小笠原Day11-12 大神山
- GPS
- 00:40
- 距離
- 1.6km
- 登り
- 58m
- 下り
- 85m
コースタイム
天候 | 曇 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
船
BONIN WAVE 06:00 起床 07:00 朝食 09:00 ローカルベーカリー 09:20-10:50 荷造り 11:00 チェックアウト 散歩 11:00 BONIN WAVE 11:30 二見桟橋 11:40-12:30 あめのひ食堂 13:00 二見桟橋 13:30 搭乗券引換 小笠原海運おがさわら丸 14:15 乗船開始時間 14:40 乗船 15:00 二見(父島) 17:00-18:30 感想執筆 18:30-18:50 昼食 20:00 就寝 03/07 小笠原海運おがさわら丸 06:00 起床 07:05 歯磨き 07:15-07:30 朝食 09:00-10:50 昼寝 12:35 外部deck開放 13:00-13:15 4deckレストラン 15:45 竹芝(東京) 45分遅れ 15:55 下船 JR京浜東北・根岸線 16:07 浜松町 16:14 東京 JR東北新幹線 17:20 東京 20:40 新青森 JR奥羽本線 20:50 新青森 21:30 弘前 |
写真
装備
個人装備 |
ボディバック
財布
|
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感想
小笠原村の旅行記を読んで頂きありがとうございます。
この旅行記はここで終わりです。拙い文章を最後まで目を通したあなたに感謝を申し上げます。
今回、小笠原群島に行こうと思い立った理由は幾つかありますが、2年前の12月に千葉県鋸山に登ったことが最初のきっかけでした。
鋸山周辺の海岸線には、ヤシの木が多く植栽されていて、東京近郊に南国気分を味わえることに強い衝撃を受けました。当時の私は、亜熱帯性植物を見るには、植物園等の施設を除いて、出身地北海道から遠く離れた沖縄まで行かなくてはならないと思っていたのですから。今でも夕暮れの浜金谷駅から見たヤシの木と富士山の風景を思い出すことがあります。この件を境に、海の向こうにある同じ東京でありながら亜熱帯性植物が繁茂する小笠原に行きたいと思う様になりました。これが鋸山に登った1ヶ月後の、昨年の1月のことでした。
時を進めて、昨年の10月に内定式が東京でありました。懇親会で社員らが口を揃えていうのは「遊んでこい」、「海外に触れることも大切」。加えて、数人の同期の自己紹介に映る写真は海外で、趣味は海外旅行。それ自体を否定するつもりはありませんし、寧ろ私も日本と異なる海外の文化自然環境を体感したいと思っています。しかし、心のどこかにはいつも「私は日本人でありながら現代日本すら知らないのでは?」という考えが居座っているのです。この感覚を言い換えるならば、ジムバッチ8つを集めずに四天王へ挑戦する様なものなのです。
これは道民の気質も関わっているのかもしれません。私自身、経費で北東北以外に行く機会はあります。しかし、恐らく多数の道民にとって、都道府県境や地方越えの観光でさえビックイベントで、相当の準備をかけて楽しむものです。6年道外にいる私ですら、今でもその心理的なハードルを抱えています。
波乗りバグは使いたくない気質の私は、コロナ禍以降の3年間でまず、居住地周辺の北海道・北東北を重点的に回って、なるべく自分の脚で移動してきました。峠を越えると気候が変わること、田圃の小さな葉から稲穂の首が垂れるまでの過程を見れたこと、年寄の方言は本当に聞き取り辛いこと、住民は何もないと言いながら自分の土地の良いところを教えてくれること、見ず知らずの人間を助けようと行動する人は思っていたよりも多いことなどを知ることができました。
そして、卒業旅行の言葉が聞こえ始めた昨年12月に、東京都区内から24時間の航海を経てたどり着き、便数も1週間に1度程度しか無く、まとまった休みが無ければ行くことすら叶わない、生物地理区的に内地とは異なるオセアニア区に属する東京都小笠原村を年度末の旅行先に決めました。日本の最果ての島・小笠原を体験するために、歩いて潜って見て話して食べて回ろうと思ったのでした。
この旅は2月20日の05:26始発で弘前を出ることから始まりました。東京で3日間研究の引き継ぎを行い、学部で卒業した同期と会ったり、D論公聴会を聞いたりしていました。その足で25日竹芝桟橋からおがさわら丸に乗り込みました。ザック下部の衣服は変わらないですが、上部スペースに必要な道具を入れて東京に来ました。それが小笠原旅行前に食料スペースになり、帰りはお土産スペースに進化しました。17日間に渡る旅程を経て、「旅せよ平日!JR東日本たびキュン♥早割パス」を利用して、弘前に帰ってきました。3月で卒業なので、帰るという表現もあと数日ですけれど。
感じたこと・思ったことは各山行記録で書いたのでここでは割愛します。総じて言えるのは、「行ってよかったな」という感慨だけが、今この文章を書いている、おがさわら丸の2等寝室で去来しています。それに、私にとっての「むげんのチケット」はこの航路なんだろうなと、確信に近い何かを感じています。母島に2つほどポケモンマンホールを追加してくれないかな。
今回の小笠原群島旅行で、持ち込んでよかったもの・持ち込みが必要ないもの、役立つ情報などを日記にまとめました。小笠原へ行こうと考えている方の助けになると思います。また、今回のGPSデータから展望台や観光スポット等の位置を確認して、22の「山の地名」を新規登録と6の「山の地名」の修正を行いました。この後に小笠原群島へ遊びに行く方の助けになれればと思います。
この旅で出会った全ての方へ感謝を申し上げます。そして、彼等に幸多からんことを願っています。
日記: 小笠原のチェックリスト
https://www.yamareco.com/modules/diary/454051-detail-323901
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