桜平分岐の上から東天狗岳、西天狗岳を周回

2024年03月02日(土) [日帰り]

• GPS: 09:45
• 距離: 13.2km
• 登り: 1,089m
• 下り: 1,095m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:56
• 休憩: 1:43
• 合計: 10:39

距離 13.2km 登り 1,102m 下り 1,104m

7:03 スタート地点
7:50 八方台入口
8:19 天狗岳登山口駐車場
8:23 8:39 唐沢鉱泉
10:32 渋ノ湯・唐沢鉱泉分岐
11:26 12:20 黒百合ヒュッテ
12:28 12:33 中山峠
13:26 13:27 天狗岳分岐
13:43 13:46 天狗の鼻
13:56 14:01 東天狗岳
14:22 14:29 天狗岳
15:13 15:20 第二展望台
15:56 第一展望台
16:19 16:22 唐沢鉱泉分岐
16:56 16:57 唐沢鉱泉
17:02 天狗岳登山口駐車場
17:19 17:20 八方台入口
17:42 ゴール地点

天候

晴れで西寄りの強い風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

桜平分岐付近は7~8台分の駐車スペースがあります。唐沢鉱泉付近には14~15台分の駐車スペースがあります。
登山届用ポストは、唐沢鉱泉の玄関横にあります。

コース状況／危険箇所等

登山当日の状況です。雪の状況は日々刻一刻と変わるので、参考程度にとらえて下さい。
★桜平分岐〜唐沢鉱泉★
2/29〜3/1に降った雪の影響で結構雪が積もっていて、途中までしか車で行った跡がありませんでした。
当方4WD車でしたが、スタッドレスタイヤのみで、スタッドレスタイヤが古いタイヤ(2016年製)だったので、唐沢鉱泉までは上がれないと判断して、途中で諦めてそのままバックで下りてきました。
下がる途中でスタックしてしまい、他の登山者の車の通行の妨げになってしまいました。
どうもスイマセン。
スタックを脱出する道具を貸していただいた方、登山の途中で引き返してこの先は雪が深くて行けそうもないとわざわざ知らせに来ていただいた方、その他車が動くまで文句ひとつ言わずにずっと待っていて頂いたみなさん。
ご迷惑をおかけしてしまい、本当に申し訳ございませんでした。

他にもスタックした車があったようなので、降雪直後は、4WD車でスタッドレスにチェーンを履かないと唐沢鉱泉までは上がれないと思います。

★唐沢鉱泉〜黒百合ヒュッテ★
全くのノートレースでしたが、装備を整えている間に5~6人のパーティーが先行したので、トレースが付いていた状態でした。

★黒百合ヒュッテ〜東天狗岳★
多数の登山者が登頂していたので、明瞭なトレースがありましたが、天狗の鼻の岩場の所が雪があまり付いておらず、岩が剥き出しで大きい岩を乗り越えるようにトレースが付いていて、ここで結構渋滞していました。
ここはかなり慎重に歩いたほうがいいです。

★東天狗岳〜西天狗岳★
東天狗岳から下りるところが岩が出ているので、アイゼンを引っかけないように注意が必要です。
また西天狗岳への登りも風で雪が飛ばされて硬い斜面が出ているので、滑落しないようにしっかりアイゼンを効かせた方がいいです。

★西天狗岳〜唐沢鉱泉★
当日西尾根を登ってきた登山者がたくさんいたので、トレースははっきりと付いていました。
ただ雪がまだ柔らかい状態だったので、踏み抜き転倒には注意が必要です。

写真

3/2 6:10

唐沢鉱泉まで車で上がろうとしたら、途中で雪深くなり、こりゃ無理だと思ってそのままバックで下りてきたら、轍を外れてスタックしてしまいました。
後から来た登山者にタイヤの下にかます道具を借りて脱出したところ。
道具を貸していただいた方、どうもありがとうございました。
また道を塞いでしまってほかの登山者にご迷惑をおかけして申し訳ございません

3/2 7:03

取り敢えず、少し下がった所に車を横に避けて、ここから出発です

3/2 7:06

スタックした現場

3/2 8:06

天気、雪質とも最高です‼️

3/2 8:26

唐沢鉱泉の玄関脇にあるポストに登山届けを出します

3/2 8:31

スノーシューはありますが、スタックした車を脱出するだけでかなり体力を使ってしまったので、西尾根を登る予定を変更して西尾根は下りで使います

3/2 8:32

こちらは黒百合ヒュッテ方面。
まさかのノートレースというか、古いトレースがあるだけ

3/2 8:43

源泉は温泉独特の匂いがします

3/2 8:46

色々装備を整えていたり、写真撮ってたりしたら、5〜6人のパーティーが来たので、先に行ってもらいました。
トレースを付けていただいてありがとうございます😊

3/2 8:46

空が青い

3/2 8:49

ナメ滝方面。
フカフカの新雪でキレイ

3/2 9:32

こんな感じの緩い登りが続きます

3/2 9:35

マーキングもマメにあるので、道迷いの心配は皆無です

3/2 9:45

渋の湯分岐で小休憩してエネルギー補給します

3/2 9:45

後輩は、21年12月の天狗岳、去年の1月のにゅう、今年の1月の赤岳鉱泉に続いての厳冬期の八ヶ岳です😊

3/2 9:45

ふと見たら、古い標柱がありました😊
こういう古めかしい標柱は、味があって大好きです‼️😊

3/2 10:14

ベンチが雪に埋まっていました

3/2 10:28

黒百合ヒュッテ方面はこちら

3/2 10:29

渋の湯方面はこちら

3/2 11:15

雪の白さが青空に映えます😊

3/2 11:17

雪が降ったばかりだから、雪景色が本当にキレイ‼️

3/2 11:21

太陽の日差しが眩しい

3/2 11:21

ポートレートで手前の葉にピントを合わせて撮ってみました😊

3/2 11:26

黒百合ヒュッテに到着

3/2 11:28

うまい具合に木の枝が挟まっていました😊
松飾りみたい😅

3/2 11:43

定番のビーフシチュー😊
去年来た時は、ライスが売り切れていましたが、今年は大丈夫でした😅

3/2 12:03

外気温は、-7.5℃くらい

3/2 12:28

中山峠に到着

3/2 12:28

体力的に不安がある後輩と、膝が痛いと言ってる妻とは、ここから別行動❗️
風が強そうだけど、天気がいいので、2人には去年も行った中山展望台まで行った後、先に下山してもらいました😊

3/2 12:28

自分は、ここを進んで東天狗岳を目指します😊
妻とは、「いまココ」というアプリで、お互いの現在位置が電波が通じれば分かるようにしておきました😊

3/2 12:33

天狗の鼻が見えました👺
中々の急斜面です

3/2 12:33

金峰山をはじめとする奥秩父の山々も見えます

3/2 12:43

最初の急登を登ったところ、
穏やかな西天狗と険しい東天狗が特徴的です‼️

3/2 12:45

ポートレートで手前の木にピントを合わせてみました

3/2 12:45

雪の付いた枝がキレイ‼️

3/2 12:50

白い十字架✝️

3/2 12:53

浅間山が見えます

3/2 12:54

振り返ると中山。妻と後輩はどの辺りだろう⁉️

3/2 12:56

東天狗岳を目指す先行パーティーが見えました

3/2 13:03

上は風が強そうです

3/2 13:03

でも1月にスゴイ爆風でホワイトアウトの中を登った硫黄岳の時と比べると、全然大したことないです😊

3/2 13:04

なんか違うところにピントが合ってしまった

3/2 13:05

空に向かって登る感じ

3/2 13:10

ん⁉️写真撮りながら登っているんだけど、だんだん先行者に近づいている気がする

3/2 13:15

振り返ると足元には、すりばち池。
その向こうには、中山と中山展望台。
更に奥には、北横岳や蓼科山。

3/2 13:15

白いのが浅間山

3/2 13:15

北アルプスは、雲がかかっている

3/2 13:16

天狗の鼻が近づいてきました

3/2 13:18

黒百合ヒュッテの建物も見えます😊

3/2 13:25

すりばち池に下りるルートとの分岐が見えました

3/2 13:25

西天狗岳がカッコいい‼️

3/2 13:30

あれ⁉️先行者に追いつちゃった😅
この先の天狗の鼻の岩場の通過で、渋滞してました。
大岩を乗り越える所で、韓国人パーティーのうちの1人が、ポールを持ってくれて、ピッケルで引っ張ってくれようとしてくれました😊
片言の日本語だったけど、嬉しかったです😊‼️
感謝感謝😊

3/2 13:44

韓国人パーティーの一団。
一度抜かしたけど、写真を撮りたくて先に行ってもらいました😊
ここまでくれば、東天狗岳の山頂は近い

3/2 13:44

すぐ横には西天狗岳

3/2 13:44

登ってきたルート

3/2 13:50

東天狗岳山頂に到着😊

3/2 13:50

遠景は奥秩父の山々。
右の縞模様は硫黄岳の爆裂火口

3/2 13:50

硫黄岳、赤岳、中岳、阿弥陀岳

3/2 13:51

南アルプスもちょっと雲がかかっています

3/2 13:51

この後に行く西天狗岳。鞍部に登山者が見えます

3/2 13:51

手前の白い所が霧ヶ峰、その向こうは美ヶ原

3/2 13:51

続々と登山者が登ってきます

3/2 13:51

遠景は浅間山、四阿山は雲がかかってます

3/2 14:04

西天狗岳に向かう途中で、振り返っての東天狗岳😊
空が青い‼️
雪の白さが空の青さを、より一層引き立てます‼️

3/2 14:04

この東天狗岳と西天狗岳の間の稜線歩きも、短いけど最高に楽しい場所‼️

3/2 14:04

年末に来た時は、真っ直ぐ歩けないくらいの超爆風で、こちら側から硫黄岳には行けなかったから、近いうちにリベンジしたい‼️

3/2 14:18

風で表面の柔らかい雪が吹き飛ばされていて、足元は硬い雪です。

3/2 14:22

西天狗岳の山頂に到着

3/2 14:22

東天狗岳にいた登山者は、全員中山峠に下りていって西天狗岳に来たのは自分だけなので、山頂は貸し切り😅

3/2 14:23

右に諏訪湖が見えます。
中央アルプスも雲がかかってます

3/2 14:23

北アルプスも稜線は雪の中

3/2 14:23

穏やかで女性的な出立ちの北八ヶ岳の峰々

3/2 14:23

いやぁー雪景色が最高にキレイです‼️

3/2 14:23

さっきまでいた東天狗岳

3/2 14:23

野辺山の向こうは奥秩父の峰々

3/2 14:26

こんな絶景を貸し切りで見れるなんて、最高の贅沢😊

3/2 14:26

AR山ナビを起動。若干右にずれているかな😅

3/2 14:26

どこを見ても絶景

3/2 14:26

美濃戸中山だけは合っているけど、他はちょっと右😅

3/2 14:26

丁度稜線だけ雲がかかっている

3/2 14:26

爆風に煽られて、斜めった😅

3/2 14:26

手前の雲で北アルプスが見えない

3/2 14:26

おぉーこっちは、ドンピシャで合ってます‼️😅

3/2 14:26

こっちも概ね合ってますね😊

3/2 14:26

またしても爆風に煽られて斜めった😅

3/2 14:59

西天狗岳の西側斜面は、スゴイ爆風で写真を撮る余裕はなかった😅
取り敢えず樹林帯まで下りてきたので、一安心😅

3/2 15:13

鞍部から登り返して、第二展望台に到着

3/2 15:13

さっきまでいた西天狗岳。メチャクチャカッコいい‼️

3/2 15:14

雪の衣を羽織ったシラビソと青空がキレイ‼️

3/2 15:15

今朝ここを登ってきた人は、大変だったろうなぁ‼️
おかげさまで楽に下りれます😊

3/2 15:45

フカフカで気持ちいい‼️

3/2 15:56

第一展望台に到着

3/2 15:56

西天狗岳、根石岳、箕冠山、硫黄岳

3/2 15:57

峰の松目と阿弥陀岳が被ってます😊
眺望はないけど、峰の松目もずっと行きたいと思っている所

3/2 15:57

峰の松目から伸びる尾根は、一般登山道ではないけど、そのうち行ってみたい所

3/2 15:57

はぁーいい眺めだぁ

3/2 15:57

時間が許せば、ずうっと眺めていたい

3/2 15:57

遠景はたぶん妙高山などの頚城山塊

3/2 16:20

唐沢鉱泉への下降する所まで来ました

3/2 16:20

枯尾の峰方面は、トレースなし。
この先のルートは登りは、去年の年末に歩いたけど、下りはまだない。
地図を見る限り、桜平分岐まで行けそうなんだけど、今度確かめてみたい😅

3/2 16:20

唐沢鉱泉はこちら

3/2 16:23

今朝登ってきた人のトレースがありますが、ここはトレースがなくても、マメにマーキングが出てくるので、降雪直後でも安心して歩けます😊

3/2 16:52

唐沢鉱泉の建物🏠が見えてきた😊

3/2 16:55

唐沢鉱泉に到着😊

3/2 16:57

本当ならここで終了なんだけど、スタックした場所の先の道路脇のスペースに車を置いてきたので、そこまであと45分ほど歩きます😭
妻と後輩は、1時間ちょっと前に既に車に到着したと連絡がありました😊

3/2 17:00

今朝スタックした時に、タイヤ🛞の下にかます道具を貸してくれた方の車がまだ停まっていたので、一言お礼の言葉を書き置きしました😊
気がついてくれるかなぁ⁉️

3/2 17:04

枯尾の峰方面への分岐
雪に埋まっている橋が見えるけど、この橋を渡って唐沢沿いに歩いて行けば、ヘアピンの下に直接出て結構ショートカットできるけど、スノーシューをまた履くのが面倒くさいし、下りとは言えラッセルする体力も気力もないので、素直に車道を歩いて帰ります😅

撮影機器：

iPhone 14 Pro Max Apple

装備

個人装備

長袖シャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター ネックウォーマー 毛帽子 靴 ザック ザックカバー アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒（保温性） ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ポール ヘルメット

感想

BNR32GTR

今回は、土曜日ということもあって、早めに駐車場が埋まってしまう恐れがあるのと、前々日にまとまった降雪があって、ラッセルで時間がかかることが予想されるのと、黒百合ヒュッテのビーフシチューが食べたいというのもあって、早めに自宅を出発しました。
桜平分岐を過ぎた辺りから雪深くなり、唐沢に架かる橋の手前付近で車のタイヤ痕も消えて戻っていたので、4WDとはいえ2016年製の古いスタッドレスタイヤでは無理と判断して、そのままずっとバックで引き返したのですが、途中でタイヤが轍を外れてしまいスタック。
バックとドライブにギヤを交互に入れて、車を前後に振ってみるものの、横に滑ってちょっとずつ段々斜めになる始末。
車のフロアマットをタイヤの下に嚙ませてみたり、ピッケルでスリップしている路面を削ったりしてみるものの、脱出できそうで中々できない状態が続きました。

そのうち下から後続車が何台か来てしまい、完全に道を塞いでいる状態になっているけど、中々出れそうで出れない状態が続きました。

そうすると後続車の中の1台のドライバーの方が、タイヤの下に噛ませるハシゴ状の物を持ってきてくれて、それを嚙ませたら、なんと一発で車が動いて脱出に成功。
スタックした場所のすぐ下の道路脇にスペースがあったので、そこまで轍を外さないように超慎重にバックで下りました。

スタックした車を脱出するのにかなりの体力を削られて、スタートも予定よりだいぶ遅れてのスタートになってしまいましたが、それよりもほかの登山者にご迷惑をかけてしまったので、申し訳ない気持ちで一杯でした。

結構長い時間、道路を塞いでしまったのですが、それでも皆さん嫌な顔せず待っていただいて心が救われた感じがしました。
特に脱出道具を貸してくれた方にはいくら感謝してもしきれないくらいです。
本当に助かりました、ありがとうございました。

今回の山行は、最初からハプニングのスタートでしたが、人の心の優しさに触れられて、凄く清々しい気持ちで山旅ができました。
今までの山行で、自分が他の登山者を助けることもありましたが、困ったときはお互いに助け合えることができるのも、山登りのいいところだなぁーとしみじみ思いました。