甲斐駒ケ岳 黒戸尾根1dayピストン



- GPS
- 11:36
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 2,436m
- 下り
- 2,424m
コースタイム
- 山行
- 9:57
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 11:20
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【尾白川渓谷駐車場】 前日0:30到着時は10数台、翌朝3:30起床時はほぼ空きなし。 下山してくるとキャンプ場利用者もあり満車。 トイレは綺麗。 【コース状況】 ◆駒ヶ岳神社〜笹の平分岐点 駒ヶ岳神社の先、尾白川に架かる橋を渡ってスタート。 すぐに尾白川渓谷との分岐あり。 ふかふかした登山道でとても歩きやすい。 ◆笹の平分岐点〜刀利天狗 南アらしい苔むした樹林帯が気持ちいい。 登山道のそこかしこに石碑や仏像が。 信仰の厚さが感じられます。 ◆刀利天狗〜五合目小屋跡 黒戸山を巻きながらゆるい登りの登山道。 黒戸山から五合目小屋跡まではけっこうな下り。 イヤでも帰りのキツさが想像されます^^; 五合目小屋跡からやっと目指すピークがお目見え。 ◆五合目小屋跡〜七丈小屋 ハシゴと鎖場の連続区間。 垂直なハシゴや鎖場が多く、登りよりも下りで集中したい区間。 ハイシーズンはスタートが遅いと混雑するかも。 七丈小屋の水場はまだ出ていませんでした。 特保のコーラを購入(¥500) 小屋の管理人さんは通年いらっしゃるそうですが、日中は登山道整備のため不在も多いとのこと。 テン場は第二小屋脇のハシゴから少し登ったところ。 夜のトイレが億劫になる距離かも。 下山時に3張だけでした。 ◆七丈小屋〜八合目御来迎場 残雪が1箇所(10mほど)ありましたが、問題なく通過。 このあたりから森林限界。振り返ると八ヶ岳が望めるはずですが、この日はガスに包まれて眺望なし。 ◆八合目御来迎場〜甲斐駒ヶ岳山頂 甲斐駒らしい大きな岩が連続する区間。 クライミングの心得がある方はスムーズに登られていました。 ここも登りよりも下りで集中したい区間。 2本の剣の刺さった大岩を抜けてハイマツとザレた岩のミックス斜面をトラバース気味にしばらく登ると摩利支天や北沢峠からのルートと合流。 雷鳥に出迎えられて程なく頂上へ。 頂上からの眺望は山梨県側が雲に包まれていましたが、南に仙丈ヶ岳〜南ア南部の山々、西に中央アルプスが望めました。 ◆下山後 尾白川に降りられます。 冷涼な南アルプスの天然水に足が癒やされました。 |
その他周辺情報 | 韮崎旭温泉 韮崎旭の湯(¥600) 素晴らしい泉質の炭酸泉でした。 翌日は金精軒で水信玄餅をいただき、さくらんぼ狩りを楽しんで帰宅。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
装備
個人装備 |
水1L
行動食
トレッキングポール
FAキット
モバイルバッテリー
スマートフォン
カメラ
|
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共同装備 |
エマージェンシーシート
ツェルト
水2L
ジェットボイル
|
感想
梅雨の晴れ間を狙って甲斐駒ケ岳へ。
ここ1,2年でかなり整備されている八丁尾根とのラウンドも勧められましたが、夏山1発目ということもあり黒戸尾根ピストンで。
朝起きて準備していると、隣に何だか見覚えのある車が。
なんと久しくお会いしていなかったスキーのお師匠様!
お互いビックリ。
すっかり話し込んでしまい20分遅れで4:20スタート。
苔むした南アらしい樹林帯がきもちいい。
五合目小屋跡まではスムーズに進むも、その先のハシゴや鎖場の連続でペースダウン。
七丈小屋でコーラチャージしたらなんとペプシのトクホでガッカリ(^_^;)
八合目御来迎場まで上がるとすっかりガスの中。
眺望が効かない代わりにひんやりするガスがほてったカラダにはちょうど良く、クールダウンしながら山頂へ。
山頂直前でガスの上に出ると雷鳥がお出迎え。
スタートから6時間ほどでピークに到着。
北沢峠までのバスがまだ未開通のため山頂は10数名といったところ。
山梨県側は雲が湧いて、北の八ヶ岳、東のアサヨ峰や鳳凰三山は望めませんでしたが、北岳、間ノ岳、仙丈ヶ岳、遠く南部の荒川岳、赤石岳まで見渡せました。
八丁尾根から登ってきた方にお会いしましたがかなりの消耗具合。
黒戸尾根を4時間で登る方でも8時間を要したそうで…
自分がやるなら六合目石室で1泊か^^;
山頂が本当に気持ちよく、1時間近く滞在してしまいました。
この日の核心は下りでした。
七丈小屋からがものすごく長い。
あれ?こんなにあったっけ?と。
気の抜けないハシゴや鎖場をクリアすると、下山なのにしっかり登る黒戸山。
登りの時にうすうす想像していたけどやはりキツい。
その先がまた長い。
ゆるい樹林帯の下りが地味に足に蓄積していき、特に最後の笹の平分岐からは、笑うヒザとの勝負でした。
シーズン1発目になかなかハードでしたが、懐かしい顔や意外なつながりの出会いもあり、爽快な山行でした。
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