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Yamareco

記録ID: 6685204
全員に公開
ハイキング
京都・北摂

天ヶ岳☆トンボユリからシャクナゲ尾根へ

2024年04月20日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
04:21
距離
11.3km
登り
808m
下り
803m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:20
休憩
0:01
合計
4:21
10:49
131
スタート地点
13:00
13:00
22
13:22
13:22
6
13:28
13:29
5
13:34
13:34
96
15:10
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
トンボユリはヴァリエーション・ルート
テープ類はなし、随所で道は不明瞭
高谷川を渡渉して、北谷に入るとすぐに古い堰堤がある
2024年04月20日 10:56撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
3
4/20 10:56
高谷川を渡渉して、北谷に入るとすぐに古い堰堤がある
堰堤を越えて谷の出合の尾根に取り付くとすぐに明瞭な古道が現れる
2024年04月20日 11:06撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
1
4/20 11:06
堰堤を越えて谷の出合の尾根に取り付くとすぐに明瞭な古道が現れる
しかし杉の植林地に至るとこの有様
2024年04月20日 11:22撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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4/20 11:22
しかし杉の植林地に至るとこの有様
倒木を越えると斜面は崩壊して道が消失
2024年04月20日 11:23撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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4/20 11:23
倒木を越えると斜面は崩壊して道が消失
再び古道をたどり、新緑の谷を見下ろす
2024年04月20日 12:05撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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4/20 12:05
再び古道をたどり、新緑の谷を見下ろす
随所で道は細くなり
2024年04月20日 12:09撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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4/20 12:09
随所で道は細くなり
薄い踏み跡を辿ってトラバースを繰り返す
2024年04月20日 12:11撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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4/20 12:11
薄い踏み跡を辿ってトラバースを繰り返す
道は終盤で再び植林地に入る
2024年04月20日 12:21撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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4/20 12:21
道は終盤で再び植林地に入る
大きな杉の根元には古い石仏が
2024年04月20日 12:23撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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大きな杉の根元には古い石仏が
百井の集落に
2024年04月20日 12:38撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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4/20 12:38
百井の集落に
集落の奥では満開の桜
2024年04月20日 12:41撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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4/20 12:41
集落の奥では満開の桜
2024年04月20日 12:44撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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R477を歩いて天ヶ岳に向かう
左手の植林地ではミヤマカタバミの花が数多く咲いていた
2024年04月20日 12:50撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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4/20 12:50
R477を歩いて天ヶ岳に向かう
左手の植林地ではミヤマカタバミの花が数多く咲いていた
天ヶ岳へと続く尾根の送電線鉄塔の下から
天狗杉(中央右)を望む
2024年04月20日 13:13撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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4/20 13:13
天ヶ岳へと続く尾根の送電線鉄塔の下から
天狗杉(中央右)を望む
新緑の谷を見下ろす
2024年04月20日 13:13撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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4/20 13:13
新緑の谷を見下ろす
鉄塔の下でコーヒーとお菓子で休憩
2024年04月20日 13:15撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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4/20 13:15
鉄塔の下でコーヒーとお菓子で休憩
周囲ではアセビの花が満開
2024年04月20日 13:21撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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4/20 13:21
周囲ではアセビの花が満開
天ヶ岳山頂
2024年04月20日 13:28撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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4/20 13:28
天ヶ岳山頂
天ヶ岳山頂を振り返る
2024年04月20日 13:42撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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4/20 13:42
天ヶ岳山頂を振り返る
大原へと続く尾根ではコバノミツバツツジが満開
2024年04月20日 13:43撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
5
4/20 13:43
大原へと続く尾根ではコバノミツバツツジが満開
わずかに石楠花の花が咲いていた
2024年04月20日 13:49撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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4/20 13:49
わずかに石楠花の花が咲いていた
谷の新緑
2024年04月20日 13:53撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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4/20 13:53
谷の新緑
石楠花尾根の送電線下より焼杉山を展望
2024年04月20日 14:04撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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4/20 14:04
石楠花尾根の送電線下より焼杉山を展望
わずかに咲いていた石楠花の花
2024年04月20日 14:39撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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4/20 14:39
わずかに咲いていた石楠花の花

感想

そろそろ京都の北山でも石楠花が咲く頃だろうか? 石楠花の花が期待できる山はいくつかあるが、この日は出張から京都に帰ったところで出発が遅くなるので、天ヶ岳から小出石に向かって東に伸びるシャクナゲ尾根を訪れることにする。

天ヶ岳へは前畑峠に向かうトンボユリを歩くことにした。トンボユリというと京都の北山では二ノ瀬から貴船山に向かうかつての木馬道がもっぱら有名であるが、この前畑峠に向かうトンボユリは大原と百井の集落を結ぶかつての要路であったことは容易に想像できる。今やこの道も歩かれることはほとんどなく、忘却の彼方へと押し流されつつある。

R466を百井方面に向かうとシャクナゲ尾根の入口の近くの道路余地には車が二台停められている。少し先に進み、廃材置場の手前の道路余地に車を停める。廃材置場の裏手のガードレールの下から谷に下降して高谷川を渡渉する。対岸の北谷を谷奥に進むと石積みの古風な堰堤が現れる。堰堤を越えると谷は二俣に分かれ、その間の尾根に取り付くとすぐにも斜面をトラバースしながら登ってゆく古道が現れた。

カシの落葉が多く堆積しているが、幅広い道が続く。このままずっとこのような道が続くのかと思いきや、杉の植林地に至ると小規模ながら斜面が崩壊し、道が消失している。道が続いていることを期待して、崩落箇所を上から巻くと、明瞭な道が再び現れる。

道はその後もしばしところどころで細くなり、道といいうよりほとんど鹿の踏み跡とでも形容した方が相応しいほどの心許ないステップとなっている箇所が多く現れるが、ほぼ水平の道が辛うじて続いている。しかし、ca500mのあたりで、谷に至ると途端に道は完全に不明瞭となる。

幸い谷の斜面が緩やかであるのと、谷の右岸に沿ってかすかな踏み跡があるように思われたので、谷を登ってみると程なくし再び斜面をトラバースする明瞭な道と出会う。尾根を越えると、ほぼ水平な道が続く。道の周囲は芽吹いたばかりの新緑の樹々が続く。

再び檜の植林地に入ると前方に大きな建物が見える。途端に道の周囲には空き缶などのゴミが散逸するようになる。右手の大きな樹の根元に据えられた石は辛うじて仏が彫られているのが判る。かつてこの古道を往来する人々の心の拠り所だったのだろう。

すぐに道は大きな倉庫の裏手に飛び出す。倉庫からは林道を歩き、R477と合流するとすぐに百井集落に至る。集落の手前では桜が満開であった。百井集落は標高が600m以上ある。しばらくはR477を歩いて天ヶ岳の登山口に至る。

天ヶ岳へと続く尾根上には送電線鉄塔があり、その下は西側に天狗杉、貴船山方面を見晴らす絶好の展望地となっている。ここでコーヒーと出張のお土産でしばしば一息つく。天ヶ岳の山頂を訪れると、3組ほどの登山者達が山頂で休憩しておられた。山頂で引き返し、石楠花尾根に向かう。

天ヶ岳から大原に向かう尾根にはその左手に早速にも石楠花の群落が現れるのだが、花は全くといってもいいほど見られない。代わりに尾根上にはコバノミツバツツジが満開であり、その紅紫色の花が新緑の薄緑と鮮やかなコントラストを見せてくれる。

石楠花に尾根に入ると石楠花の花がわずかに見られるものの、やはりほとんど花はない。どうやら今年は石楠花の花には早かったようだ。この尾根にもすぐに送電線鉄塔が現れ、南側には焼杉山の展望が大きく広がる。鉄塔の下の伐採地では蕨が茎を伸ばしていた。

石楠花尾根は東西に3km近くあり、尾根の末端近くに至るまで石楠花が続くが、結局、花をつけているものはほとんどなかった。今回の山行は石楠花の花には恵まれなかったが、新緑と古道歩きを楽しむことが出来たのでよしとしよう。

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コメント

山猫さん、こんにちは。
シャクナゲ尾根の情報ありがとうございます。GW前に行くことが多いのですが、今年はどうかなと調べていると私の中では過去最低な状況のようで気になっておりました。
時期的な話もあるようですが、蕾を付けていない木も沢山あるとかも聞いています。
比良のシャクナゲも芳しくないような…

百井集落の見覚えのある桜が写っておりました。ちょうど今が満開なんですね。
尾根ではコバノミツバツツジが満開とのこと。愛宕のつつじ尾根では今年は裏年と言っていいような状態でしたよ。
2024/4/26 11:03
ののさん コメント有難うございます。シャクナゲ尾根は以前、石楠花が満開のタイミングでののさんが歩いた直後を私が歩き、初めてののさんにコメントを入れさせて頂いた思い出があります。タイミングが早過ぎたのかとも思いましたが、全くといってもいいほど蕾もなかったので、確かに過去最低レベルの状況のようですね。
今頃になって先々週のツツジ詣のレコをアップしたのですが、確かにツツジも例年に比べて花かずが少ないように思います。最近、何かと気候がおかしいので、そのせいなのかもしれませんね。来年は石楠花の花を楽しむことができれば良いのですが・・・
2024/4/26 19:17
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