記録ID: 65187
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雪山ハイキング
槍・穂高・乗鞍
GWの燕岳
2010年05月03日(月) ~
2010年05月04日(火)
- GPS
- 27:30
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 1,404m
- 下り
- 1,389m
コースタイム
(5月3日)
有明荘6:30-中房温泉登山口6:50-7:20第一ベンチ7:40-8:20第二ベンチ8:30-9:10第三ベンチ9:20-10:00富士見ベンチ10:20ー11:00合戦小屋12:00-13:20燕山荘ー燕岳頂上ー燕山荘
(5月4日)
燕山荘8:00-10:40中房温泉
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年05月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
<中房温泉〜第一ベンチ> 登山口のあたりは雪はまったくありません。第一ベンチまで雪渓を横切るところが数か所ありますが、踏み後がしっかりしているのつぼ足でも大丈夫です。 第一ベンチが近くなると、登山道は早くも積雪に覆われています。今年のGWは昨年よりもはるかに雪が多いです。 <第二ベンチ〜合戦小屋> 早くも第一ベンチでアイゼンを装着しました。 天気がよく人出の多いGWはアイゼンは爪数の多い軽アイゼンでも大丈夫のような気がしますが、合戦小屋から上の森林限界を越えた稜線上の雪の状態が把握できていなかったり、突然の天気の急変を考慮すると12爪アイゼンの方が無難かもしれません。(GW期は吹雪いて、大雪になることもありえます。) 第一ベンチから先は登りもかなり急で雪も深くなります。(合戦尾根は北アルプス三大急登) 雪質はかなり悪いです。晴天続きで気温が上昇し、中途半端に溶けていてシャーベット状です。アイゼンをしていてもアイゼンが雪に引っかからずズルッと滑るので登りは難儀しました。 <合戦小屋〜燕山荘> 合戦小屋をこえて、一登りすると森林限界を抜け稜線上に出ます。 雪質も良くなります。 雪上の見晴らしいのいい尾根歩きになります。赤い旗が道なりに立っているので道に迷うことはないと思います。 槍ヶ岳方面の展望がとてもよく、歩いててとても気持ちいいです。 登山道は夏道とは違い、直登のようなルートです。 <燕山荘〜燕岳頂上> 雪は不思議なくらい少なくなります。地肌もみえてます。でも大半が雪道で途中凍結しているので念のため面倒でもアイゼン装着しました。 晴れていれば、ルートから外れなければ、これといった難所はありません。 頂上からは、槍ヶ岳、表銀座、裏銀座、立山、鹿島槍方面が良くみえました。 |
写真
撮影機器:
感想
今年のGWは、近年になく晴天にめぐまれました。
4月30日の晩に東京を出発し、5月1日に上高地、涸沢、北穂に向かい、2日は一旦下山し、安曇野郊外の里山で桜を見て、3日再び燕岳に登りました。
4日燕岳を下山した時は、麓の気温は30度の真夏日でした。この4,5日で冬から春、夏といっきに季節を通り過ぎた感覚です。
3000メートル級の稜線はまだ冬です。麓の桜は見頃を終えようとしていましたが、稜線の桜は6月末から7月にその花を咲かせるそうです。その頃には雪も融け、高山植物が花を咲かせ短い春と夏を迎えますが、9月に入ると早くも紅葉の見頃を迎え、末には初雪が舞うこともあるそうです。
東京の感覚で考えると、よその国の山のお話のように感じます。それだけ厳しい環境のなかにあり、その厳しい環境ゆえその厳しい環境が創り上げた自然の造形美はとても美しく、人を感動させのかもしれません。
今年のGWは北アルプス南部の山の風景を山の上からも里からも思いっきり満喫することができました。
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