【過去レコ】金剛堂山(初回)
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- GPS
- --:--
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 1,042m
- 下り
- 1,043m
コースタイム
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2006年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
金剛堂山とは加賀藩の名で,富山藩では西白木峰と呼び,昔から名山として知られていた.利賀少年の家の脇に「通行止め」の看板が立つが,入っていけそうなので無視して砂利道を行くと,登山口に到着する.すでに20台程の車が停まっており,この山の人気がうかがい知れる.
百瀬川に架けられた橋を渡り,山道へと入る.濃い緑の中,急登の連続である.曇ってはいるものの,湿度が高く,すぐに全身から汗が噴き出してくる.時折,ササユリ,ニガナ,ヤマツツジなどの花が咲いており,気分を紛らわせてくれる.登山道は,利賀少年の家が管理しているだけあって,しっかり整備されている.0.5km毎に看板も立っており,ペース配分に役立つ.
うっそうとした木々に囲まれ,辛い登りが続くが,夏山のトレーニングのつもりで頑張ろう.やがて1346ピークに出るが,立て札も何もなく,気付かずに通過してしまいそうなピークである.この少し先でようやく金剛堂山が姿を現すが,まだまだ遠そうだ.
1346ピークを過ぎた後も,案外しんどい登りが続く.気がついたらブナ林を抜け,尾根歩きとなっている.ふと左手に目をやると,剱岳・立山が雲上に顔を出しているではないか!!曇天のため,展望は全く期待していなかったが,思わぬ展望に急に元気が出てくる.山頂が近づくと,ゴゼンタチバナ,アカモノ,タニウツギが多く咲いている.
多くの登山者がくつろぐ前金剛へは登山口から2時間余りで到着.先ほどの剱・立山に加え,同定できたのは,毛勝山,薬師岳,黒部五郎岳,槍ヶ岳,笠ヶ岳,穂高岳,白木峰,白山,三ヶ辻山,人形山.それにしても槍ヶ岳は遠くからでも良く目立つ山で,ますます憧れが強くなる.
通常は,前金剛を金剛堂山としているが,最高点は中金剛なので,もうひと踏ん張りして頂を踏んでおこう.ザックを祠の脇に置いて,空荷で往復する.この山の特徴でもある風衝草原がのびやかに広がっている.
前金剛に戻り,おにぎりとコーヒーの昼食とする.もう13時も近いのであまりゆっくりもしていられない.下山は往路を辿る.順調に高度が下がり,1時間半ほどで登山口へと戻りつく.近くの天竺温泉に立ち寄る予定であったが,急遽予定変更して実家へと立ち寄り,晩飯を食べてから高岡へと帰った.
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