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記録ID: 687351
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ハイキング
中国

広島 安佐北区 荒谷山本峰西尾根を下る

2015年07月28日(火) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
3.9km
登り
520m
下り
438m

コースタイム

日帰り
山行
4:15
休憩
0:00
合計
4:15
8:56
255
スタート地点
13:11
ゴール地点
登山口と下山口が大きく外れるので車1台では下山後は1時間以上歩くことになる。山の中で引き返したのでは完全縦走にはならない。
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2015年07月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
荒谷山本峰西尾根を下る

日時:2015年7月28日(火)
天気:曇り (風まったくなく蒸し暑し)
コース:イトーピア最奥部 荒谷山登山口〜不動院〜荒谷山南峰(571)〜荒谷山(630.9)〜
    本峰西尾根〜495m〜車道(久地)
メンバー:単独

 かねてより抱き続けていた目標をようやっと達成。というのはこの1週間位前から、天気が安定しなかったり、気持ちが失せたりして中々その気になれなかった。どちらかと言えば今日もその延長線上にあったが、山の支度をしているうちにかろうじて気持ちが山に向かったと言った感じであった。
 天気予報によれば、今日は終日曇り。熱い日差しさえなければ熱中症は防げると判断。ところが山には入ると、今にも雨が降って来そうな天気でしかも風がまったくない。じっとしているだけでも汗がだらだら流れる。いわんや登れば登るほど汗の量は増え、まるで沢登りでもしたのではないかと思われる位、全身汗でびしょ濡れになってしまう。
 おまけに道なき道に入ると倒木や枯れ木に前進を阻まれ、時には足まで取られて転倒の繰り返し。すると汗まみれのズボンは容赦なく泥まみれになってしまう。体力のみならず気力まで奪われ登山意欲は減退。

 ところで今日の荒谷山本峰からの西尾根下降を振り返って見ると、尾根そのものは思ったほどのブッシュもなく歩きやすかった。地形図で見るよりはアップダウンの数は多かったがそれほど大きなものはなかった。尾根伝いに忠実に歩けなかったのは495mの一つ手前のピークへの上り。短い岩尾根が続き直登は無理と判断し左(南)を巻くように登った。多少急な上りとなったが危険というほどではなかった。

495mまでの下降で最も注意しなければならないのは尾根の分岐である。本峰から495mまで迷いやすい分岐は3か所。最初はT字状の顕著なJP(ジャンクションピーク)。ミヤマシキミの茂る緩い斜面を登ると三本続いて十本近い倒木を越えるとこのピークに達する
(概念図のJP1)。ここで右に折れる。ブッシュのない緩い下りや上りを5〜6分繰り返すとJP2(左手下方に巨岩あり)。ここでは左に折れ、さらに露岩帯を下ったり登ったりすること10分余りでJP3へ。山頂には一本の桧が立っているが周りは暗い樹林帯。ここでも左に折れる。すると地形図上には表れない小鞍部や小ピークが続く。JP3より15分余りで495m一つ手前の小ピークの手前の鞍部に達する。ここから前述のように短いが露岩帯の岩場が続く。直登を避け左(南)側を巻きながら5分ばかり登ると露岩の多い小ピークに。その後露岩が所々現れる急な斜面を2分ばかり下り、さらに5分ほど登ると地形図上の
495m。ところが周りは樹木が茂り、おまけに平坦地なので特定するのが難しい。

 問題はこれから先の下山である。今までのブッシュの少ない尾根道とは異なり、木の茂る灌木帯に変わり、踏み跡らしきものもあったり、なかったり。まったく道なき道をブッュを掻き分けながら下るのは体力や時間を考えると無理だ。たしかに中国自動車道を走る車の音が聞こえるものの一行に近づいている気配はない。とにかく磁石を頼りに西に向かって尾根伝いに下るより他はない。踏み跡らしきものがあればそれを辿り、なければ尾根から外れないように下った。するといつの間にか主尾根から大きく外れていることに気づいた。もはや主尾根らしきものは左手の高い所に見え、戻る気力は全くない。下を見ると小さな谷がある。谷沿いに下ると何があるかわからないが、下るより他はない。木を掴みながら急斜を下るとどうにか小沢に出た。小沢には竹を半分に割った水路があり、わずかばかり水が流れていた。と言う事は民家に近いという事か。緊張の糸が一瞬にして切れた。小沢から杉の平坦地を3分ばかり歩くと紛れもなく民家の前に出た。
 それにしても最後のピークである495mから車道に出るまで50分近くかかった。今日の山行中、体力のみならず気力と時間を一番多く費やしたコースだった。


(参考タイム)

イトーピア最奥部登山口 (0.32) 不動院 (0.37) 荒谷山南峰(0.19)荒谷山(0.25)JP1
(仮称)(0.45) 495m(車道に出る)

 したがって 登山口〜不動院〜荒谷山  約1時間30分
       荒谷山〜本峰西尾根(仮称)〜車道  約2時間

(注)
登山口すぐ下の溜池そばには「山頂まで1.8辧”堝葦,泙0.8辧廚両さな看板あり
また本峰西尾根は道はないので無闇に立ち入らない事。
尾根そのものはブッシュも少なく歩きやすいが、展望は一切利かない。問題は西の端の495mからの下り。方向を見失うとひどいブッシュになること請け合い。
2015年08月01日 16:28撮影
8/1 16:28
尾根そのものはブッシュも少なく歩きやすいが、展望は一切利かない。問題は西の端の495mからの下り。方向を見失うとひどいブッシュになること請け合い。

感想

向かいの火山に比べると展望も利かずおまけに急登が続く。楽しみの少ない山だが、山が深くてバリエーションルートがいろいろと取れてそれなりに楽しめる山。

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