ウペペサンケ山本峰・西峰・糠平富士

2024年09月29日(日) [日帰り]

• GPS: 07:11
• 距離: 18.3km
• 登り: 1,560m
• 下り: 1,561m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:33
• 休憩: 0:38
• 合計: 7:11

距離 18.3km 登り 1,560m 下り 1,561m

6:39 スタート地点
9:24 9:37 糠平富士
10:12 ウペペサンケ山
10:25 10:50 ウペペサンケ山西峰
11:07 ウペペサンケ山
11:44 糠平富士
13:50 ゴール地点

天候

快晴、ほぼ無風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

国道273号を旭川方面から南下すると、ぬかびら源泉郷に入る前のヘアピンカーブ手前から右折します。大きな看板があるのですが、旭川方面から来ると見落としやすいので、Google MapのPlus Codeを貼っておきます。
→　958P+WWQ 上士幌町、北海道

国道から道なり（未舗装）に3kmほど走るとカーブミラーが設置されたヘアピンカーブがあります。特に看板などはありませんが、ここが実質的な登山口になります。
→　9582+WM9 上士幌町、北海道

車はこの前後の待避所などに駐車できますし、このカーブミラーを過ぎて500mほど登ると2つ目のヘアピンカーブがあって、コーナー部分が広くなっていますので数台停められます。

写真

ぬかびら源泉郷近くの国道273号から林道へ。大きな看板がありますが、旭川方面から来ると見落としやすいです。

国道から約3kmほどで登山口です。写真は登山口からさらに500mほど登ったところで、写真左側が切れていますが、ここに私を含めて7台駐車してました。

ヘアピンカーブのカーブミラーが実質的な登山口になります。ここからスタートです。入山ポストはありません。

登山口から1分で最初の徒渉です。丸太は細く頼りないですが、滑りませんでした。

緩やかな新道を歩きます。笹は濡れていましたが、綺麗に刈り込みされていて、服を濡らすことはありませんでした。

2箇所目の徒渉です。石が投げ込まれており、ここも簡単に渡れました。

3箇所目の徒渉。かなり頼りない細い丸太の橋を使って渡ります。丸太は滑りませんでした。

新道を登っていくと、廃道になった林道にぶつかります。そこを右に曲がると古びた看板がたくさんあります。旧登山口らしいです…。

最終水場の手前です。清らかな流れが登山道です。

この時期でも冷たい水が流れていました。枯れることはなさそうです。

1399峰手前は急登が続きます。

高度が上がるにつれて、眺望が開けてきます。振り返ると糠平方面が見えます。

木々がかなり少なくなってくると、もう少しで1399峰です。

1399峰からの眺望です。糠平湖が見えます。

1399峰には古びた判読不明の看板があるだけでした。

1399峰から北西方面を眺めると、これから通過する1610峰が見えます。

1399峰から一旦標高差で50mほど下ろされてから、1610峰に向けて急登を進みます。ここまで目指すウペペの姿も見えず、ひたすら高度を上げていくので、この辺りが一番苦しいかも知れまん。

急登を登り切れば1610峰です。

糠平湖方面の眺望がすばらしいので、ここで休憩をしたくなりますが、ピークを過ぎてハイマツを抜けてると少し広い場所に出ます。

1610峰のピークを少し過ぎると、ついに糠平富士がドド〜ンと姿を現しますので、疲れが吹き飛びます。

菅野温泉東コース分岐です。菅野温泉への登山道はほとんど廃道と化していました。

糠平富士に近づくと急になってきますが、眺望がすばらしく疲れは気になりません。ややザレている個所もありますが、歩きにくいほどではありません。

糠平富士山頂からウペペ方面。奥の山は十勝岳連峰です。

糠平富士山頂から南側の眺望。ここまで登ってきた稜線の向こうに雲海で覆われた十勝平野が広がります。

そして、糠平富士山頂からのニペソツです。迫力のある山容は存在感が凄いです。

右前方にニペソツを見ながら、ウペペサンケを目指します。稜線はかなり細い個所もありますので慎重に。それにしても素晴らしい眺望です。

一旦標高差で60mほど下ろされますが、眺望もすばらしく苦になりません。

ウペペサンケ山本峰に到着です。山頂は広くはありません。ここでは休憩をとらず、西峰を目指すことにしました。

本峰から西峰は15分ほどです。

西峰からのニペソツです。奥に表大雪も見えました。

西峰からは、表大雪の南側から十勝岳連峰の全てが見渡せます。

十勝方面はこの時間になっても雲海が広がっていました。

感想

mtGONTA

各種山の天気予報、雲量予報、どれを見てもこの秋一番の山日和。自然と３時に目が覚めて、窓越しに空を確認すると満天の星空が…。

この時点で即刻決断。エントリー済みの旭川ハーフマラソンの出場を諦めました…。参加料を無駄にしてしまうのと、大会に向けて地道にランニングを続けていたのですが、天気は金で買えないし、マラソン中に雲ひとつない大雪山を見たら絶対後悔するなと思い、迷わず４時過ぎにウペペサンケに向けて自宅を出発してしまいました。

結果、ウペペを選択して大正解でした。

稜線に出るまでがなかなか長くて辛いですが、糠平富士からウペペ西峰までの2kmにも及ぶ稜線歩きは、右前方に迫力のニペソツ、表大雪から十勝岳連峰、その奥に夕張山地もはっきりと見え、南を見れば雲海が広がる十勝平野が広がっていて、とても贅沢で素晴らしい眺望でした。

この日のウペペサンケは、20数名の方が入山していて、長い稜線上でほぼすべての方にお会いしたと思いますが、皆さんのにこやかな表情もとても印象的でした。