高妻山ー360度大パノラマー


- GPS
- 06:06
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,402m
- 下り
- 1,398m
コースタイム
天候 | 晴れ 一時曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
一不動避難小屋までは渡渉の繰り返し |
写真
感想
「7月26日、27日で火打山、妙高山に登りません?」
妹と母親(82歳)からのお誘いを受け、
夏休みを兼ねて戸隠キャンプ場に泊まりました。
もちろん、妙高の前に百名山の一つ高妻山に登るためです。
母親も高妻山を希望していましたが、さすがに道中ハードなこともあり断念。長男を連れて行くはずでしたが、体調不良で高妻山は自重し、僕一人の単独行となりました。
翌日に妙高登山を控えており、さらには週半ばから北アルプス縦走を予定していましたので、ここは足をためて軽く登るはずでしたが…。
***********************
キャンプ場のバンガローを出発したのはちょうど4:30。夜明けは近く、ヘッドランプは不要でした。前日下見をした登山道入り口には、動物休眠中のため立ち入り禁止と掲示があり、ゲートが閉まっていました。ただし、登山の方は左手通路からお入りくださいと。
10分余りで牧場を抜け、沢沿いのなだらかな樹林帯を登っていきます。
途中からは渡渉を何度も繰り返し、挙句の果ては、水流の中を登っていくことに。
途中一枚岩の滝のすぐ横を鎖でのぼり、大きな一枚岩「帯岩」を鎖でトラバースなど、変化に富んだコースです。
ただし、水がなくなると途端に夏の暑さと、急傾斜に、消耗が始まります。這う這うの体で稜線にたどり着くと、先行者が一不動避難小屋で休憩中。上半身裸で休んでいたので、何となく近寄りづらく、小休止で先を急ぐことに。
とたんに急な登り。これをこなすと、稜線を歩くことになりますが、アップダウンを繰り返し、ふもとから見える五地蔵山を目指します。左手の木立に中から高妻山が見えるようになり、その稜線の山々も見えるようになってきます。
五地蔵山からは妙高、黒姫、飯綱山がきれいに見えました。ここで稜線は左に直角に折れて、高妻山を正面に見て進みます。翌日火打山から撮影した写真を見ればよくわかりますが、3峰ほどアップダウンを繰り返し、山頂直前の急斜面に取りつきます。
ここが、予想以上にきつい。朝8時前とはいえ、太陽が背中から照り付け、いつもは休息をほとんど取らない僕ですが、給水を兼ねて15分間に3回も立ち止まりました。翌日に備えて、足をためる作戦も、ここでパー。必死で斜面に食らいつくこと25分、ようやく山頂かと思ったら、登山道は右方向へ。つらい。
ただし、左手には白馬三山を中心に北アルプスの大パノラマが広がっていて、勇気づけてくれました。
早い時間だったので、山頂独り占めかとほくそえんでいましたが、山頂手前から見ると先行者が二人。残念。と思ったのもつかの間、その方たちは僕が山頂にたどり着く前に下山開始。若い男性2名でしたが、朝3時に出発されたとのこと。やはり山頂手前がきつかったとのことでしたが、絶景を堪能されたようでした。
***********************
かくして、山頂独り占めをかなえた僕でした。
山頂碑のすぐ右側にある平らな岩に上ると、本当に360度の大パノラマ。明日登る妙高・火打、黒姫、飯綱、白根、富士山、八ヶ岳、穂高連峰、立山、後立山連峰…。
今週末には登っているであろう槍ヶ岳まで、はっきりと見てとれました。
ただ、すぐに後続の方が登ってこられて、独占は終了。
こうなれば、キャンプ場チェックアウトの10:00に間に合うように下山開始です。
下山の途中ではひどく暑く感じられ、一不動下の水場で給水し、濡らしたタオルで頭を冷やすも、すぐに熱感に襲われる始末。幸い渡渉箇所も多く、その都度沢の水で頭や体を冷やしながら、下山しました。原因は水分補給が遅れ、脱水になっていたようです。のどの渇きを感じなかったので、タイム優先で登っていましたが、結果としてプチ熱中症となっていたようです。
本年初の暑い太陽の下での登山でした。もっともと、ハードなコースとガイドブックにも書いてあるようなコースですが、異常なまでの消耗はコースのせいだけではないでしょう。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する