【男体山登拝講社大祭(昼間編)】日光男体山【乙28.4】
- GPS
- 04:36
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 1,210m
- 下り
- 1,205m
コースタイム
- 山行
- 3:56
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 4:35
天候 | 晴れ 後半雲増える |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
滑りやすい大岩や崩壊道で滑りやすくなっており、滑ったりこけたりする人が見受けられた。 |
その他周辺情報 | やしおの湯:市外民510円 外湯1、内湯2、サウナ1 |
写真
感想
今年の夏も男体山登拝大祭へ。
当初、7月31日の深夜より臨時バスに乗り込んでアプローチしようと考えていたが、仕事の都合で断念。天気予報では明け方曇りそうだったこともあり、あえて真夜中から歩き始めることもあるまいと、翌朝から歩き始めることとした。
いざ、日光駅に降り立ってみると、陽射しは熱いものの日光連山上空は青空だ。湿気が多いようで若干白んでいたが、この分ならご来光は迎えられたことだろう。
二荒山神社前に降り立つと、本来の社務所の他にテントに登山受付を設けたり、警察も出張してきたりと、なかなか大変なことになっている。神前で手を合わせ御挨拶の後、登拝門を潜り、山行開始。前回は闇夜の中の山行で道の状況が皆目分からなかった。やはり白昼歩いて道を確認しておいた方が良いだろう。
真夏とは言え、場所は奥日光。樹林帯で日も木の葉に遮られ、さほど暑くはない。が、何ということだろう。玉のような汗がダラダラダラリンと湧き出でて流れ出る。大気中の湿度が高すぎるというのもあるのかもしれない。夜間山行の帰還者がちょうど戻ってくる時間にあたり、道が悪いからか、睡眠不足のためか、滑ったりこけたりする人がいた。
三合目から四合目までは林道歩き。所々中禅寺湖が見えるが、やはり湿気が多いのか見るからに白んでいる。次々と警察車両が降りてきて四合目では陸上自衛隊も待機。私が来た頃はそろそろ撤収といった感じだった。
四合目から再度の山道。五合目、六合目、七合目、八合目と、これでもかというほど延々とガレた急登が続く。体内の水分が流れきったのか、汗も収まってきていたが、温存していた飲料を口にすると、それが呼び水となって、またしても汗がダラダラと流れ始める。運動中に水分を取るなとかつて言われていたのも、あながち理由の無い話ではないのかもしれない。
九合目付近は大崩壊したのか土嚢で修復したような跡がある。その左端に九合目の石碑がある。上りも下りも左側を歩く人が多いので、下りでは見落としがちだ。
間もなくすると視界が開け、青空の下、赤茶けた砂礫の急な登りを最後にこなせば、二荒山神社奥宮、そして山頂だ。
上っている途中から周りが白んでいたり雲が出ていたりと、山頂に到達する頃には雲で視界ゼロなのではないかと心配していたのだが、何とか間に合った。周りが雲だらけなのはその通りだが、真っ青な空も十分残っている。御来光狙いの山行者が捌けて、お昼時には少し早いということもあり、人はそこそこ。昼間には飲食物の販売はされていない。麓からは祭りの最中、太鼓の音がドンドコ聞こえる。
山頂で食事をとりながら、この後どうするかを考える。出発が遅く、暑くなくても汗がダラダラ出るような天気で、雲も広がっている。となれば、女峰山や太郎山とのセットは無いわけだが、それでも志津乗越側に降りるかどうか山頂を行ったり来たりしながら考える。結果として、志津乗越に降りても先が広がらないと考え、今回は正しく登り、正しく降りることとする。
上ってきた道を戻る。九合目以上の砂礫の道は下りではより滑りやすい。また、五合目〜八合目のガレ場岩場も下りではさらなる慎重さを求められる。ちょうど山腹に雲がかかり、ちょっとだけ幻想的な山歩きを楽しめた。
四合目まで下ると上るときにあったテント屋台も自衛隊も撤収済みで、何だか祭が終わった後のような寂しい感じがする。三合目からはやや歩を早め、どこが二合目か分からないままに下山。下山後の御神水、二荒を飲み干す。
というわけで、今回はコンパクトに締める。山頂も雲で覆われてしまったようだし、ちょうど良い山行だった。二荒山の神々の御陵威に触れ、新たな気持ちで八月を迎える。ただひたすら前進あるのみ。
〜おしまい〜
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