積丹岳（北尾根）〜余別岳

2024年03月31日(日) [日帰り]

• GPS: 12:30
• 距離: 16.9km
• 登り: 1,632m
• 下り: 1,615m

コースタイム

日帰り

• 山行: 12:20
• 休憩: 0:11
• 合計: 12:31

距離 16.9km 登り 1,632m 下り 1,632m

6:03 スタート地点
10:29 10:31 積丹岳
13:19 13:27 余別岳
15:24 15:25 積丹岳
18:34 ゴール地点

アクセス

利用交通機関：

自家用車

貯水池の先の除雪最終地点にぎりぎり2台可能か？
ここが無理ならずっと手前の最終民家を過ぎたあたり。
途中の細い道は1台分の幅しか除雪されていないので路駐はできません。

コース状況／危険箇所等

積丹岳〜余別岳間の痩せ尾根と雪庇に注意

その他周辺情報

積丹町　岬の湯しゃこたん（設備の故障で冬季の露天風呂休止中）
古平町　日本海ふるびら温泉しおかぜ　源泉掛け流し
余市町　鶴亀温泉　源泉掛け流し
札幌方面からだと美国のセイコーマートが最終コンビニ（6時〜22時）

写真

3/30 17:52

前日の夕方
貯水池の先の除雪最終地点で車中泊しました。
ここに2台駐車できるかな？
片足が法面にかかるので厳しいかも。

3/31 5:52

朝日が昇る

3/31 6:04

出発

3/31 6:07

歩き始めてすぐ正面に見えるのは余別岳

3/31 6:13

誤射か流れ弾でしぬかも。
今までありがとうございました。

3/31 6:16

深い穴の下には水が流れていました。

3/31 6:19

林道から別れます。

3/31 6:22

ゲレンデのよう。

3/31 6:26

スキーの跡がたくさんありました。

3/31 6:51

尾根に出ました。

3/31 7:31

フワフワのパウダーがいっぱい

3/31 7:49

初めはこれかと思っていましたが、こんなに近いわけないか。

3/31 8:38

このあたりから強風がすごい。
バラクラバ、ゴーグル、スキーアイゼンを着ける。
下界とは別世界。

3/31 9:20

あれか？

3/31 9:36

違う、積丹岳は奥。

3/31 9:58

ようやく積丹岳を捉える。
ところで、今日は快晴の予報じゃなかったか？

3/31 10:28

着いたー

3/31 10:32

余別岳に向かいます。

3/31 10:40

この色は黄砂のせいでしょうか？

3/31 10:49

こんなところスキーでは怖くて歩けない。

3/31 10:50

帰りに滑るつもりでいたのでスキーを担ぎましたが、ここにデポするのが正解だったかも。

3/31 11:03

これは行けない。

3/31 11:20

下から巻きました。

3/31 11:24

こんな岩峰でした。

3/31 11:27

すごい雪庇。
どこが本体かわからないので植生の中を進みました。

3/31 11:45

ここはガリガリの急登。
いよいよスキーどころじゃないと気付いてここにデポ。
こんなことなら積丹岳に置いてくればよかった。

3/31 12:05

緊張の痩せ尾根を過ぎてほっとしますが余別岳はまだまだ遠い。

3/31 12:38

いよいよ余別岳に取りかかる。

3/31 12:55

写真ではわかりづらいですが、山頂付近に小さな竜巻のようなものがいくつか発生していました。

3/31 13:10

強風で動けず何度も止まるのでぜんぜん進みません。
最後のほうはかなりの急登でした。

3/31 13:21

着いたー
凶悪な風です。
上体を起こすことすらできず文字通り這々の体。
山頂標識はなさそう。探す気にもならない。
無論ポンネアンシチ山は中止してすぐに下山開始。

3/31 13:28

何も見えなくなり方向感覚がなくなってしまいました。
怖くなってスマホを見ると方角が予想と全然違っていました。
本当か？と思って紙の地図とコンパスを見てもやはり同じ。
自分の感覚なんて全く当てにならないなぁ。

3/31 13:58

コンパスのとおりに進んでも行き過ぎ戻り過ぎがありましたが、修正しながらどうにか視界の効くところまで下りてきました。
この区間はさすがに不安でした。

3/31 14:31

お待たせ。

3/31 14:52

岩峰の左を巻いて積丹岳へ戻ります。

3/31 15:19

ここからは余別岳より強風。
ウィペットを刺しながら四つん這いで進みましたが、それでも引き剥がされそうになるほど。

3/31 15:24

着いたー（本日2回目）
写真撮ってる場合じゃない。

3/31 15:46

ここでスキーを履きましたが、この時点で見ている方向が90度違っていて別な尾根を下りてしまいます。
いつもは滑走前にコンパスを切るのに、なぜ今日に限ってしなかったのか。
きっと風のせい。

3/31 16:22

転んだついでに地図を確認して初めて間違いに気付く。
本来のルートは向こうの尾根。

3/31 17:38

なんとか目的の尾根に復帰しました。
じきに日が暮れるので今のうちにヘッドライトを出しておこうと思ったら見当たらない。車中泊の車内で使って忘れたみたい。
今日は失敗ばかりだ。

3/31 18:05

今がちょうど日没した頃。
薄明が30分程度あるはずなのでその間に下山します。
時間的に全く余裕がないので浮かれてもいられないのですが、まだ良い雪がたっぷりあって楽しめました。

3/31 18:13

薄暗いけどまだ行ける。

3/31 18:21

ここもよかった。

3/31 18:33

安着。

撮影機器：

E-M5MarkII OLYMPUS IMAGING CORP.

iPhone 11 Apple

感想

doso

昨年夏に積丹岳に登ったとき、余別岳とポンネアンチシ山まで行きたいと書いていました。

それほど遠くないので前乗りするほどではないのですが、家に居ても退屈なので前日の夕方に来て車中泊しました。

終日晴れマークの予報だったので、そのうち良くなるだろうと期待していましたが途中で諦めました。
風はある程度覚悟していましたが予想以上でした。往路での最大瞬間風速が復路では普通という状況。風が強くなる前に積丹岳〜余別岳間を往復できたのは幸運でした。

当初はポンネアンチシ山まで行きたいと思っていたのですが、自分の力量と今日の風ではちょっと無理かなというところでした。風の弱い日に再挑戦してみたいです。
余別岳までならまあなんとかというところでしたが、下山で尾根を間違えたのは痛かった。なんとか復帰できたから良いものの、急斜面のトラバースではなく来た道を戻るのが安全で確実だったと反省しました。

1時間半程の時間をロスしたのでどうなることかと思いましたが、さすがにスキーの下山は速くて薄明のうちに帰ることができました。
思いのほか雪が良くて滑りも楽しめましたが、浮かれてもいられない状況なのでちょっと自粛ムード。車に戻って片付けている途中で真っ暗になりました。

道間違いと忘れ物で危なっかしく、楽しかったというのはやや気が引けますが、よい経験ができて充実した一日でした。

帰りは鶴亀温泉に行きました。