悲惨。石鎚闇ルート（北沢・中沢・南沢）

2015年08月01日(土) [日帰り]

• GPS: 10:56
• 距離: 12.6km
• 登り: 1,693m
• 下り: 1,505m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:25
• 休憩: 1:28
• 合計: 10:53

7:55 長尾尾根展望所
8:25 8:29 七釜
13:08 13:30 南尖峰
16:05 16:48 南尖峰
16:57 17:02 石鎚山
17:11 17:19 石鎚山・弥山
17:27 17:27 二の鎖下
17:48 17:50 東稜分岐
18:36 18:40 土小屋
18:48 ゴール地点

大小幾つもの滝が連続し、激笹登りの末東稜登山道に辿り着く長大な南沢ルート。
絶壁ありでルート複雑で、最後はカニのヨコバイに辿り着く中沢ルート。
エントツ山さん曰く「道はないがルートはある」との凄絶な北沢ルート。

全部体験してみたく、toshizo1130氏に連れてってもらった。以前この3本を一日で実施したり、厳冬期に単独で石鎚東稜にも入ったりするちょっとヘムタイなおいさん。以後、トシさん。

行くには行けたが、結論から言うと「季節が悪かった」ような気がしてならない。
笹たちは青年盛りで逞しく強く、その上夕立はあるわアブ＆ブヨは大量フレンドリーだわ紅葉も楽しめないわ何よりクソ暑いわでなかなかいい時期に突っ込んだものだ。

「行きましょや、早よ行きましょうや」と直談判したのはワタクシの方なのだから覚悟の上ではあったが。

天候

灼熱→雷雨→夕涼み

アクセス

利用交通機関：

自家用車

石鎚スカイラインは今時期、7時に開通・20時に閉鎖

コース状況／危険箇所等

中沢→危険
南沢→さらに危険（沢靴必要）
北沢→1番危険
以上3つ、怖い上難解。経験者と行かないと遭難します

写真

今宵はブルームーン。ホンマに青く写った

7:00、スカイラインのゲートopen

8/1 7:53

ドラキュラの衣装を纏った石鎚

8/1 8:34

御来光の滝までは整備されてます

8/1 8:50

川に降りるなりアブ200匹くらいに囲まれました。カッパ装備

8/1 8:57

七釜。美しい

8/1 9:19

壊れた梯子登ったり

8/1 9:27

ゴーロ帯進むと

8/1 9:51

南沢取り付きに到着。試練の始まり

8/1 9:53

のっけから楽ではない

8/1 10:00

もちろん整備なんかされてません

8/1 10:17

登ったのか巻いたのか

8/1 10:23

これは半登り半巻き

8/1 10:25

落ちてられんない

8/1 10:25

南沢F3

8/1 10:27

完了

8/1 10:28

まだまだ序盤

8/1 10:31

段があるのは登りやすい

8/1 10:37

慎重に高度を稼ぎます

8/1 10:45

ずっと岩登りかいね

8/1 10:49

ナンボでも水は補給できます

8/1 11:00

F6くらい？

8/1 11:12

先は長い

8/1 11:19

そして暑い

8/1 11:23

落ちたらアウト。笹が味方です

8/1 11:25

地味だがここも落ちられない

8/1 11:27

ハハハ。突破しましょ

8/1 11:35

沢靴から武士道に履き替えます

8/1 11:50

難関・最後のトイ状F7

8/1 11:54

リアルケイン・コスギですか

8/1 11:57

トイ、完了

8/1 12:12

よし、抜けた。次は笹だ

あそこまで。ギャハハ、萎える

8/1 12:17

散開し、めいめい上を目指します

8/1 12:22

ガレ場はチャンス

8/1 12:29

急すぎ濃すぎ。遅々として全っ然進まない

8/1 12:44

容赦なく照りつけるわ遮る物ないわ

8/1 12:51

まずいな、このままだと干からびるぞ・・

8/1 12:53

進むしか。進むしかないのでしょう

8/1 12:56

ゼェゼェ。南沢完了

8/1 13:00

今度はあの裏に回り込み、這い上がります

カニのヨコバイから中沢に降下。落下

8/1 13:25

エエ角度じゃないかー

8/1 13:31

上部は後ろ向きでないと下れたものではない

8/1 13:32

半ば過ぎにはこうして二足歩行で降下できます

8/1 13:39

岩セクション

8/1 13:41

落石させるのでまたフォーメーション・散開で併走

8/1 13:42

ごっつ降りたねー。
ククク・・ごっつ登り返さねばならんのに

8/1 13:55

圧巻、第二幕岩

8/1 14:03

まるで要塞

8/1 14:12

また補給

北沢のボス・F5を目指し、テキトーに尾根をトラーバース敢行

8/1 14:21

ぬぅ。
ひるまず突っ込みます

8/1 14:25

中沢・左俣に出る

8/1 14:26

ぬぅ。
コレはひるむわぃ、

8/1 14:29

先は暗闇やし

8/1 14:35

開けてきた。拓いたか

8/1 14:44

北沢・F5。巻いたずらー
Fとは（Fall）滝の意

8/1 14:56

F5を上から。
登れたか・・否！それは蛮行である

8/1 15:16

猛烈笹コギその上急登

8/1 15:36

丁寧に揃えて掴まないと足に絡みつき、うまく進めません

8/1 15:43

最悪のタイミングで豪雨

8/1 15:49

あの先に落ちるとグッバイ

8/1 15:57

墓場尾根に大砲岩。この角度ではなかなか拝めない

8/1 16:13

間違えて大砲岩直下に進んでしまう

8/1 16:10

大砲岩より下を覗む。無駄な時間を費やした

8/1 16:27

南尖峰に向かう。脚力残っていないので全て下巻きで危険個所通過

8/1 16:33

うなだれー

8/1 16:49

南センポー

8/1 16:55

天狗ダケー

8/1 17:05

ミチェンー

8/1 17:09

山頂

8/1 17:11

TaKe　Foot　Works代表に撮って貰いました。靴のインソールのプロです。登山靴の悩みがあるなら彼に相談しましょう

8/1 18:38

デポ車の鍵を出発地点の車に置いてきた。走って取りに行きます

8/1 18:39

美しい・・石鎚。
ってはよ行かんか〜、ゲート閉まるど

8/1 18:51

ヒッチハイクに成功し、無事車回収

8/1 19:41

ゲートにオープン・ラストでお付き合い♡
ったく、どんくさい登山者だ

撮影機器：

AQUOS PHONE sv SH-10D docomo シャープ

感想

sin-kazama

南沢中沢北沢、行きたいならどれか一日1本にしましょう。次からは自分もそうしまふ。

厚かましくも同行をお願いしたものの、案の定ズタボロになってしまった。
「キツかったぁ〜」「危なかったぁ〜」「命の危険があったが完登！！」などと書くのは好きくないのであまり書きたくないが、今回のはそう表現したくもなる。

「核心部」が無かったんである。全部が核心部のような感じだったから。
正直、南沢に取りついて南尖峰に到達するまではほとんど気が抜けない状況が続いた。

基本的に弱いワタクシが前・後ろでトシさんがコントロール、のスタイルで進んでく。「行ける、行けない」「右か左か」の判断しなければならない局面が多々あったがその都度振り向いてトシさんに確認。トシさんの認識もワタクシが思っているのとほぼ一致したから何となく安心する。むしろワタクシの方がチト冒険的な傾向がある、気をつけよう。

・南沢の攻略法
・灼熱の南沢最後の登り
・バカげたカニのヨコバイからのクライムダウン
・中沢から北沢への無理やりトラバース
・登れなかったF5
・北沢の暴力的なヤブ漕ぎ
・最後の正念場、墓場尾根まで正確に辿れなかった（トシさんもこの時点で夢遊病状、ラリっていたので先行するワタクシをコントロール出来ずにいた）

体重▲1.2KG
アブの刺しあと12箇所

久々、ファンタスティックな山行だった

トシ

久々に疲れました。真夏に3本は無茶苦茶です！クレイジーです。北沢の最後の詰めをそくってしまい、sinさんには悪いことをしてしまいました。2日経っても筋肉痛治りません。でも楽しかったです！また行こう！！北鎌尾根も楽勝？

コメント

とる

全部入り
初めまして、お二人の記録はよく拝見しております。
北沢中沢南沢、石鎚の沢全部入りのレポに震えました。

私は以前、面河本谷〜中沢を上がりましたが、
ルートは巻き巻きだったのでやり残した感があります。
いずれ全て登るにしても、地道に一本づつこなして行こうと
改めて考え直しました（笑）

ありがとうございます。

sin-kazama

Re: 全部入り
はじめまして〜。
ヘムタイのトシさんが居たから行けたのであって( ´ ▽ ` )ﾉ

中沢登られたのですね、かなり消耗されたことと思われます。
しばらく笹とアブの恐怖症に苛まれそうです

トシ

Re: 全部入り
地道に一本づつがイイとおもいますよ！がんばろ〜。