北燕岳 雨で餓鬼岳は断念
- GPS
- 32:00
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,497m
- 下り
- 1,485m
コースタイム
2日目 5:20燕山荘―6:13北燕岳―6:27お花畑―7:22燕山荘7:52―8:34合戦小屋―9:04富士見台―9:29第3ベンチー10:21第1ベンチ―10:55中房温泉登山口
天候 | 1日目 晴れ→曇り→雨 2日目 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
帰りは中房温泉からしゃくなげ荘までタクシー。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
中房温泉から燕山荘までとくに危険個所はありません。 燕山荘から北燕岳だけまでもとくに問題はありません。北燕岳の向こうにとんがった山がぼ~っと見えたので、そこまで行こうと思いましたが花崗岩の崖となり、危険を感じて引き返しました。 少し戻って餓鬼岳方面への道に入ると、お花畑が広がる良い道でした。 |
その他周辺情報 | しゃくなげ荘の日帰り温泉で汗を流しました。 |
写真
感想
餓鬼岳、なんとも恐ろしげな名前にひかれ、いつか登りたいと思っていました。1週間前の天気予報を見て、雨マークの無い日を選び決行する事にしました。7月22日、しゃくなげ荘に車を停め、バスで中房温泉へ。その日は燕山荘まで登り、翌23日に餓鬼岳へ、24日に白沢二股へ下り、タクシーでしゃくなげ荘に戻るという予定です。餓鬼岳小屋へ予約を入れると、「どうぞ気を付けて来て下さい」と云われました。
登山前々日の天気予報では23日に雨マークが出ましたが行って見る事にしました。燕山荘まで登るのは4回目です。最初は相棒M²と東鎌尾根から槍〜上高地、2回目もM²と大天井〜常念〜蝶〜上高地、3回目は4月、雪の燕岳ピストンでした。いづれも燕山荘までは大したことは無かったと云う記憶ですが、今回は合戦尾根で左大腿がツリツリ。大分ガタが来ているようです。富士見台辺りから雨となりました。合戦小屋で先行の穂高東中学校1年生の子供達を追い抜きましたが、合戦尾根で大町高校の皆さんに追い越されました。
燕山荘の蚕棚3畳敷に枕が6個並べてありますが、今日は3人で使う事が出来ました。相部屋になったのは、登山口からわたしの前を登って行った二人組です。兄弟で、お兄さんは75歳と云う事です。彼等も明日は餓鬼岳へ行くと云う、これは心強い。しかし燕山荘の情報では明日は相当の雨。彼等は相談の上、餓鬼岳は中止、明日の弁当をキャンセルします。暫し思案、結局わたしも弁当をキャンセル。餓鬼岳小屋にキャンセルの電話を入れると、「連絡頂き有難うございました」と逆にお礼を云われました。予約時の電話対応と云い、この小屋、是非一度泊まりたいとリベンジを誓いました。折角ここまで来たんだから、明日は北燕岳でも登って帰ろっと。
夜中、雨が屋根を叩いていました。
翌日朝、雨の中、カッパを着込んで北燕岳に向かいます。奥又白ー有明花崗岩、マサ化で崩壊の進んだ砂礫の道を進みます。花崗岩の結晶が細かい部分は風化に堪え、ニョキニョキと岩塔として残っています。燕岳を巻いて、最後に急な岩場をヨッコラショ、ここが恐らく北燕岳山頂なんでしょうが、山名を表すものは何もありません。北には鋭い山がぼ〜っと見えます。あれが北燕かも知れない、行って見よう。道らしきものがあるので入りますが直にそれも無くなり、花崗岩の崖となります。右下を見るとお花畑が広がっています。そちらに降りようとしますが、花崗岩の壁、ここは危険です。ほうほうのていで登り返し、北燕山頂に戻りました。餓鬼岳方面への道を偵察に行くと、そこは見事なお花畑。百花繚乱とはまさにこの事。これを見られただけで、今回の山行は良しとしました。
燕山荘に戻り、喫茶室で暖ったかいコーヒーを飲みゆっくりします。
ダブルストックで無事中房温泉登山口に降り立つ事が出来ました。
しゃくなげ荘までのタクシーの運ちゃん、「この道は時間雨量60mmで閉鎖されます」。途中、パトカーと行き違いましたが、おそらく偵察に来たのでしょう。
餓鬼岳、リベンジは誓ったものの、ちょっと自信がありません。前回は国師ヶ岳、その前は別山,、さらにその前は立山弥陀ヶ原と敗退が続いています。最近ちょっと弱気ですが、ま、山は無くなりませんから無理せずボチボチ登り続けます。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する