牛岳 鍋谷〜 春近し

2024年03月11日(月) [日帰り]

• GPS: 04:14
• 距離: 7.2km
• 登り: 677m
• 下り: 663m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:27
• 休憩: 0:47
• 合計: 4:14

8:04 スタート地点（鍋谷入口）
10:37 11:17 牛嶽神社
11:17 11:23 牛岳
11:24 11:25 牛嶽神社
12:18 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

谷集落から鍋谷方面は除雪されていなかったが轍があり、4WD車だったので鍋谷まで入る（帰りは道路の雪はだぶん融けていた）。

コース状況／危険箇所等

天候：晴れ　雪質：新雪・ややモナカのところも　下にガリは無い。

この週末は気温があがるということで昨日に続いて近場で新雪狙いの山スキー。

鍋谷入口からトレースあり。雪はだいぶん融けて舗装路が見える日は近そうだ。
薄く新雪が載ってラッセルにはならない。
土・日に来た皆さんは林道でアプローチしていたが、
やや笹が出ているもののショートカットできるところはまだある。
ということで、標高470mの林道までショートカットで通過。
快晴の下、牛岳トンネルまで林道を歩く。
左手に取り付く斜面が目に入ってくる。やや茶色が目立つか。
牛岳トンネル左手の沢筋を少し上がって左側の急坂へ取り付く。
お盆状の狭い坂、雪は繋がっているが新雪なので足場が脆そうに思えた。
一番上の藪がないところはここしかない。
Nさん、苦戦しながらもじっくり攻めてシールで登り切った。
木こりさんは早めに板を外してツボ足で登る。意外に足場はしっかりしていた。
スキーはスノーバーとしても使える。
この先も急登が待ち構えているのでここで心拍を上げすぎてはいけない、前回の教訓が蘇った。
段差の下までシールで上がって板を外して、スキーを斜面に差し込んでツボ足。
最後は木こりさんに板を預けて乗り越える。意外にスムーズだった。
その上部は急だが藪が無い広い斜面。その奥（標高560m）は藪が待ち構えていた。
やや急な藪の林の中をシールで登る。一部、ガリが出ているところは慎重に通過。
やはりこの藪突破の方が体力を使わされる。
標高630mで藪を抜けると真っ白なスキー場が広がる。青空と北尾根が眩しい。
まだ雪は新雪だが気温が上がり日光を遮るものが無いので暑い。
雪は持つだろうか？
昨日の天蓋山での深い雪と違って今日はブーツラッセル。
斜面上部の大きなブナの木の下で休憩（標高680m）。
さらに上がると太陽光で雪が重くなりだす。
日差しを避け木陰を狙って登り、次は右手の広い斜面へトラバース気味に上げていくと谷間が出てきた。
そのまま行くと標高を落とすことになるのでもっと上で谷間を横切る。
ブナの木の間隔はかなり広い。やはり、雪原の真ん中は日差しが強く暑い。
標高900mで林道に乗り上げる。トイレ小屋はこの上だ。
前日のスキーの滑走跡を使って林道二か所ショートカットで神社前へ。
スキー場側からの先行者が休まれていた。
今日は遠くが鮮明に見えた。
社は埋まり切っていなかったが、狛犬が一匹だけなのでそれなりの積雪だろう。
北アルプス（槍〜乗鞍）、富山・高岡・南砺の平野部、金沢の内灘、白山・石川と富山県境の山並み、人形山〜三ヶ辻、金剛堂山・白木峰、御鷹山などなど。
薬師と北の俣の間からは山の形で水晶岳も確認できた。
風が強そうな所にあるブナの木の枝に重い雪が付いて垂れていたが、枝の折れが目だつ。
遅い初詣を済ませて昼食を取り滑走へ。
山頂からトイレ小屋横に滑り込み、トレース通りに北の大斜面へ滑り込む。
上は新雪、木々の間隔が広めで快適に滑れた。今回もポンで来て正解だった。
大斜面の中盤を過ぎるとやや重い雪に変化するのが分かった。ストップスノーほどではなかったのが救いだが季節は変わりつつある。
気持ちのよい大斜面はすぐに終了、また藪の世界へ。
枝を掴みながらの横滑りで標高を落としていく。
登りは気にならなかったが下りは藪が邪魔をしてくる。
下の広い斜面に出るとトンネルと林道が眼下に見える。
最後の段差は、スキーで滑り込み横滑りで安全地帯に出て林道へ。
あとはトレース近くを滑りながら林道から鍋谷へゴール。

明日から雨模様で気温も高くなり、低山のパウダーは終了か
春山スキーか標高を上げてのパウダー拾いか、考え所だろう。

写真

3/11 7:58

鍋谷入口。雪はあるが、この奥も数台駐車可能。

3/11 8:04

新雪狙いでポンツーン

3/11 8:10

トレースあり。予想以上に薄く舗装路が見えるのも近いだろう。

3/11 8:22

いつものショートカット入口。
ここだけ笹が濃く、奥はフリー。

3/11 8:41

藪が少なくショートカット連発で林道へ

3/11 8:42

久しぶりの足長おじさん

3/11 8:48

3/11 8:50

牛岳トンネルの左斜面
奥に山頂が顔を出している。

3/11 8:53

もうすぐ牛岳トンネル

3/11 8:54

ここを使えばあっち側も行けるのか、今度、行ってみよう。

3/11 8:56

沢の左手からから左上の斜面へ

3/11 8:59

新雪が上まで繋がっているが最後は薄そう。

3/11 8:59

周囲は藪藪

3/11 9:10

最後は板を外して突破。
ここはまだ序盤。

3/11 9:20

壁の上は白い斜面だが

3/11 9:21

すぐに藪との格闘が始まる。

3/11 9:31

ここが核心部だったかも知れない。

3/11 9:34

抜けると一気にスキー場。
まだ雪は生きている。

3/11 9:37

快適ハイクだが暖かくなってくる。

3/11 9:43

上のブナ林を目指す。

3/11 9:51

クローズした牛岳温泉スキー場のトップ

3/11 9:54

ブナの疎林で一休み

3/11 10:01

ずっと上まで広い斜面が続く。
牛岳北面スキー場

3/11 10:07

右手の斜面へ
手前に谷間が出てきて上から横切る。

3/11 10:22

林道へ乗り上げる
神社までもう少し。

3/11 10:39

スキートレースを利用して林道ショートカット

3/11 10:43

ブナの枝が重い雪で折れている。

3/11 10:43

ドーン　今日は眺めが良い。

3/11 10:43

鳥居は何とか人が通れる程度

3/11 10:46

白山をきれいに望むのは久しぶり

3/11 10:47

3/11 10:49

3/11 10:49

右の狛犬だけ顔を出していた。

3/11 10:52

3/11 10:53

高岡方向

3/11 10:53

南砺方向

3/11 10:53

薬師

3/11 10:54

富山方向

3/11 10:54

新湊大橋

3/11 10:56

金沢内灘（医科大病院）

3/11 10:56

3/11 11:05

和むひととき

3/11 11:06

金剛堂山

3/11 11:06

人形山・三ヶ辻山・白山

3/11 11:07

人形山・三ヶ辻山

3/11 11:07

牛岳（西峰）
ブナの枝折れ多数。

3/11 11:07

3/11 11:08

薬師・北の俣

3/11 11:08

剱・立山

3/11 11:08

毛勝三山〜僧

3/11 11:08

御鷹山

3/11 11:09

白木峰、戸田峰

3/11 11:19

滑走タイムへ

3/11 11:26

3/11 11:36

針路は北へ

3/11 11:36

スキー場

3/11 11:38

滑りやすい雪が続き、下はやや重めに
止まると暑いし、春ですな。

3/11 11:42

この先でお楽しみは終了

3/11 11:47

枝パッチン

3/11 11:57

下の斜面を無難にこなして最後の壁に

3/11 12:01

木こりさんはここをドロップ
週末はおそらく滑れない。

3/11 12:21

後はショートカットと林道ボブスレー

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-6 オリンパス

感想

osamuin

前日の天蓋山スキーから天候は回復で連チャン・山スキー
里山で初雪のチャンスは逃げていくのが早い。

ということで、近場で楽しめる牛岳へ
牛岳は比較的登りやすく山スキーでも楽しめるが難易度を上げるため、今回はトンネル横からアプローチ。
ここはテクニカルな短い壁があり手間を要するが、その上の急な藪処理も厄介。

そして、壁と藪を突破して辿りつく北斜面は、広く歩きやすく滑り甲斐がある。
天候も良く雪質もばっちりで今年も快適に滑れてよかった。

ここ直近の粘り強い雪の降り方は予想外だったが、いよいよ気温が上がってきそうな天気予報だ。
今回のスキーで滑っていても雪質がパウダーから重くなるのが分かった。
春近しの牛岳スキーであったが、チャンスがあるようならばもう少し粘ってみよう。