鎖400m13本昇降してみた。子持権現・石鎚山
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- GPS
- 14:21
- 距離
- 22.3km
- 登り
- 2,632m
- 下り
- 1,820m
コースタイム
- 山行
- 12:27
- 休憩
- 1:53
- 合計
- 14:20
天候 | 下界晴れ・山イマイチ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鳥越からの「子持ち懸け」または「ホンガケ行」と呼ばれるルート。大正何年だかに600人動員して道をこさえたんだそう。急登で萎えるばかり。そのワリに鎖遊びはアジケ無いので鎖遊びを堪能したい場合、瓶ヶ森林道から子持権現を正面突破してピストンで帰るほうが楽しいです。 |
写真
感想
翌日、脚よりも上半身にキタ縦走は初体験。
二の腕とかカッコイイとこではなく、脇の上、両腕の付け根と腹筋がオカシイことになっていた。
今回のパートナーは我が社専属の強力(ゴウリキ)・セイディー。筋骨隆々・精神力も強い。追い込まれた状況でもブレないし、少なからずロープも扱える。鎖ルートには打ってつけの相棒だ。
つらつらと鎖の解説をしたがとどのつまり、今回の核心部は子持権現3の鎖と4の鎖の間にある崩壊部トラバース通過だった。数日、雨はなかったハズなのにどうした訳か岩場が湿っていた。
「滑る可能性がある以上、渡るべきではない」
「後半はトラロープだけになり、マッシャーも効かせれない。そもそもこんなトラロープに命を預けられない、ギャンブルだ」
などとセイディーがごもっともなことを言ってくる。
「ならロープ張ろや、メンドクサイけど」
と返すと、やれ支点が強度不足だやれ装備が足りないだとゴチャゴチャうるさいのでさっさと渡ってやった( `ー´)ノ
確かに派手に落ちたら止まらないだろうが、落ち方によっては這いつくばれば止まるかも知れないし奈落の手前には灌木がある。死に物狂いで掴めばなんとかならないでもない。だいたい、スリップするようなヘマをしなければいいだけの話。しぶしぶセイディーも無事通過。
それと、子持権現本鎖の降下。今まで1人通過後1人移動開始の大原則でやってきたがこの鎖は距離がありすぎた。無風なら声も届くかしれないが、風があるとまず声は届かない。今回もそうだった。「墜ちたくない、死にたくない」の思いで置ける所にはどうしたって足を置いてしまう。置くというか所構わず踏ん張る。故に、不本意だが落石を起こしてしまう。ワタクシは生身の人間であり神ではないので落石の軌跡を読むことなど出来はしない。
「まだ降りてくんなよー」が「OK!降りてくれー」に聞こえるかも知れないので合図はホイッスルを吹くこととした。聞き間違いで仲間が起こす落石を受けるのはゴメンだ。
で、2人とも何事も無く降りられたのであとはテクテク歩き、無事下山。
今でも上半身、なんだかこわばっている(笑)
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