ニセイカウシュッペ山
- GPS
- 09:48
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 1,736m
- 下り
- 1,721m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今日明日も北海道には高気圧が覆い,全道的に天気が良い。ロングコースに挑戦するチャンスである。
5時25分,スタート。天気は快晴,無風。登山口となる清川の林道入り口からスキーを担いて林道をたどる。すぐに雪が出てきてシール歩行に。所々,林道の雪は消えかけているがなんとかスキーで歩くことができた。最近,気温の高い日が続いており,このコースもシールで歩けるのはこの週末あたりで限界だろう。
6時5分,標高600mくらいの地点で沢をスノーブリッジで渡り尾根に取り付いた。林道(あるいは作業道)のようなものがあり,それを利用させてもらう。
6時30分,尾根に乗った。この辺は木が濃いので周辺の眺望はない。消えかけたスキートレースが残っている。
7時10分,1100mポコを南から巻いて912地点。この辺りは非常に木が混んでいて,しかも急斜面なのでトラバースに難儀した(帰りにも難儀した)。1061地点くらいから少しずつ木の密度が少なくなり,歩きやすくなる。斜度も緩んできた。
9時20分,1371地点。いよいよニセイカに続く尾根に乗り,周囲の眺望も広がる。南には表大雪の山々がまだ真っ白く見え,尾根の先,東側にはニセイカ山頂や大槍が,そしてその間に茅刈別第三支川の大きな谷地形が深く長く伸びている。日差しがきびしくまったく風がない。気温は15〜20度にも上がっている。ここまで4時間かかっており,先が思いやられる。雪はすっかり緩んでシャワシャワのザラメ状態。シールの効きはよい。
9時50分,1533地点。大槍から続く南陵に小槍も見える。ここは絶景のビューポイント。このまま稜線上を進むと結構な起伏があり,1742や大槍のトラバースが大変そうである。ここから谷にトラバース気味に滑降してできるだけ先に進み,あとは谷からニセイカに上りあげることにした(Yasuhiro氏のコースに準ずる)。
目指した1742の少し手前くらいの地点まで降り,ここからシールを付け直して沢を登りあげる。割と近くに見えるニセイカだが,実は結構な距離・標高差があり,なかなか近づかない。それでも一歩ずつ歩を進め
12時5分,ついにニセイカウシュッペ山の山頂に立った。出発から6時間40分の長丁場であった。山頂には微風が吹いていて暑い身体に気持ちよい。遠くの眺望も良く,南には表大雪,東にはアンギラスから続く比麻良山・平山,その奥には屏風岳,さらには武華山〜武利岳,北東にはチトカニウシ山,そして有明山や白滝天狗岳,北には天塩岳,渚滑岳も見える。
12時35分,山頂から滑降開始。帰りのルートは谷を下って1371の先くらいから尾根に上りあげ,後は登路をたどるという予定。上部は広い大斜面だが雪が緩みすぎて重い。下っていくと沢が大きな口を開けている所があり,その脇の急傾斜トラバースが恐怖だった。本当はもっと下まで谷を下るつもりだったのだが,沢の開口にビビッてしまい,1533と1371の中間地点くらいで終了とした(13時)。
13時15分,三度シールを着けて斜面を120mほど登り
13時35分,稜線上に上りあげた。一休みしていると人の声が聞こえる。見れば稜線の下方から登ってくる人影あり。若い男性二人で,後ですれ違った時に聞いたのだが,今日はここで天泊として,明日,ニセイカに登るつもりだと。
13時50分,稜線上を滑降開始。雪が重くてあまりスキーの滑りが良くない。体力の消耗も大きく,ヘロヘロだ。
14時50分,ようやく沢の渡渉地点。スキーを対岸に投げて倒木に乗って渡った。あとは緩い下り傾斜の林道を滑り降りるだけの予定だったのだが,緩みすぎた雪はあまり滑らず
15時25分,ようやく駐車地点に到着。10時間にわたる長い行動を終えた。
今日も暑い中,長時間行動で完全燃焼(〜燃え尽きた‼)。
行動時間: 10時間 (登り 6時間40分,下り 2時間50分)
移動距離: 20
累積標高: 1770m
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する