奥信濃花めぐり2・高標山*北ドブ湿原〜キヌガサソウとサンカヨウ
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- GPS
- 03:47
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 576m
- 下り
- 582m
コースタイム
- 山行
- 3:39
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 3:48
天候 | 曇り時々晴れ、山頂部はガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・停めた場所:雑魚川林道ゲート前駐車場。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◎高標山・雑魚川林道ゲート〜登山口:カッコウとホトトギスが鳴く林道歩き。 ・登山口〜高標山分岐:美しいブナ林内を歩いて行く。泥濘で滑りやすい。ヒロハユキザサ、マイズルソウ開花。サンカヨウは散り始め。分岐は案内標を見落としやすいので注意。林道側へ下るとサンカヨウの群生がある。 ・高標山分岐〜山頂:湿地帯を経て、数回背丈並みのクマザサヤブ漕ぎあり。足元に登山道が見えているので、ヤブはそれほど濃くはない。泥濘で滑りやすい。 ◎北ドブ湿原・カヤの平高原案内所〜八剣山分岐:ヒュッテから西側の登山道を歩いていく。緩い登りが数回。美しいブナの森散策。 ・八剣山分岐〜北ドブ湿原〜カヤの平高原案内所:分岐を急下り、サンカヨウが残っていた。八剣山分岐のところにキヌガサソウ。その先からはサンカヨウロード。散り始めていたが、蕾もあった。 ・北ドブ湿原:タテヤマリンドウ、サンカヨウの群生、ワタスゲ、オオバタチツボスミレ開花。 https://www.vill.kijimadaira.lg.jp/docs/2013030100327/ |
写真
感想
林道奥志賀公園栄線から右折してカヤの平高原方面へ。途中の森の中にサンカヨウの群生。車を路駐して導かれるように森の中へ。ひっそりと誰にも気付かれず群生するサンカヨウたち。樹林帯内で風雨の影響を受けず、スケルトンフラワーが残っていた。少しだけ観察するつもりが、約20分も森の中をうろうろしていた。クマだな。
雑魚川林道ゲート前に駐車。もちろん誰もいない。カッコウとホトトギスのデュエットが響き渡る林道を歩いていく。沢沿いのサンカヨウはもう散っており、葉が大きく開いていた。ネコノメソウが群生していた。
高標山登山口に取り付いて、すぐにガラスの花を発見。今日はたくさん見ているが、それでも美しいスケルトンフラワーに吸い寄せられてしまう。透明度の高いサンカヨウを見ることは千載一遇なのだ。
樹木はカエデやクヌギなどから針葉樹へと変化していく。標高は1400〜1500mだが豪雪地帯らしく、ブナとダケカンバ、針葉樹のみしか植生できない厳しい環境。そのたもとにサンカヨウとツバメオモトが群生していた。もう散り始めていた。
分岐を山頂方面へ行かず一旦作業道方面へ。ツバメオモトの群生を過ぎるとサンカヨウの群生へ。もう散り始めていたが楽しく鑑賞して、クマザサが多くなった所で戻った。分岐を山頂へ向かう。
湿地帯を過ぎるとクマザサのヤブ漕ぎ。前日の雨と朝露で濡れると思い分岐でレインパンツを履いておいた。その先も背丈を超えるヤブ漕ぎを数回あった。足元に道が見えているので楽勝。
ササのヤブ漕ぎは、雪崩に巻き込まれた時に、雪の中で泳ぐように上を目指すことと似ていて、平泳ぎの要領でササをかき分けて足で踏み倒して歩いていく。障害物を除去して視界と空間確保が重要なのだ。
数回のヤブ漕ぎを経て高標山山頂へ。ガスガスで視界不良。記念撮影して下山。計画時間が迫っているので速足。下りのヤブ漕ぎは無敵。誰も私を止めることはできない。夏はヤブ漕ぎ、冬はラッセル。道なき道を切り込んでいく。
淡々と下って山頂から約50分でカヤの平高原に戻って、続いて北ドブ湿原へ出発。サンリンソウとリュウキンカに見送られ、登山口をあとにする。カッコウの鳴き声が響き渡るブナの森。緩い登りが数回あり八剣山分岐へ。
急下りの道にサンカヨウとツバメオモトが咲いていた。分岐のところにキヌガサソウが4輪咲いていた。麗しの白い花はきれいだった。その先からはサンカヨウの群生。散り始めていたがつぼみもあり、道に咲き連ねていた。
北ドブ湿原に入る。ドブは古語の「泥深」で汚泥の排水路ではない。私は日本酒は飲めないが濁酒と相通じるものがあると思った。タテヤマリンドウ、リュウキンカ、オオバタチツボスミレ、ワタスゲなどが咲いていた。
五差路分岐に戻り東側の登山道を歩いて駐車場に戻った。花主体なら東側の登山道を八剣山分岐までのピストンが楽で良い。登りが少ない。暑いと思って用意した昼食を速攻で食べて移動。4週連続の志賀高原へ。今回は花鑑賞の主体が異なる。
次のレコへ続く。https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6882266.html
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