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Yamareco

記録ID: 6586025
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

硫黄岳 ヤマレコデビュー

2024年03月24日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
11:02
距離
17.2km
登り
1,190m
下り
1,356m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:01
休憩
2:09
合計
11:10
距離 17.2km 登り 1,193m 下り 1,356m
6:30
46
八ヶ岳山荘
7:16
7:17
5
7:22
7:26
0
7:26
7:33
0
7:33
7:37
44
8:21
8:32
64
9:36
10:11
6
10:23
10:27
152
12:59
13:14
44
13:58
14:07
20
14:27
14:31
50
15:21
15:22
6
15:32
15:59
27
16:26
16:28
25
16:53
16:54
3
16:57
17:00
28
17:28
12
17:40
八ヶ岳山荘
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
堰堤広場、林道とおさらば
堰堤広場、林道とおさらば
堰堤広場から赤岳鉱泉まではとても素敵な散策路
堰堤広場から赤岳鉱泉まではとても素敵な散策路
稜線にて、雪庇こわっ
稜線にて、雪庇こわっ
硫黄岳までの道のりかっこいい
硫黄岳までの道のりかっこいい
はるか彼方にオーレン小屋が
はるか彼方にオーレン小屋が
硫黄岳、名物の爆風はなく、雪山にしてはそよ風程度
硫黄岳、名物の爆風はなく、雪山にしてはそよ風程度
あそこに行きたいなぁ
あそこに行きたいなぁ

装備

個人装備
ハンドスコップ ゴーグル 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター バラクラバ 毛帽子 着替え ザック アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ナイフ
備考 ・ハンドスコップ;チタン製で極軽量、あるといろいと便利です

感想

昨年から約30年ぶりに山登りを再開しました。早速、雪山にも再チャレンジしようと思い、せっせと道具をそろえ、準備万端。
山登りの道具の進歩(特に軽量化)やスマホやGPSを使ったアシスト技術の充実など、すごい進歩やなぁと感心しつつ、この年で再開するからには安全面には利用できるものはできる限り利用しようと思い、ヤマレコにも登録。せっかく登録したので、山行から1週間もたって雪山シーズンもそろそろ終わりのような気もしますが、遅ればせながら記念すべき(?単なる自己満足)山行記録第一段を投稿します。
 前日の夜に測定したザックの重量は10.5kg、水を入れてもせいぜい12kg、これは楽勝やね、と思いながら、八ヶ岳山荘を6:30頃スタート。冷たい空気を頬に感じ、途中シカさんの応援(してないか?)にも応えながら軽快に歩みを進める。美濃戸山荘でちょいと休憩し、更にひたすらてくてく・・・てくてく・・・てくてくと歩き続けるが、長いなぁこの道、ようやく堰堤広場についたころには少しお疲れモードになってしまった。
ここからは本格的な山道に入り、小川のせせらぎに癒されながら、更に前進。
少しずつ足取りが重くなるのを感じつつ、日も照ってきてけっこう暑いなぁと思い始めたころに、ようやく赤岳鉱泉に到着。予定より30分くらいの遅れか、しかし、よく頑張ったわ、と自画自賛して、ご褒美に薄皮ピーナツクリームパンで腹ごしらえ。ここから先がいよいよ本番だわ、とチェンスパからアイゼンに履き替えて、いざ出陣。
と調子がよかったのはここまでだった。赤岳鉱泉を出発してしばらくトラバース気味の緩い道が続いた後、2300mあたりから登りが始まると急に失速し始めた。ここ数日の積雪のためか足元は結構ゆるく、少し油断すると地味にズボってしまい、じわじわ体力が消耗して行く。特に2450m~2600mあたりの登りはきつかった。休憩、歩き、休憩、歩きを繰り返しながら、ようやく森林限界を超えて、稜線に向かって最期の急登の雪面にたどり着いた頃にはかなりバテ気味だった。ここでまた少し休憩をと思いんがら稜線を見上げると、今にも崩れ落ちそうな雪庇が見えたので、少しビビりながらも(このあたりで数年前に雪崩事故が起きてるはず)一気に駆け上がるように稜線まで登り切りきった。火事場の馬鹿力とはよく言ったもんだと感心しながら、とりあえず、少し先に見えるケルンまで歩き、再びご褒美のピーナツクリームパンをほおばる。時計を見ると、コースタイムの倍以上かかってるが、あともう少しだと自分に言い聞かせ、折れそうな心を奮い立たせる。
ここにザックをデポして(てかピークまで担ぎあげる気力がなく)、稜線西側トラバース気味のトレースをたどりながら慎重に歩みを進めて、ようやく硫黄岳頂上にたどり着いた。長かったぁ、360度の絶景に思わず両手を挙げて叫び出したくなった(けど、誰か見てると恥ずかしいのでやめといた)。あまりの絶景に放心状態で景色を眺めていたが、ふと我に返って時計を見ると、もう2時!。やばい、急がねばと急遽下山開始。登りとは異なるほぼ稜線直降ルートのトレースをたどってケルンでザックを回収。登りで通った雪庇付近に亀裂などないかを確認して、とにかくここは足早にと一気に樹林帯まで駆け下りた。
逃げ足には自信あり、と言わんばかりにせっせとひたすら下り続けた。登りの時よりも更に足元は緩んで、時々足を取られそうになりながら、なんとかほぼコースタイムで赤岳鉱泉に到着。
ここから更に加速するために、チェンスパに履き替え再スタート。やっぱアイゼンは重いし抵抗あるんだと再認識しながら、軽くなった足取りで樹林帯を駆け抜ける。赤岳鉱泉から堰堤広場まではコースタイムのほぼ半分で踏破。今更ながらになんか調子でてきたな、と思いながら、ここから先は更に加速して、ほとんどジョギングくらいのスピード感でぐんぐん距離を稼いでいった・・・つもりだったが、八ヶ岳山荘に到着してみると、堰堤広場からはコースタイムよりほんの少し早い程度だった。へとへとになりながら時計を見ると17:30過ぎ。今シーズン最後の雪山、ピークも踏めて無事に帰ってこれてよかった、よく頑張ったわ(とこれまた自画自賛)。
P.S.
・八ヶ岳山荘で18時の閉店ぎりぎりに迷惑かなと思いつつ温かいコーヒーをいただき、生き返りました、ありがとうございます。
・赤岩の頭までの登り、トレース付けてくれた人に感謝!。トレース無しの新雪なら確実に撤退でした。
・山登りの最重要技術(?)はやっぱ体力、今年は体力作りにはげもう。
・ガーミンInstinct2Xのナビ利用しましたが、結構優れものですね。途中地図と照らし合わせながら、ほぼほぼ正確に位置を特定しながら歩けました。ヤマレコとの相性もいいです。

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積雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
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