明神岳東稜
- GPS
- 19:11
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,455m
- 下り
- 1,462m
コースタイム
- 山行
- 9:41
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 10:33
- 山行
- 3:33
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 4:36
5:57です。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
山岳会のGW山行
雪が心配だったが、なんとかあるようだったので遂行。
朝一のタクシーに乗り、上高地へ。
GWはやはりにぎわっているらしい。
明神まで、スタスタと歩く。
・第一階段
岩稜はフリーで。上の草付きが脆くて怖かったため、スタカット。意外にもカムが使え、C4の#0.75、0.5あたりが使えた。
・第一階段〜ラクダのコル
一部崩壊しているところがあり、男性陣はフリーで突破。女性陣はロープを出してやる。
基本的には藪漕ぎをしているか、不安定な雪稜(亀裂だらけ)を歩く。
・ラクダのコル
雪は思いのほかあった。4つほどテントが張れる。
我々の4人テンはギリギリ張れた。他にソロが一張りで途中で抜かしたパーティはビバークしたようだ。
・バットレス
最初は左側の草付きから、私はフリーで登ったが、ほかのメンバーは念のためスタカット。
核心の岩峰は、下部は細かいスタンスなどを拾いながら登り、右の凹角にトラバース。少々怖いが、アックスのトルキングもしっかり決まり、右手のカバをとればそれほど難しくない。ハーケンはいくつか打ってあり、活用しながら登る。ジャミングも決まり、凹角の中間までは余裕で超える。
一番悪いのは抜け口で、恐らく右に逃げるが左の壁をリーチなどを生かし超えるかになってくる。私は、力任せで左側から超えた。
カムはC4の#1がバチぎきだった。
・明神岳まで
岩稜歩きと雪壁が続く。雪が不安定であり、生きた心地がしない。また、落石が怖く、緊張が強いられる場面も多かった。
・下降
奥明神沢のコルまでは明確な踏み後を歩く。雪はなかった。コルの手前で1ピッチ懸垂で降りた。
奥明神沢は雪は腐っていたが、基本的に前を向いて歩くことができた。中間部からは尻セード。これをするために山をやっているといっても過言ではない。最後のほうはデブリとなっているため、強制的に歩かせられる。
・下山
岳沢小屋から1/5のあたりまで雪渓を下る。かなり時短になった。道は基本的に雪がなく時折、凍結しているようなところが見受けられた。
かなり軽装の観光客が上がってきており、驚いた。昔はあまり見られなかったが、時代は変わったものだと感じる。
上高地に降り立つと、外国人だらけ。どちらが、外国人かわからないものだ。
今回初めて、明神岳東稜に行ったが、いろいろな要素があり非常に面白いルートであった。基本的には、体力が最重要だということを改めて認識した。特にバットレスではテン泊装備を背負っての登攀のため、体力と技術が試されたように感じる。
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