記録ID: 64702
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積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
GWの涸沢、北穂高岳(積雪不安定の為敗退)
2010年05月01日(土) ~
2010年05月02日(日)
- GPS
- 29:50
- 距離
- 32.0km
- 登り
- 1,684m
- 下り
- 1,680m
コースタイム
(5月1日)
上高地バスターミナル-明神-徳沢-横尾-涸沢-北穂南稜 撤退ー涸沢小屋
(5月2日)
涸沢小屋-上高地バスターミナル
上高地バスターミナル-明神-徳沢-横尾-涸沢-北穂南稜 撤退ー涸沢小屋
(5月2日)
涸沢小屋-上高地バスターミナル
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年05月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
<上高地〜横尾> 危険なところは全くといってもいいほどありません。平坦な林道みたいな道です。 積雪もコース上にはありません。徳沢を過ぎて梓川沿いのルートは土砂崩れのため途中から河原を歩くルートに変更されてます。 この区間は、涸沢経由穂高方面へ行く人、槍ヶ岳方面へ行く人、蝶ヶ岳方面へ行く人、上高地周辺散策の観光客で日祭日はとても混みあいます。 <横尾〜涸沢> *5月1日現在 横尾の橋を渡ってからしばらくすると登山道らしくなります。少し登るとルート上に積雪があります。屏風岩が見えてくると雪も深くなりますのでアイゼン装着のタイミングが難しいです。この辺りの雪は腐りはじめているので歩きにくいです。 本谷橋のあるところは、この時期は雪のはるか底です。よって橋もかかっていません。 本谷橋のあたりを越えたあたりからは夏道とは違い、沢筋を直登です。 本谷出合を越えると、当日朝まで雪が数日間降り続いたためきれいな新雪でした。雪崩痕やデブリも新雪の下に隠れたようです。ここから先が雪崩の巣なので雪崩に対しての注意は五月中も必要です。(この辺りからは五月でも積雪があります。) 涸沢ヒュッテが見えてからの最後の長い登りがこの区間の一番キツイところかもしれません。涸沢が終点ならば、ヒュッテのテラスでのおでんやチーズを肴に飲む生ビールやワインの幻想が最後の力の源になるでしょう。 涸沢の積雪は7m〜9mでした。 装備は涸沢までは軽アイゼンにWストックで大丈夫でしょう <涸沢〜北穂高岳南稜> 涸沢までとは違い難易度はかなりあがります。 12本爪アイゼンとピッケルは必携です。もちろん使えることが前提です。 当日朝まで雪が数日間降り続き、50〜70センチほど新たに降り積もったそうです。 よって積雪状態はかなり不安定です。上の方にいくとラッセルで進まなければならず、雪崩や滑落の不安もありました。これ以上は自分の技量では無理と判断し途中で折り返し、涸沢小屋に撤退しました。 5月2日以降、晴天続きで気温も上がり、あっちこっちで雪崩が起きたみたいです。奥穂高岳へのザイテングラートでも表層雪崩が発生し10人ほどの登山者が巻き込まれたそうですが、幸いにも大事には至らなかったみたいです。 その後、一時的に穂高岳方面へは入山規制がなされたみたいです。 |
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