I'll be back福島〜磐梯山で万々歳


- GPS
- 08:53
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 988m
- 下り
- 975m
コースタイム
- 山行
- 7:28
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 8:46
天候 | 晴れ (気温:スタート時3℃・ゴール時18℃) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
朝4時で駐車車両は2台。帰りは午後12時過ぎで20台程度。まだまだ余裕あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【裏磐梯スキー場駐車場〜火口原】 駐車場からスキー場内の道を辿って行きます。とても歩きやすいゲレンデ道です。 行く手には荒々しい火口壁が見えています。西側リフトに沿うようにゲレンデを登ったあと、火口壁は一旦樹林帯の向こうに隠れ、道はリフト終点方面とそのまま直進する道とに分岐します。 ここを直進すると銅沼方面と旧火口方面との分岐があり、ここから旧火口方面への登山道に入ります。 道の雰囲気はガラリと変わり、石のゴロゴロする森の中。傾斜はほとんどない散歩道のような登山道です。 やがて行く手が開け、眼前に火口壁が迫ります。足元は開けた石の原。 しつこいくらいに目印があるのでこれを辿り、再び樹林帯に入ります。 【火口原〜黄金清水】 樹林帯に入ると急登の始まりです。 U字の手すり?が埋め込まれています。ハフハフしながら登っていくと、背後に展望が開け、直後に火口壁のてっぺんが眼前に。 登り切った先は磐梯山から櫛ヶ岳へと至る稜線上です。仙丈ヶ岳辺りとも類するような楽園じみた景色でした。 櫛ヶ岳への道は薄く踏み跡がありましたがロープが張ってあったのでパス。 櫛ヶ岳を背にして砂利混じりの道を少し登ると黄金清水で、その先で弘法清水小屋方面と八方ルート方面との分岐があります。 【黄金清水〜弘法清水小屋】 砂利混じりの道を少し登れば弘法清水小屋です。 黄金清水から八方ルート方面に向かうと、お花畑を経たあと灌木帯の道となり、再び分岐があります。 分岐を左折して登っていけば弘法清水小屋に合流します。 【弘法清水小屋〜山頂】 灌木帯の登り道です。ところどころで展望が開けます。 登りも下りも同じ道で、道幅がそれほど広くないので譲り合いながら歩きます。 山頂は360度の展望。何故か山頂標識はちょっと下の方にあります。 【弘法清水小屋〜中ノ湯跡】 ゆるやかな下りです。雨後のせいか道はぬかるみがちで、スリップに気を遣いました。 上の方は灌木帯、下るにつれて樹林帯の道となり、展望はあまり無し。 道幅が狭い上に次から次へと登りの登山者がやってくるのですれ違いに忙しい道でした。 銅沼方面との分岐から、木道を少し歩くと中ノ湯跡です。 廃墟となっています。私有地につき立ち入り禁止の札がありました。 【中ノ湯跡〜銅沼】 赤い色をした沢を横目に見て下り、樹林帯の中を進んで行きます。 相変わらずぬかるみがちなのでスリップに注意します。 銅沼前はちょっとした広場になっており、沼の向こうに荒々しい火口壁が一望できます。 銅沼からは少し歩けば裏磐梯スキー場のリフト終点。ゲレンデを下って駐車場に戻ります。 |
その他周辺情報 | ■立ち寄り湯 ラビスパ裏磐梯(10%引きクーポン有) http://www.laviespa.com/ |
写真
感想
[img]http://www.yamareco.com/uploads/photos/2945.gif[/img] [color=ff8c00]やっぱり東北は良い[/color]
毎年恒例?の“梅雨の時期は東北に逃亡ツアー”で磐梯山へ。
この辺りは久しぶりだ。懐かしい景色を眺めながら裏磐梯へ向かう。
スキー場のゲレンデを登り始めた段階からして、背後にたなびく檜原湖の霧、その向こうに浮かぶ吾妻連峰、未だ雪を抱く飯豊連峰と、すでに“東北最高〜”の気分が高まる。
朝日に染まってオレンジ色に染まる火口壁は荒々しく、これからあの壁の真下まで歩いて、そこを登るのだと思うとワクワクで一杯。
おまけにゲレンデ道の歩きやすいこと。ゲレンデ道=歩きにくい嫌な道という観念は消えた。
スキー場としてはなだらか過ぎて面白味に欠けるかもしれないが、そんなことはどうでもいい。
前後に広がる景色を独占して歩いていく。
ゲレンデを後にして登山道に入ると雰囲気は一変し、太古のジャングルに迷い込んだかのような鬱蒼とした森の道に。探検隊にでもなったかのような気分を味わう。
ちょうどバンダイクワガタの季節ということで、小さな青い花を愛でつつ進む。
火口壁が目前に迫り、異世界じみた火口原に立つ。浅間山の湯の平の如く、クレーターの底を歩く感覚だ。
見上げる火口壁は険しく、期待と不安が入り交じる。
「これ、どこ登るの?!」
の、思いである。
火口壁を登る登山道はそれなりに整備されていて、不思議な鉄材を手掛かりとして登って行く。
樹林帯は灌木となり、背後に展望が開けるとともに火口壁のてっぺんが目前となった。
砂利道を登り切ると天上の楽園のような風景の中に飛び込む。
右手には磐梯山へと続く道。火口壁のオレンジの断崖も見える。左手は櫛ヶ岳。折しも山頂の向こうに太陽がかかってダイヤモンド状態だ。
ここまで誰とも会わず、お山を独占というのもご機嫌になる理由だった。
あんまり気持ちが良いもんだからおやつを食べてしばし休憩。
時刻はまだ朝7時。こんなに良い朝もなかなかないものだ。
黄金清水を経て弘法清水小屋への分岐に出る。
そのまま頂上を目指しても良いのだが、のんびり楽しみたいのでお花畑を一回り散歩してから山頂へ。
山頂への道と八方ルートは登山者でいっぱいだった。
いつもならこれだけ混んでる山は辟易するのだけれど、前半がとても素晴らしかったのでそれほど気にはならない。
八方ルートの下りでは次から次へと登りの登山者がやってくるので足を止めてすれ違う。
それも中ノ湯までのことだと分かっているから苦にはならない。
むしろいろんな人たちと挨拶を交わすのが楽しかったくらいだ。
中ノ湯は私有地なので近くには行けないが、なかなか良いロケーションだった。
銅沼への下りは再び静かな道で、赤茶けた沢も面白かった。
山行の最後を締めくくるのは銅沼の不思議な景色だ。
赤褐色と緑色の混じる水面と、その向こうの火口壁。
絵葉書みたいな光景をしばし楽しんだ。
やっぱり東北は良い。
普段住んでないからそんな風に思えるのかも知れないが。
[img]http://f.st-hatena.com/images/fotolife/w/wicket/20140720/20140720165100.jpg[/img][b][color=228B22]すっごくよかった[/color][/b]
「週末は北福島より北なら晴れそう。行けるかしら。月山も行ってみたい山だがあなたの嫌いな百名山」
「山形だからいいよ。山形大好きだからね!」
とmizから月山への提案が出たのだけれどまた週末天候悪化のお知らせが出てあっさり中止。
お山なしでリビングの掃除でもしてのんびり過ごすかと思ったけれど
「福島どうよ福島」
と去年もこの時期に福島へ行って大満足だったので福島を提案し磐梯山への計画になる。
行くだけ行ってお天気ダメだったらイングレスのplanBも用意。
福島へは前日入り。
遠征時お決まり車内泊ではなくて東洋健康センターで仮眠しようなる。
お風呂後の待ち合わせて夕食って事で、先に上がっていたmizが大衆演劇観てるというので『大衆演劇と無縁の男mizがそんな物観てるなんて!』と行ってみると凄かった。
初めて観る大衆演劇の世界に圧倒される。
終わると役者さん達が出口で見送りしてくれて握手したりお話したり。
これはマダムがごひいきにご祝儀五万とか挟むのも判るわ〜と納得してしまった。
そんなこんながあり仮眠を取り出発。
磐梯山の麓に着くと冷たい空気が肌に刺さるような感じだった。
歩き始め陽が徐々に登り周りの色が変わりだすのは実に見事だ。
心配していたスキー場歩きはことのほか歩きやすかった。
登山口へ一歩踏み入ると今までの広い景色とは打って変わりジャングル。
花も色々とあって花好きな人は喜びそうな道だ。
イワカガミ・アカモノ・タニウツギ・ケナシヤブデマリ・ショウジョウバカマ・ミヤマキンバイetc…そしてバンダイクワガタ!
花の名前はやっぱり感じが良い…磐梯鍬形!
色々出てくる沼や火山口原、黄金清水(美味しかった)や天狗岩回りの景色素敵でした。
弘法清水から山頂へ向かうと他のルートから登ってきた方達が下りてくる。
すれ違った方に混み合っているかと聞くと大分下りたからピークは過ぎたとの事で一安心。
山頂でのんびり景色を観ながらおにぎり食べる。
続々と登ってくるので弘法清水へ引き返すのですが…これがちょっと大変だった。
人気の山は登りコースと下りコースを作った方がいいですね。
待つ時間はともかく道が狭いところはすれ違いざまに怪我したり落ちたりしたら大変だ。
弘法清水から中の湯跡までも登ってくる方が続々でちょっと疲れた。
やはり人気のお山は凄いですね。
道は退屈な感じの道。
「大衆演劇の事思い出しながら歩くといいぞ」
とmizに言われ昨日の綺麗で楽しかった舞踊ショーを思い出してニパニパしながら歩いた。
まさか大衆演劇を山の中で思い浮かべるとはなぁ。
中の湯跡はもうちょっと近くに寄れるのかと思っていたけれど立ち入り禁止なのですね。
(不法侵入して近くで撮影していたお兄さんとかいたけど…)
でも遠くからでも十分雰囲気が味わえたので良かった。
中の湯跡から銅沼への道、静かな道で赤い沢が流れていて良かった。
磐梯姫筍を採っているご夫婦がいたなぁ。
今年は大量だと言っていた。
美味しいよねぇ、うちも月山筍を頂いて今年はもしゃもしゃ食べた(*´∀`)
銅沼は想像していた風景と違った。
空の青・火山壁・水の青・水の赤・草木の緑…鮮やかな色が目に入ってくるので楽しかった。
駐車場までの道は磐梯山が素晴らしかった事と大衆演劇の話をしながら楽しく歩けた。
次に磐梯山へ来るのは積雪期!
雪に埋もれた裏磐梯が楽しみ。
コメント
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東北、いいですねぇ
私たちが歩いた時はお二人が歩かれた時ほどの好天ではなかったのですが
一際白い飯豊が印象に残っています。
私たちは反対周りで歩いたのですが中の湯方面からどっと人が押し寄せ、
山頂までは大賑わい。
でももここさん達が行きに歩いた旧火口方面はほとんど人がいなくって不思議でした。
あの逆U字の鉄の手摺なぞですね〜下りの時両手でつかまりながら降りたらラクチンでしたけど
大衆演劇、うちの近く演芸場があってなじみの銭湯に出演の皆様が白粉つけてくるんですよ。
皆さん若くってお行儀もよくって、私もおば様方がはまるのわかるなぁと思いました。
あっ、話がそれた〜
お疲れ様でした〜〜
どもです٩( 'ω' )و
梅雨入り前のすばらしい天候で気分も最高でした。
火山原経由は誰も居ない事で素敵度が増しますね。
弘法清水から山頂に行く時に下りてくる人がパラパラ会い始めて
どこに人が居たんだろ?と不思議になりました。
ここまでは百名山だし人気山だからそんなもんだろうと、想像より少ないやと思ってたのですが…
八方コースを歩き始めて登られてくる方々が山頂や弘法清水前にぎっしり溜まるのを想像すると大変そうだなぁとニヤニヤしちゃいました。
途中会ったお姉さんが登山ツアーの旅行会社HPをチェックして重なる団体が少ない日や行動時間を外し天候の良い日を狙い、それが磐梯山だったと言っておられたのですがまだ少ない方だったのでしょうかね。
あのU字のやついいですよね。
邪魔にならないし、適度にいい感じの場所にあってちょっとバランス取るのに良かったです。
大衆演劇のこと色々ぐぐっちゃったですよ。
近くに会ったら通いそうなので無くて良かったとか思ったり(笑)
座長や副座長は中年のおばさんに見えちゃうから生々しくてダメだったけど
若い男の子は可愛い過ぎてヤバいですね。
女の子混じってるかと思って観てたので帰りにお話したら『!』ってなりました。
花魁の格好で男子ボイスは熱いものがありました(*´∀`)
これから前泊するときはこういうのチェックしちゃうかもです。
こんばんはっ
東北、磐梯山、満喫してまいりました。
やっぱ良いっすね。
空の色が東京とは全く違いますね。
ブルー、そしてブルー。
それに大衆演劇ですよ。
感想に書けなかったのでここで書きますが、とても面白い舞台でした。
決して万人受けするようなものでは無いし、芸術として評価が高いわけでもない。観客だって多いとは言えず、酔っ払って訳わかんなくなってるオサーンがいたりもする。
かく言う私も冷やかし半分で覗きにいっただけで、何の期待もしちゃいない。
興味があるわけでもなし、その“良さ”が解るわけでもなし。
そんなのが観客に半分くらい混じってる。
失礼を承知で言えば、一生懸命やんなくったって大して文句も言われないような舞台ですよ。
それでもプロとして舞い切る姿に圧倒されたといったところです。
そういう姿勢で物事に当たる人達は尊敬に値します。
実際、全くそんな気のない私でも色気を感じたくらい、奴らは凄かったっす
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