ウペペサンケ山
- GPS
- 11:22
- 距離
- 20.9km
- 登り
- 1,601m
- 下り
- 1,597m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
前回ウペペサンケ山に登ったのが2014年9月。
約10年ぶりである。前回はガスワンダーで景色を望むことは出来なかったが今回は絶景と踏抜きと強風のトリオを堪能することが出来た上に初の西峰でカルテットか!
今月のウペペサンケ山の残雪状況がわからない。
色々検索するも何もヒットしない。
とりあえず登山靴は冬季登山靴も用意し、アイゼン、スノーシュー、チェーンスパイクを車に積み込む。後は実際に山の状況を確認してから決めることにした。
運転しながら近隣の山の様子を伺う。車を路肩に停め、靴は夏季登山靴に冬季用ゲーター。ポールは冬季用。チェーンスパイク。インナーは厳冬期用をチョイスしてスタート。
登山道は旧登山口まではずっと鹿糞だらけで、人よりも鹿の獣道になっているようだ。
危険な渡渉も3回ある。雪解けで増水している上にキンキンに冷えている川に水没してしまえば、登山どころではなくなり、直ぐ糠平温泉で体を温めなければならなくなる。心臓が弱い方なら3分も持つまい。
※遠回りにはなるが林道から旧登山口に向う方が安全である。
今回1番驚いたのが、私達より先に先行者がいたことだ!足跡から先行の方は林道から登られてるようだ。そして途中で輪かんじきを使用しており、それでも踏抜きは免れてないがツボ足よりは絶対良さそうであった。※有り余る体力と小まめな脱着を苦としないならばスノーシューを持っていくことをおすすめする。
それにしても、追跡しながら先行者の思考を想像するのは中々の楽しものがあった。
稜線まで登るとそこはゼブラの世界!
思わず声が漏れてしまう。
稜線からは予報通り風が出てくる。
それまでは強風対策をしていたため暑くてたまらなかった。待ちに待った風と云う感じで心地よく全身で風を浴びた。
残雪の上を歩くことで煩わしいハイマツゾーンをかなり回避することが出来た。
傾斜のある残雪部分ではチェーンスパイクを使用。
糠平富士まで登ると、先に山頂に登ってもらった同行者から感嘆の声があがっている。続けて私も山頂に着くと、そこには10年前はガスで見ることの出来なかった景色が待っていた。ニペドン。トムも見えている。感動もつかの間、直ぐにウペペサンケ山に向う。
ウペペの稜線は私にとって完璧な稜線である。
ウペペサンケ山山頂で休息をとる。
ただ予報よりも強風に感じた。
強風防寒対策をしてきたがそれでも冷えてきた。
休息後、ザックをデポして西峰に向う。
身軽になって感じたのはザック重し。
西峰では記念撮影をさっと済ませて本峰に戻る。
ザックを再度背負い糠平富士に戻るあたりから、体がよろけそうになるくらいの強風になる。気温も上がってきたのか踏抜きも増える。踏抜くと、体力の消耗はもちろん、脹脛や太腿にもダメージがくる。ツリそうにもなる。踏抜いたときは、落ち着いてから脱出した方が良い。
下山中にゲイターのベルトが踵から外れてめくれてしまい残雪が足首の後ろにたまりジワジワとソックスにしみる。
湿ってきたソックスに不快感を感じながらも、旧登山口まで降りてきた。
渡渉を避け林道を歩くも、何故か小走りを要求される(笑)。ご機嫌で鼻歌を歌う同行者に残りの体力を振り絞り早歩きでついていく。
林道も以外と変化に富んで面白く短く感じた。
■■■■
ダニが多い。虫除けスプレーを忘れずに。
残雪は輪かんじきがおすすめ。チェーンスパイクもあればよし。
登ってる最中は半袖でも良いくらいだが、稜線の強風寒さ対策を忘れずに。インナーよりアウターで調整した方が良い。
距離は延びるが渡渉するより林道をおすすめする。
道の駅しほろピア21のトイレは綺麗。
GWなので交通機動隊が深夜まで働いているので注意。反則金は取られなかったが数分談笑した。道路脇に鹿が多数。
GWは観光客が多いのか音更のインディアンカレーはルーが無くなり早めに閉店していた。残念。
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