北丹沢・岩水沢左俣遡行 → 絵瀬尾根下降
- GPS
- 08:19
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,365m
- 下り
- 1,387m
コースタイム
8:35 広河原
9:10 岩水沢入渓
9:15 F1
9:45 F2
9:55 F3
10:18 二俣
10:25 F4
10:55 岩水
12:25 絵瀬尾根に出る
12:55 1148地点
13:30 978地点
15:00 伊勢沢出合
16:00 日陰沢橋
天候 | 晴れ、時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今年になってから神ノ川流域の沢・尾根がなぜかしら妙に気になってしまい、今回は2名の仲間を得て岩水沢を遡行することにした。
神ノ川林道を歩いて広河原へ。今日は夕方から雨の予報となっているが、広河原に着いた時点ですでに怪しげな雲が浮かんでいる。河原を歩いて岩水沢出合まで行き、入渓準備をして岩水沢に入る。連日の暑さのせいか、沢の水もさほど冷たくない。
入渓してすぐにF1が現れる。流れの左側を登る。岩はしっかりしており、フリクションも良く効くので容易に登れる。
F2は右側のルンゼから。ここも容易だが、1箇所微妙なところがあったので念のためロープを出す。
F3も流れの左側を容易に登れる。ところどころに滑る岩があった。
F3を越えてしばらく歩くと二俣である。今日の目的の「岩水」のある左俣へ行く。
左俣に入って間もなく現れるF4は左から巻いた。二俣までは岩はしっかりしておりヌメリも少なかったのだが、このF4は岩が非常にヌメり、ホールドもグラグラだったので、無理しないで巻くことにした。しかし、巻き道もあまり良くない。落ち口へ最短で巻けそうな斜面はグズグズの土で危ない。立木を利用しながらやや高巻く。
F4を越えたあと、快適なシャワークライムを楽しみながら高度を上げて行くと、左手に「岩水」が現れる。パラパラとこぼれ落ちる程度に見えるが、そばまで行って手をかざしてみると結構な水圧を感じる。沢の水よりも冷たくて、飲むと美味しい。
岩水の場所から少し登ったところで水がほぼ涸れたので、ここで沢装備を解く。
最後の詰めは苦戦した。右側の尾根に逃げたいのだがどうやら沢を登りすぎてしまったようで、登れそうに見える所をいくつか突破しようと思うものの、なかなかうまく行かない。岩の出ている部分から登り始めたら、F4と同様非常に脆い岩で、斜面の途中で行き詰まってしまった。相棒がグズグズの土の斜面をなんとか突破したので、上からロープを垂らしてもらいなんとか脱出できた。もう少し低い位置から右の尾根に逃げる必要があるのだろう。この尾根を登り詰めると絵瀬尾根の主稜線に出る。
ここからは絵瀬尾根〜地蔵尾根〜姫次を経て東海自然歩道経由で下山、の予定だったのだが、相棒の希望により絵瀬尾根を降りることにした。3週間前に絵瀬尾根を登り、下りは難しいだろうと思ってはいたが、やはり一度間違えてしまった。しかし、尾根末端付近の斜面は3週間前よりも踏み跡がしっかりしており、前回通ったときよりも怖く感じなかったのは幸いだった。
神ノ川林道を歩いている間ずーっと雷鳴が鳴り響いていたが、運良く日陰沢橋に戻るまで雨は降らなかった。
なかなか良い沢だったと思う。
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