなかなか見つからず。重い足取りで歩き続けました。
2024年02月10日 15:08撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/10 15:08
思ったより遠いヤニクボ…
早くテントを張りたかったですが、適地がなかなか見つからず。重い足取りで歩き続けました。
何とかヤニクボの頭。疲れた。
木々の間にピッタリ3人テンが張れました。
2024年02月10日 15:52撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/10 15:52
何とかヤニクボの頭。疲れた。
木々の間にピッタリ3人テンが張れました。
テントに入って一安心。
でしたが、トシゾーさんがガス管を忘れたことが発覚し、一瞬言葉を失いました…(何とかなりましたが)
2024年02月10日 16:35撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/10 16:35
テントに入って一安心。
でしたが、トシゾーさんがガス管を忘れたことが発覚し、一瞬言葉を失いました…(何とかなりましたが)
翌日は暗いうちから行動開始。宮の頭との鞍部を目指します。
2024年02月11日 05:50撮影 by  SO-41B, Sony
2/11 5:50
翌日は暗いうちから行動開始。宮の頭との鞍部を目指します。
下見もしておらず、アプローチは全く自信ありませんでしたが…
道に迷いながら、そっれぽい斜面を見つけトラバース。
2024年02月11日 06:20撮影 by  SO-41B, Sony
2/11 6:20
下見もしておらず、アプローチは全く自信ありませんでしたが…
道に迷いながら、そっれぽい斜面を見つけトラバース。
さらに急峻なルンゼを下り、
2024年02月11日 06:34撮影 by  SO-41B, Sony
2/11 6:34
さらに急峻なルンゼを下り、
朝日差す黄金の沢底へ。
2024年02月11日 06:47撮影 by  SO-41B, Sony
2/11 6:47
朝日差す黄金の沢底へ。
沢をしばらく下ると…
2024年02月11日 06:49撮影 by  SO-41B, Sony
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2/11 6:49
沢をしばらく下ると…
遂にキャトルキャールが!
道もない山奥にひっそりと佇む幻の大滝。
道中長かったので、見られただけで感激してしまいました。
2024年02月11日 07:17撮影 by  SO-41B, Sony
2/11 7:17
遂にキャトルキャールが!
道もない山奥にひっそりと佇む幻の大滝。
道中長かったので、見られただけで感激してしまいました。
1P目を登るトシゾーさん
30mくらいかな?と思いましたが、ほとんど50mロープいっぱいで、スケール感を狂わされていることに気付きました。
2024年02月11日 07:50撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1
2/11 7:50
1P目を登るトシゾーさん
30mくらいかな?と思いましたが、ほとんど50mロープいっぱいで、スケール感を狂わされていることに気付きました。
2P目ymoon。氷柱基部まで30mくらいですが、思ったより登りにくかった。
2024年02月11日 08:33撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/11 8:33
2P目ymoon。氷柱基部まで30mくらいですが、思ったより登りにくかった。
核心の3P目。トシゾーさん。
中央の氷柱を登ろうか逡巡していましたが…
2024年02月11日 09:14撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1
2/11 9:14
核心の3P目。トシゾーさん。
中央の氷柱を登ろうか逡巡していましたが…
氷を観察し、右側から突破してました。
部分的に垂直なピッチでしたが、あっという間に登ってしまいました(さすが)
2024年02月11日 09:26撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/11 9:26
氷を観察し、右側から突破してました。
部分的に垂直なピッチでしたが、あっという間に登ってしまいました(さすが)
3P目フォローのymoon。凄まじい高度感。
トシゾーさんは中央の氷柱が心残りだったようで、ロワーダウンしてトップロープで登ってました(笑)
2024年02月11日 09:51撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/11 9:51
3P目フォローのymoon。凄まじい高度感。
トシゾーさんは中央の氷柱が心残りだったようで、ロワーダウンしてトップロープで登ってました(笑)
4P目ymoon。氷のスカイラインが見事。
心地よい疲労を感じながら、気持ちよく登りました。
2024年02月11日 10:22撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/11 10:22
4P目ymoon。氷のスカイラインが見事。
心地よい疲労を感じながら、気持ちよく登りました。
4P目も長く、50mではわずかに滝上に届かず。
トラバース気味にもう少し登って、
2024年02月11日 10:51撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/11 10:51
4P目も長く、50mではわずかに滝上に届かず。
トラバース気味にもう少し登って、
滝の上へ抜けました。
2024年02月11日 11:03撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2/11 11:03
滝の上へ抜けました。
ymoon「登れましたね〜」
トシゾーさん「登れたね〜」
無事に登れた達成感でいっぱいでした。滝の上に特別な物があるわけではないんですけどね。
2024年02月11日 11:03撮影 by  SO-41B, Sony
2/11 11:03
ymoon「登れましたね〜」
トシゾーさん「登れたね〜」
無事に登れた達成感でいっぱいでした。滝の上に特別な物があるわけではないんですけどね。
右岸の灌木を利用して、帰りは50m懸垂下降3回。
2024年02月11日 11:57撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2/11 11:57
右岸の灌木を利用して、帰りは50m懸垂下降3回。
基部に戻ってがっちりと握手。
トシゾーさんに会っていなければ、存在すら知り得なかった滝かもしれません。
2024年02月11日 12:04撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2/11 12:04
基部に戻ってがっちりと握手。
トシゾーさんに会っていなければ、存在すら知り得なかった滝かもしれません。
沢で水を確保しながら、ヤニクボのベースへ戻りました。
2024年02月11日 13:01撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/11 13:01
沢で水を確保しながら、ヤニクボのベースへ戻りました。
無事テントに到着。良かった〜
連日の疲労とお酒不足もあり、暗くなるとすぐに寝てしまいました。
2024年02月11日 14:59撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2/11 14:59
無事テントに到着。良かった〜
連日の疲労とお酒不足もあり、暗くなるとすぐに寝てしまいました。
最終日は下山のみ。温泉が楽しみで仕方ないので、早めの4時起き6時半出発。
2024年02月12日 06:13撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/12 6:13
最終日は下山のみ。温泉が楽しみで仕方ないので、早めの4時起き6時半出発。
最初は雪でしたが、
2024年02月12日 06:41撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1
2/12 6:41
最初は雪でしたが、
徐々に天気も良くなり、平和な下山となりました。
2024年02月12日 07:38撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/12 7:38
徐々に天気も良くなり、平和な下山となりました。
お疲れ様でした!
2024年02月12日 09:20撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/12 9:20
お疲れ様でした!
アプローチメモ(ヤニクボの頭〜キャトルキャール)
GPSのログとかだと味気ないので手書きで(^^)
2024年02月16日 18:42撮影 by  SO-41B, Sony
2/16 18:42
アプローチメモ(ヤニクボの頭〜キャトルキャール)
GPSのログとかだと味気ないので手書きで(^^)

感想

●山行概要
甲斐駒ヶ岳大武川に1228m標高点で流れ込む支流の右岸側、標高1600mあたりの側壁にある大氷瀑「キャトルキャール」を登った記録です。

●同じ山行の別の記録
同行者トシゾーさんブログ:
1日目:http://blog.livedoor.jp/toshizo1211/archives/52618921.html
2日目:http://blog.livedoor.jp/toshizo1211/archives/52618966.html
3日目:http://blog.livedoor.jp/toshizo1211/archives/52618984.html

●感想
トシゾーさんが6か所くらい挙げた候補のうち、自分がキャトルキャールに食いついて決定した山行。道中「なぜキャトルキャールに行こうと思ったの?」とトシゾーさんに何回か聞かれましたが、本当に「なんとなく山深そうだったから」以上の理由は無く(笑) トシゾーさんは何年も前から気になっていた滝で、アプローチで敗退した経験もあったとのこと。あまりの山深さからリベンジを敬遠していたようで、何となくの自分と、踏ん切りが付かずにいたトシゾーさんと、良い科学反応だったのではないでしょうか。
トシゾーさんに出会っていなければ、存在すら知り得なかったキャトルキャール。今回こうして登ることができて、素晴らしい自然と、人の縁に感謝の気持ちでいっぱいです。
重荷を背負っての冬期アルパインは「これで最後」と言っていたトシゾーさん。あと何回、「これで最後」を聞くことになるのか楽しみにしています(笑)
沢や岩もまたお願いします!

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